あらすじ
第6話では、顧魏の母親の計らいで、顧魏と高浠 の接点がより多く描かれています。母親は二人の仲を進展させようと画策しているのです。一方、林之校は病院で父親が残したメモを見つけ、自殺を図ろうとしているのではないかと心配します。それを知った顧魏はすぐさま行動を起こし、高浠 と共に病院へ林建國を探しに向かいます。緊迫した捜索の末、顧魏と林之校は、娘の夢を叶えるために故郷へ帰ろうとしていた林建國を駅で見つけます。父親の行動に自責の念を抱いた林之校は涙を流します。落ち込む林之校を顧魏は優しく支え、慰めました。
また、顧肖は夕食をめぐって家族と衝突しますが、最終的には母親の助けを受け入れます。父親の問題が解決した後、林之校は顧魏への感謝の気持ちを伝えました。このエピソードは、登場人物たちの複雑な感情の絡み合いと、家族間の相互理解と支えを描いています。
ネタバレ
顧魏と顧肖が帰宅すると、高浠 が家にいた。実は顧母が、顧魏と高浠 の関係を進展させようと、彼女を食事に招待したのだ。食卓では、顧母が高浠 への好意を露わにし、将来の家庭生活についてそれとなく促す。一方、病院で林之校は父親が残したメモを見つけ、不安に駆られる。杜医師が顧魏に連絡する。
林建國が自殺を考えているかもしれないと知った顧魏は、すぐに杜医師に監視カメラの映像を確認させ、病院へ急ぐ。高浠 も事情を知り、顧魏と一緒に病院へ向かう。顧肖と顧母は家で食事を続ける。
病院に著くと、顧魏は林之校を慰め、林建國を探すが、見つからない。林之校は母親からの電話で父親が帰宅していないことを確認し、さらに焦る。その時、林之校が腹痛を訴え、顧魏はすぐに車を停めて生理用品と温かい飲み物を買い、彼女の痛みを和らげる。顧魏は林之校に落ち著くように言い聞かせ、林之校は幼い頃の記憶を思い出し、涙を流す。
林の母から、林建國が故郷行きの切符を買って、既に駅に著いている可能性があると連絡が入る。林之校と顧魏は駅へ急ぎ、ついに林建國を見つける。林之校は父親の行動に怒り、人前で彼を責める。林建國は、故郷へ行ったのは娘の幼い頃の願い事を書いたリストを探しに行くためで、娘の願いを葉えたいのだと話す。林之校はそれを聞いて感動し、これまでの言動を後悔する。
林之校はトイレに行くと言って、感情を抑えきれずに泣き出す。顧魏は後を追って慰める。最初はぎこちないものの、最後は抱きしめて支える。顧魏は自分の潔癖症は林之校によって治ったと言い、林之校は驚きと温かさを感じる。
林之校は父親と帰る途中、眠っている父親の姿を見て、父娘の情愛を感じる。顧魏はバックミラー越しにその様子を見て、安堵と複雑な感情を抱く。
一方、顧肖は夕食が足りなかったと文句を言い、母は夜食を用意する。父は冷ややかな態度で、顧魏と顧肖の違いを比べている。父子喧嘩になり、父は顧肖のクレジットカードを止めると言い出す。それでも顧肖は母の助けを受け入れ、カードを受け取って出て行く。
病院で待っていた林の母は、娘と顧魏が林建國を連れて戻ってくるのを見て、怒りと心配の入り混じった気持ちになる。林之校は父親の事を済ませた後、顧魏に感謝し、二人は別れる。翌朝、林之校は家族写真を見て、幸せな時間を思い出す。そして顧魏はベランダに立ち、何かを考えている様子だった。
第6話の感想
第6話は、林之校の家族を中心としたエピソードで、特に父娘の絆に焦点が当てられていました。林建國の突発的な行動は視聴者をハラハラさせましたが、その裏には娘への深い愛情が隠されていました。幼い頃の願い事を葉えたいという純粋な思いは、見ているこちらも胸を打たれました。林之校も最初は父親に腹を立てていましたが、本当の気持ちを知り、仮省する姿は素直で共感できました。
また、このエピソードでは顧魏の優しさも際立っていました。林之校の不安な気持ちに寄り添い、生理痛にも気を配るなど、細やかな気遣いが印象的でした。特に、潔癖症を克服したと告げるシーンは、二人の関係性がさらに深まっていることを感じさせ、感動的でした。高浠 の存在は、顧魏と林之校の関係に少し影を落とすかと思われましたが、今回はそれほど大きな影響はありませんでした。今後の展開に期待したいです。
一方、顧肖と両親の確執も描かれていました。兄の顧魏とは対照的な顧肖の奔放な性格は、時に問題を引き起こしますが、どこか憎めないキャラクターです。家族との衝突は、今後の成長に繋がる重要な伏線となるかもしれません。
つづく