あらすじ
第22話は、葉時藍がネット炎上による心境の変化と、陸昭西との関係の進展を描いています。葉時藍はネット攻撃に苦悩しますが、親友の姚佳佳 に慰められ、徐々に元気を取り戻します。陸昭西は葉時藍を守るため、父親に彼女の担当を外した理由を問いただし、嫌がらせを防ぐために新しい電話番号を用意します。しかし、陸昭西がこれまで順風満帆すぎるため、試練が必要だと考えた陸会長は、葉時藍と陸昭西の偽装別れを企て、陸昭西の対応力を見極めようとします。葉時藍は内心葛藤しながらも、この計画を受け入れ、高院長に桃源村への医療支援を申し出ると同時に、陸昭西と別れたふりをします。
このエピソードでは、林凱文が病院内部の事情に精通していること、そして葉時藍と陸昭西の別れに対する彼の態度も明らかになります。林凱文は冷静に状況を見つめている様子です。
最後に、葉時藍は陸昭西を騙していることに罪悪感を抱きますが、林凱文は実に落ち着き払った様子を見せています。
ネタバレ
葉時藍は帰宅後、姚佳佳 がネットで彼女を擁護しているのを見て感動し、二人で酒を酌み交わしながら語り合った。佳佳の励ましで時藍の気持ちは晴れやかになった。一方、陸昭西は時藍の停職処分について父親に詰め寄るが、父親は昭西が彼女を炫耀しすぎたのが原因だと考えていた。
翌日も炎上は続き、昭西は時藍が嫌がらせで診察を受けさせられるのではないかと心配する。時藍は既に迷惑電話を受け始めており、曽医師は彼女を慰め、人の揚げ足を取る者がいるものだと諭した。林凱文は高院長に状況を尋ね、人事異動の可能性があると聞き、陸会長に報告した。
時藍の母親は娘を心配し、昭西が本当に彼女を愛しているのかどうかを尋ねる。時藍は母親に昭西の愛を信じていると伝え、来週彼を家に連れて行き説明すると約束した。時藍は、かつて母親の遺書を見つけた時の恐怖を語り、その時以来、母親の負担を減らそうと誓ったと明かした。昭西は、時藍は母親にとって負担ではなく、生きる力だと告げた。その時、陸会長から体調不良を訴える電話があり、昭西に代理の出張を要請した。
昭西は時藍への嫌がらせを防ぐため、新しい携帯電話を用意した。時藍は休暇を取り、昭西の日用品の買い物を手伝い、空港まで見送った。荷造りの際、時藍はコンドームを見つけ、昭西は景品だと説明し、時藍は気に留めなかった。
昭西が出発した後、陸会長は時藍と会い、以前の体調不良は嘘で、息子の試練だったと明かした。陸会長は、時藍の父親の自殺事件への世間の詮索を避けるため、昭西と偽りの別れをするよう時藍に頼んだ。時藍は同意し、昭西には秘密にすることにした。
時藍は佳佳にこの件を相談し、佳佳は自信を持つように励まし、専門的なアドバイスをすると約束した。時藍は予定通り昭西とビデオ通話を行い、全て順調を装い、国旗掲揚を見に行こうと提案した。昭西は承諾したが、今日の時藍の様子が少しおかしいと感じた。
その後、時藍は高院長を訪ね、桃源村への医療支援を申し出、昭西と別れたことを告げた。高院長は検討すると答え、昭西に連絡を試みるが、昭西は出張中だった。高院長は林凱文に相談し、林凱文は以前昭西が寄付した超音波診断装置の件を調べることを提案した。
後に林凱文は時藍と会い、時藍は昭西を騙したことに罪悪感を抱いていたが、林凱文は自分はよく人を騙すので罪悪感を感じないと語った。
第22話の感想
第22話は、山積する問題とそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、今後の展開がますます気になるエピソードでした。葉時藍と陸昭西の愛は試練の時を迎えています。ネット炎上、父親の自殺という過去、そして陸会長の策略。時藍は愛する人を守るため、偽りの別れという苦渋の決断を下します。彼女の深い愛情と強い覚悟が胸を打ちます。
特に印象的なのは、時藍と母親の会話です。母親の負担になりたくないという彼女の思いは、過去の辛い経験に基づいています。しかし、昭西は時藍の存在が母親の生きる力になっていると気づき、彼女を支えようとします。二人の強い絆を感じさせるシーンでした。
つづく