あらすじ
第4話では、顧肖が以前の誤解を解き、蕭珊に謝罪する場面から始まります。しかし、ビデオ通話の著信をきっかけに気まずい雰囲気が流れ、蕭珊は席を立ちます。一方、林之校は顧魏に近づくため、蕭珊の協力を得てロマンチックなカップル向けのレストランを予約しますが、これが裏目に出て気まずい状況に。
林之校は父親の手術を顧魏に頼みますが、そこで顧魏が過去の失敗した手術によって心に深い傷を負っていることを知ります。それでも林之校は諦めず、顧魏を説得し続け、ついに顧魏は恐怖を克服し、手術を成功させます。
また、林之校はまだ楽団には加入できませんでしたが、音楽の夢を諦めず、チャンスを掴むために努力を続けています。
ネタバレ
顧肖は前回の誤解を謝罪するため、蕭珊にプレゼントを用意して謝りました。蕭珊の怒りも少し収まったものの、そこにビデオ通話がかかってきます。相手は「顧肖哥哥」と甘える若い女性。蕭珊は皮肉を言い放ち、その場を去ります。顧肖も慌てて通話を切りました。
一方、林之校は顧魏に近づくため、病院の廊下で待機していました。ちょうどお昼時だったため、蕭珊にレストランを尋ねると、彼女はわざとロマンチックなカップル向けの店を予約します。気まずくなった林之校は、用意していた紅包を渡して逃げるように立ち去ります。顧魏は林之校が手術を拒否された理由を誤解していることに気づき、紅包の金を返し、転科申請が通ったらこの件に関わらないようにしようと決めます。
林之校の母親は返金に気づき、娘を問い詰めます。林之校は諦めず、顧魏を説得しようとしますが、彼は困惑し、トイレに逃げ込みます。林之校は外で待ち続け、ついに顧魏は話すことを承諾します。彼は恩師・梁周の手術で執刀医を務めたものの、術後合併症で亡くしてしまった過去を告白します。この経験がトラウマとなり、手術室に入れなくなってしまったのです。
林之校は話を聞き、責めることなく顧魏を慰めます。その夜、彼女は父親と語り合い、父娘関係は改善されます。林之校の励ましもあり、顧魏は恐怖に立ち向かい、手術台に戻ろうと決意します。林建國の手術当日、顧魏は恐怖を克服し、手術を成功させます。
杜医師は勤務態度が悪く、顧魏に厳しく叱責されます。林之校は楽団の大提琴奏者にはなれませんでしたが、諦めずに練習を続け、先生に熱意を伝えようとします。顧魏との会話で、彼女は彼に過去と向き合い、前へ進むよう励まします。林之校に鼓舞された顧魏も、自身の医師としての道を改めて見つめ直します。
最後に、林之校は食事を持って病室に戻り、父親が食べるのを見守ります。その後、病院の廊下で、音楽の夢を諦めないことを心に誓います。そして、楽団の先生に再び思いを伝え、再考を願うのでした。
第4話の感想
第4話は、登場人物たちの心の葛藤や成長が丁寧に描かれた、感動的なエピソードでした。特に、顧魏先生のトラウマ克服までの過程は、見ているこちらも胸が締め付けられるようでした。恩師を失った悲しみ、手術への恐怖、そしてそれらを乗り越えようとする強い意誌。彼の繊細な心情の変化が、俳優の素晴らしい演技によって見事に表現されていました。林之校の明るく前向きな性格も、顧魏先生を支える大きな力になったのでしょう。彼女が父親との関係を修復していく様子も、心温まるシーンでした。
一方、恋愛面では、顧魏先生と林之校の間に少しずつ変化が現れ始めたように感じます。林之校の誤解に基づく行動はコミカルでしたが、それがきっかけで二人の距離が縮まったようにも見えます。また、顧肖と蕭珊の関係にも波風が立ち始め、今後の展開が気になるところです。
つづく