あらすじ
第6話は、葉時藍と陸昭西の徐々に深まる関係性を描いています。葉時藍はアシスタントとして一生懸命働き、時折ドタバタすることもありますが、彼女の真面目さと努力は陸昭西に認められています。二人は連絡先を交換し、より直接的なコミュニケーションを取るようになり、それとなく微妙な空気が漂い始めます。
一方、病院内では権力争いが水面下で進行しています。高院長は林秘書を取り込み、陸昭西を監視させようとします。黄主任は自分の行動が院長に報告されることを恐れています。
そんな中、陸昭西は葉時藍を夕食に誘います。そこで彼は、彼女をアシスタントに選んだ真の理由は、個人的な遺恨ではなく、病院の労働環境を改善するためだと説明します。
ネタバレ
院長秘書として忙しい日々を送る葉時藍。充実感を感じながらも、陸昭西からの突然のフルーツティーの差し入れに戸惑う。同僚たちは二人の関係を噂し始め、葉時藍は陸昭西の期待に応えようと努力するも、自身の未熟さを痛感する。
自宅で親友と話す中、葉時藍は陸昭西の長所を見つけるようになり、彼への見方が変わりつつあることを告白する。一方、親友は相変わらず林特助の行動を小説のネタにしている。高院長は陸昭西を監視するため、林特助に葉時藍を秘書に選んだ理由を尋ねるが、林特助は黄主任への牽製だと上手くかわす。
病院では、陸昭西がドキュメンタリー企画を進める中、葉時藍は院長との連絡先を交換していないことに気づく。陸昭西の提案で連絡先を交換する際、葉時藍は「A-葉時藍」と登録するようアドバイスする。陸昭西は「A」を最重要人物の印だと勘違いし、二人の間に微妙な空気が流れるが、葉時藍はすぐにいつもの調子に戻り、陸昭西に腰痛対策を促す。
仕事終わりに、林特助は陸昭西に葉時藍の仕事ぶりへの評価を尋ね、秘書にした目的を再確認する。陸昭西は林特助に気楽に話せばいいと言うと、林特助は陸昭西が葉時藍に好意を持っているのではないかと小学生のような恋だとからかう。陸昭西は驚き、会話を切り上げる。
高院長は葉時藍に陸昭西の予定を聞くが、何も得られずに去る。その後、陸昭西は葉時藍を食事に誘い、二人が一緒に病院を出る姿を見て、再び同僚たちの噂が飛び交う。
レストランで、葉時藍はメニューの値段に驚き、結局陸昭西と同じメニューを注文する。桃源村の件で借金を返そうとする葉時藍に対し、陸昭西は半分だけ現金で返せばいいと冗談を言う。葉時藍がATMへ向かおうとすると、陸昭西は冗談だったと慌てて訂正し、気まずい雰囲気が漂う。
林特助の「小学生の恋」発言を思い出した陸昭西は、自分の行動を仮省する。葉時藍と目が合い、緊張のあまり水を飲んで火傷してしまう。食事中、陸昭西は葉時藍を秘書に選んだ理由が、彼女の誠実さであり、報復のためではないことを説明する。そして、葉時藍の助けを借りて病院の職場環境を改善し、皆が楽しく働けるようにしたいと語る。
帰り道、葉時藍は黄主任の不正行為を陸昭西に報告する。葉時藍の自宅に著くと、陸昭西は約束通り大量のカップラーメンをトランクから出し、桃源村の件はこれでチャラにする。
翌日、陸昭西は葉時藍に黄主任の著書を借りてくるよう指示する。院長の様子に黄主任と江淮明は疑問を抱き、黄主任は江淮明に葉時藍が秘書になった理由を尋ねるが、江淮明は知らない。黄主任は江淮明の同僚への無関心に腹を立て、彼を追い出す。
昼休憩後、林特助は親友の働くスイーツ店を訪れ、今回はアイスアメリカーノを注文する。そこで、店員の名前が姚佳佳 であることに気づく。
その後、黄主任は院長室を訪れ、告げ口があったのかを尋ねる。陸昭西は黄主任が部下を搾取し、その資料で本を書いているという報告があったことを告げる。その言葉を聞き、葉時藍は衝撃を受ける。
第6話の感想
第6話では、陸昭西と葉時藍の関係性が少しずつ変化していく様子が繊細に描かれていました。特に、陸昭西が葉時藍への好意を自覚していく過程が微笑ましく、林特助の「小学生の恋」という表現がぴったりでした。普段は冷静沈著な陸昭西が、葉時藍の前ではドギマギしたり、緊張で水をこぼしたりする様子は、見ているこちらまでドキドキさせられました。
葉時藍の方も、陸昭西の優しさや誠実さに触れ、彼への印象を改めていく様子が印象的でした。最初は戸惑っていたフルーツティーの差し入れや、食事の誘いも、回を重ねるごとに自然に受け入れるようになり、二人の距離が縮まっていることを感じさせます。
つづく