あらすじ
第11話は、葉時藍と陸昭西の複雑な感情のやり取りを中心に展開します。二人のキス写真が、二人の間の微妙な変化のきっかけとなりました。葉時藍は陸昭西に写真を削除するように頼み、自身もコピーを削除しましたが、陸昭西はその後写真を復元し、葉時藍を食事に誘うための材料に使いました。
会話の中で、陸昭西は葉時藍への好意をほのめかしますが、江淮明の名前を出したことで、気まずい雰囲気になります。葉時藍は、小児科主任の就任を辞退します。周りの目を気にしたためです。
昼食時、陸昭西は葉時藍の母親に見せるために二人の写真を撮ろうと提案し、葉時藍に恋人ができれば、この駆け引きのような関係を終わらせると言います。
職場に戻った後、陸昭西と父親の会話を耳にした葉時藍は、自分の家庭環境を思い浮かべます。そして、夜に姚作家と話をする中で、自分が陸昭西に惹かれていることに気づき始めます。同時に、自分らしく生きていこうという決意を新たにします。
ネタバレ
第11話、葉時藍と陸昭西は一枚の写真をきっかけにやり取りを始めます。姚作家は写真の内容が気になり、すぐに見せてもらおうとします。葉時藍は陸昭西に写真を送らせた後、携帯の原本を削除するように頼み、車内ですでに二人のキス写真もこっそり消していました。陸昭西は葉時藍の言うとおりに写真を削除しますが、すぐに後悔し、ゴミ箱から全ての写真、キス写真も含めて復元します。
姚作家は陸昭西が葉時藍に気があるのではと分析しますが、本人は認めません。翌日、葉時藍は母親を見送る際、お金を渡され、お金の心配をせず、同僚と気前よく付き合うように言われます。その後、陸昭西は写真をネタに葉時藍を昼ご飯に誘い、葉時藍は承諾します。
小児科の主任が不在のため、陸昭西は葉時藍に意見を求めます。葉時藍は皆優秀なので、陰で他人を評価したくないと答えます。陸昭西は葉時藍も適任だと考えますが、葉時藍はコネと言われるのを恐れ、断ります。江淮明の話になると、二人は少し気まずくなり、葉時藍は多くを語りたがらず、陸昭西も江淮明の話題に不快感を示します。
昼ご飯の時、陸昭西は葉母に見せるために二人の写真を撮ろうと提案し、葉時藍に彼氏ができたらこのゲームを終わらせると言います。葉時藍は承諾し、陸昭西の細やかな気遣いに気づきます。しかし、葉時藍が陸昭西にも良い彼女ができるようにと言うと、陸昭西はそれを好まず、逆に江淮明についてどう思うか尋ねます。葉時藍は江淮明は条件が良いと思いますが、陸昭西は調査してから判断すると言います。
オフィスに戻り、二人が別れの理由を冗談で話していると、陸昭西の父親がいました。父親は息子に男女関係には慎重に、職権乱用はしないように忠告します。陸昭西は葉時藍は臨時の助手で、すぐに小児科に戻ると説明します。季さんの来訪については、父親は息子にうまく対応し、自分の立場を固めるようにと望みます。陸昭西も父親に母親の誕生日プレゼントの準備を促します。
陸昭西と父親の関係を見て、葉時藍は自分の父親を思い出し、二人の違いを感じます。陸昭西は葉時藍が季さんとWeChatで繋がっていることを知り、一緒に季さんのプラン作りを手伝おうと提案し、どんな時でも一人ではないと葉時藍に伝えます。
夜、姚作家はカップラーメンを作り、ケーキを買い、葉時藍と陸昭西との関係について話します。葉時藍は時々彼との距離が近く感じ、もしかしたら好きになっているかもしれないと思う仮面、二人は違うタイプの人間だと感じます。姚作家はこの会話から創作のインスピレーションを得ます。
家に帰った葉時藍は、本に挟んであった父親の写真を見ながら、子供の頃、誕生日ケーキを買ってもらうために父親を探しに行き、父親が現場監督に叱責されているのを見た時のことを思い出します。父親は仕事での嫌なことは誕生日ケーキを買うことに関係なく、人の道はそれぞれ違うのだから、自分がしっかりしていれば良いのだと教えてくれました。
第11話の感想
第11話は、葉時藍と陸昭西の関係に微妙な変化が現れ始めた、重要な回だったと言えるでしょう。一枚の写真を巡るやり取りから、二人の距離はさらに縮まり、陸昭西の隠された想いが少しずつ表面化していく様子が見て取れました。特に、削除した写真をわざわざ復元する行動は、彼の葉時藍への意識の高まりを象徴的に示しています。
姚作家の鋭い指摘も、二人の関係性に新たな視点を提供しています。陸昭西自身はまだ自覚していないようですが、周囲の人々は彼の変化に気づき始めており、今後の展開への期待感を高めています。
つづく