あらすじ
第24話は、林之校と顧魏の恋愛模様と、二人を取り巻く様々な試練を中心に展開します。林之校はドイツへの海外派遣を控えて悩み、顧魏も海外研修の機会に葛藤を抱えていました。二人は共に夢を実現しようと、林之校は解決策を探りますが、現実は厳しく、彼女は落胆します。
そんな中、林之校の父・林建國は、娘と邵江の関係を誤解し、一連の騒動を引き起こします。最終的に、顧魏は林之校と一緒に行けるのでなければ、自身のチャンスを諦める決断を下します。この決断は林之校の母には歓迎されますが、林建國は猛反対。しかし、母の説得により、林建國の態度は徐々に軟化し、顧魏を家に招いて食事をすることを承諾します。
一方、林之校は演奏会で成功を収め、契約のオファーを受けます。これは、彼女と顧魏の未来に新たな可能性をもたらすものでした。
そして、顧魏は医師としての責任感を発揮し、緊急医療事案に迅速に対応、そのプロフェッショナルな姿を改めて示します。
ネタバレ
ドイツ赴任を控えた林之校は、ベッドで寝付けずにいた。顧魏もまた同じ気持ちで、彼女が作った恋愛計画表を見て複雑な思いを抱き、赴任を辞退する電話をかけようとするも、ためらってしまう。
蕭珊と印璽は、林之校の悩みを聞き、それぞれアドバイスをする。それをヒントに、林之校は顧魏と一緒に海外へ行くことを思いつくが、現実は容易ではないことを知り、落胆する。一方、顧魏も海外研修の契約書を前に迷っていた。
翌日、林之校は両親に演奏会のチケットを残す。しかし、林建國は娘と邵江が付き合っていると勘違いし、こっそり学校へ行き、二人の様子を偵察する。練習後、邵江に会い、将来の娘婿と勘違いして質問攻めにするが、邵江は誤解を解き、安菲が恋人だと説明する。林建國は気まずそうにその場を去る。
金石は印璽と話し合おうとするが、印璽は自分の非を認めず、金石を責める。二人の溝は埋まらず、金石は印璽に失望し、別れを告げる。
顧魏は学校で林之校に会い、彼女が逃げようとして転倒したため、病院へ連れて行く。娘の怪我を知った林建國と妻は病院へ駆けつける。顧魏は林之校の手当てをしながら、ドイツには一緒に行ける場合以外は行かないと告げる。林之校は感動の涙を流す。そこに林建國夫妻が現れ、林之校は慌てて説明するが、顧魏は二人の交際を宣言する。林建國は激怒して帰るが、林の母は二人の関係を応援する。
帰宅後、林之校は父親の機嫌を伺いながら部屋へ戻る。林の母は娘を励まし、将来のことをよく考えるように忠告する。林之校は真剣な交際であることを伝え、父親を説得してくれるよう頼む。林の母は娘の幸せを願い、林建國に話をし、最終的に顧魏を夕食に招待することを承諾させる。
自宅で待機していた顧魏は、林之校からの連絡を受け、安堵する。蕭珊は顧肖の携帯をチェックするが、何も見つからない。実は顧魏は第二システムを使って怪しい連絡先を削除していたのだ。
林之校の演奏会は大成功で、顧魏と林家両親は誇らしげに見守る。終演後、安菲は林之校に契約をオファーする。その内容は、林之校と顧魏の希望に合緻するものだった。二人は病院の屋上で喜びを分かち合い、顧魏は正式に林家に結婚の挨拶をすることを提案する。
娘の将来を心配する林建國は、林の母の説得により、顧魏を夕食に招くことに同意する。林之校は喜び勇んで顧魏に連絡する。
病院で多忙な顧魏は、緊急手術が必要な患者を担当するが、家族と連絡が取れない。患者の命を優先し、顧魏は特例許可を申請し、手術の準備を進める。
第24話の感想
第24話は、様々な感情が交錯する、まさに山あり穀ありの展開でした。林之校と顧魏のドイツ赴任問題を中心として、それぞれのカップル、そして家族の物語が深く描かれていました。
まず、林之校と顧魏の関係は、大きな転機を迎えます。ドイツ行きという難題に直面し、将来への不安を抱えながらも、お互いを深く思いやる気持ちが再確認されました。特に、顧魏が「一緒に行ける場合以外は行かない」と告げるシーンは、彼の強い決意と深い愛情が伝わり、胸を打たれました。二人の関係は、周囲の仮対や困難を乗り越え、より強固なものへと発展していく様子が見て取れます。
一方、コミカルな展開を見せたのが林建國と邵江の誤解劇。邵江を娘の彼氏と勘違いした林建國の一連の行動は、笑いを誘うと同時に、父親としての娘への愛情を垣間見せてくれました。このシーンは、シリアスな展開の中で良い息抜きとなり、物語に温かみを与えています。
また、金石と印璽、顧肖と蕭珊のカップルにも変化がありました。金石と印璽は、ついに破局を迎えます。二人の関係は以前から不安定でしたが、決定的な亀裂が入り、修復不可能な状態になってしまいました。一方、顧肖と蕭珊の関係は、一見安定しているように見えますが、顧肖の隠された行動が今後の展開に波乱を予感させます。
つづく