あらすじ
第七話では、主に林之校の母親が手術を控える林建國に付き添う様子が描かれています。付き添いの間、林の母は林建國との馴れ初めを語り、真実の愛の大切さを強調しました。手術は無事成功し、林之校は顧魏医師のサポートに感謝の意を表します。その後、病院主催のチャリティ音楽会で演奏の機会を得た林之校は、見事オーケストラへの加入を果たします。林之校と顧魏の交流は次第に増え、互いに好意を抱き始める様子が描かれています。一方、高浠 は顧魏に気があるようですが、顧魏は林之校の方を気に掛けているようです。球球の退院時には、林之校と顧魏がそれぞれプレゼントを贈り、球球との深い友情が垣間見えました。
ネタバレ
林建國の手術を控える中、顧魏は林之校に最善を尽くすと約束する。手術室の外で待つ林之校と母。母の緊張を和らげるため、林之校は両親の若い頃の思い出話を持ち出す。林の母は林建國との日々を懐かしみ、深い愛情を語り、現代人の愛情の捉え方の浅さを嘆き、内面を重視すべきだと語る。
手術は無事に成功し、林建國は入院観察が必要だが、合併症がなければすぐに退院できるとのこと。安堵する母娘。一方、職場に戻った顧魏は、ドアノブに挟まれた林之校からの感謝のメモを見つける。
林之校は父の看病をしながら、病室でチェロの練習を続ける。ある夜、回診に来た顧魏は、父のベッド脇で眠る林之校にそっと上著をかける。練習場所のない林之校の事情を知った顧魏は、病院主催のチャリティコンサートに出演する機会を与え、林之校はバンドに加入することに。顧魏のサポートもあり、林之校は見事バンドリーダーに認められ、正式メンバーとなる。
林之校のバンド加入を知った蕭珊は電話で祝福し、林建國の容態を尋ねる。顧魏の助力があったことを伝えると、蕭珊は何かに気づいた様子で、林之校は少し気まずくなり、電話を切る。顧肖は蕭珊にバーを一緒に経営しようと持ちかけるが、蕭珊はカフェを希望し、後日改めて話し合うことに。
バンドメンバーになった喜びを分かち合おうと、林之校はお菓子と飲み物を買って顧魏を訪ねる。屋上で、もっと親しい呼び方をしたいと提案するが、いくつか試してもピンと来ず、結局「顧先生」のままにすることに。両親にも良い知らせを伝え、夏のコンサートのチケットを渡す。
高浠 も回診中に林之校からチケットを受け取り、一枚を顧魏に渡し、当日は院内会議があるかもしれないと伝える。顧魏はチケットを受け取り、微笑んで本に挟む。
退院間近の球球の誕生日を祝い、医師たちがケーキを用意し、林之校も参加する。高浠 は顧魏とケーキを分けようと提案するが、顧魏は断る。周囲の医師たちは二人の仲の良さをからかうが、林之校は少し居心地が悪そうだ。パーティーの後、林之校を見送る顧魏の姿を見た高浠 は、二人の距離を改めて感じる。球球は退院前に顧魏と林之校に感謝の気持ちを込めて、手作りのプレゼントを渡す。
このエピソードは、林之校と顧魏の深まる友情、そして音楽の道で成長を遂げる林之校の姿を描いている。
第7話の感想
第7話は、林之校と顧魏の関係性が少しずつ深まっていく様子が丁寧に描かれており、見ていて心が温まるエピソードでした。特に、林之校が父親の手術を控えて不安な中で、顧魏が医師としてだけでなく、人間として彼女を支えようとする姿が印象的でした。手術室の外で待つ林之校と母親の会話も、家族の温かさを感じさせる良いシーンでした。林の母が語る、現代社会における愛情の捉え方への問いかけは、視聴者にも考えさせられるものがありました。
林之校が音楽の夢に向かって一歩ずつ前進していく姿も、このエピソードの見どころの一つです。練習場所の確保に苦労していた彼女に、顧魏が病院のチャリティコンサートへの参加を勧めるシーンは、彼の優しさと思慮深さが感じられました。バンドメンバーとして認められ、正式に加入が決まった時の林之校の喜びようは、見ているこちらまで嬉しくなるほどでした。
また、高浠 の存在もこの物語に複雑な要素を加えています。顧魏への好意を隠そうとしない高浠 と、それに気づきながらも、林之校への特別な感情を自覚していく顧魏。二人の間の微妙な空気感が、今後の展開をより一層面白くさせてくれそうです。
つづく