あらすじ
第23話は、林之校と顧魏の心の距離がさらに縮まる様子を描いています。林之校はかつて自分を治療してくれた医師のことを思い出し、なんとその医師が今の顧魏だったということに気づきます。この事実を知り、林之校の顧魏への想いはさらに深まります。二人は毎年この場所で日の出と星空を見る約束を交わします。しかし、顧魏にはドイツへの留学という大きなチャンスが訪れ、彼は難しい選択を迫られます。このことを知った林之校は驚きを隠せません。
一方、林之校の両親は、娘と顧魏の関係に気づき始めます。特に父親の林建國は顧魏に対して慎重な姿勢を見せています。また、林之校の親友である印璽の恋愛模様も描かれ、物語に彩りを添えています。
そして最後に、林之校は邵江からコンサートのチケットをもらい、顧魏を誘おうと考えます。顧魏のドイツ行きに関する決断が、この話の大きな転換点となるのです。
ネタバレ
林之校は、かつて自分を治療してくれた真面目な医師のことを顧魏に話していた。話が進むにつれ、顧魏の表情は怪しくなり、ついに自分がその医師だったと白状する。当時の彼は太っていて、林之校は気づかなかったのだ。顧魏は昔の携帯写真でそれを証明し、林之校は驚きながらも運命の不思議さを感じ、顧魏がいるこの場所をいつの間にか好きになっていたことに気づく。
二人は毎年ここで日の出と星空を見る約束をし、旅行を終えて帰る途中、林之校は顧魏が自分に気があるのではとからかう。顧魏は冷静に否定するが、林之校が寝たふりをすると、微笑んで車を停め、先に好きになったと告白しながらキスをする。突然のキスに林之校は目を見開く。
林之校の家まで送ると、二人は別れを惜しんで抱き合う。そこに林之校の両親が帰宅し、彼女はとっさに転びそうになったところを顧魏に助けられたとごまかす。母親は信じるが、父親は疑いの目を向ける。
夕食時、両親は林之校が旅行の写真をSNSに上げていないことや、数珠をつけていることに気づく。林之校は言い訳をするが、父親の視線に耐えられず、食事を済ませると部屋にこもる。父親は顧魏との関係を疑い、母親は顧魏を良い青年だと肯定する。
その後、顧魏はベルリンへの一年間の研修の話が来ていることを林之校に電話で相談するが、父親が現れたため電話は中断される。夜、林之校はこっそり顧魏に会いに行くが、父親が尾行していた。誤解を避けるため、二人はわざと喧嘩をするフリをし、父親は顧魏に林之校にちょっかいを出すなと警告する。顧魏は何も言えず、大事な話はできなかった。
父親の警戒が厳しいため、林之校は部屋に戻ってすぐに顧魏にメッセージを送り、連絡はメッセージですることに。翌日、図書館で林之校は親友の印璽が恋人と疎遠になっていることを知る。印璽はまだ望みを捨てていないが、次第に諦めかけていた。彼女は林之校の恋愛計画ノートを見て、その努力を勉強に回せば成績が上がると冗談を言う。
林之校は最近は練習で顧魏と過ごす時間が減っていたが、それでも一緒にいられる時間を大切にしている。印璽が邵江のマネージャー安菲の片思いの話をしていると、邵江が現れ、林之校にコンサートのチケットを渡し、両親を招待するように言う。林之校は顧魏のことを思い、もう一枚チケットを頼むと、邵江は快諾する。
林之校は病院で顧魏にチケットを見せ、自分がチェロを弾くことを伝える。顧魏は林之校の恋愛計画ノートを見て温かい気持ちになり、キスをする。林之校がノートをめくると、研修プログラムの書類を見つけ、顧魏はドイツ行きを検討していることを告白する。突然のことに林之校は驚き、その場を去る。
第23話の感想
第23話は、林之校と顧魏の関係性が大きく進展する一方で、新たな試練が訪れる重要な回でした。二人の過去の接点が明らかになるシーンは、運命的な出会いを改めて感じさせ、胸が温かくなりました。林之校が顧魏の存在によってこの場所を好きになったという告白も、二人の深い繋がりを象徴しています。
車でのキスシーンは、これまでの二人のもどかしい関係から一歩踏み込んだ、大きな変化を感じさせる名シーンでした。顧魏の素直な告白と、林之校の驚きながらも嬉しそうな表情が印象的です。しかし、この幸せな時間も束の間、林建國の登場により、二人の関係は再び試練を迎えます。
林建國の娘に対する愛情は理解できますが、少し過保護すぎるようにも感じました。顧魏との仲を疑い、尾行したり、警告したりする姿は、見ていて少しハラハラしました。一方、林の母の理解ある態度は、二人の関係を応援したくなる気持ちにさせてくれます。
ドイツ研修の話は、今後の展開を大きく左右する重要なポイントです。顧魏にとってキャリアアップのチャンスであると同時に、林之校との関係を考えると難しい決断を迫られることになります。二人の関係がどのように変化していくのか、今後の展開が非常に気になります。
つづく