あらすじ
第7話は、職場での不適切な行動と人間関係を中心に展開します。黄主任は、以前部下の葉時藍さんを含む科員たちに資料整理を手伝ってもらったことを認め、「自発的なものだった」と主張しました。しかし、陸昭西さんは葉時藍さんがこの件に不満を抱いていたことを指摘し、彼女を怒らせ、気まずい思いをさせてしまいます。黄主任は今後このようなことがないようにすると約束しました。
陸昭西さんは職場内のこうした良くない風習を変えようとしますが、葉時藍さんは彼が上司に盾突くことで立場が危うくなるのではないかと心配します。二人の間には誤解が生じますが、陸昭西さんの自宅での会話や陸昭西さんの母親の登場など、一連の出来事を通して、お互いの立場を理解し合い、より深い信頼関係を築き始めます。その中で、陸昭西さんは葉時藍さんを気遣う様子を見せ、葉時藍さんもまた、自分が陸昭西さんに対して抱く感情が変化していることに気づきます。
一方、江淮明さんは葉時藍さんに陸昭西さんと親しくなりすぎないようにと警告し、そこに潜む危険性を示唆します。
ネタバレ
黄主任は、部下に資料整理を手伝わせたことを認めつつも、皆の自主的な申し出だと主張しました。陸昭西は納得せず、葉時藍に無理強いされていなかったか直接尋ねます。葉時藍が返答に困っていると、陸昭西は彼女が以前この状況に不満を漏らしていたことを指摘。葉時藍は苛立ち、黄主任は気まずそうに二度としないと約束しました。
陸昭西に嘘を見抜かれたことで、葉時藍は怒り、彼と口をきこうとしません。陸昭西は、ここで引けば悪い風習は変わらないと考えます。葉時藍もそれは理解しているものの、黄主任に逆らって自分の立場が悪くなることを恐れていました。
陸昭西は葉時藍に自宅でお香を焚くように頼みます。葉時藍は姚作家に電話し、陸昭西の行動に不満をぶつけます。すると、陸昭西の家に家政婦がいることに気づきます。以前、陸昭西が時々家政婦に料理を作ってもらっていると話していたのを思い出します。言葉遣いを間違えて家政婦に告げ口されるかもしれないと、葉時藍は少し緊張します。しかし、家政婦も陸昭西のことを「腹立たしい人だけど、悪い人ではない」と評し、二人の会話は秘密にすることに。その後、葉時藍は陸昭西に電話で状況を報告しますが、実は陸昭西はすぐ近くで見守っており、次回はタクシーで来るように提案しますが、断られます。ここで、視聴者は家政婦が実は陸昭西の母親であることを知ります。
陸昭西と母親は葉時藍に興味を持ち、陸ママは息子と何か進展があるのか探りを入れます。最初は身分を明かさなかった陸ママは、葉時藍をからかおうとしますが、その内容は陸昭西には伝えません。
黄主任は陸昭西に叱責された後、資料整理の仕事を撤回します。葉時藍はまだ昨日のことで怒っています。姚作家は彼女を元気づけようと飲み物を渡しますが、陸昭西がそれをこぼしてしまいます。陸昭西は葉時藍の不機嫌に気づきますが、葉時藍は無理やり笑顔を作り、大丈夫だと答えます。黄主任は許院長に、病院理事長の嫁が病院で出産する予定だと伝えます。
葉時藍の怒りで陸昭西は機嫌が悪く、その様子を見て葉時藍は逆に喜び、姚作家とその喜びを分かち合います。陸昭西が葉時藍を食事に誘った際、彼女を「友達」だと思っているからこそあんなことをしたのだと、つい本音を漏らしてしまいます。葉時藍は友達関係を否定しますが、陸昭西は葉時藍が変わってきたと言い、友達でなければ怒ったりしないはずだと主張。葉時藍もそれを認めました。
帰り道、葉時藍と陸昭西は花売りの少女に出会います。江淮明が彼女から花を買って恋人にプレゼントするのを見た後、陸昭西は少女から全ての花を買い取り、葉時藍にプレゼントします。表向きは少女を早く家に帰らせるためですが、本当は葉時藍を喜ばせたいからでした。葉時藍は学生時代に花を売っていた時のことを思い出します。
葉時藍はこっそり陸ママに連絡を取り、陸昭西への対処法を教わり、気分が良くなります。江淮明は葉時藍に、陸昭西と親しくなりすぎると「とばっちり」を受けると忠告します。葉時藍はその言い方に仮感を抱きつつも、一理あると感じます。
葉時藍は母親から電話を受け、彼女と弟が親戚の世話をするために上京すると聞きます。その時、陸昭西は葉時藍に荷物の受け取りを頼みます。葉時藍がエレベーターで降りた後、マスクをした二人の怪しい人物がエレベーターに乗り込みます。
第7話の感想
第7話は、陸昭西と葉時藍の関係性が大きく進展した回と言えるでしょう。特に、陸昭西の不器用ながらも葉時藍を想う気持ちが随所に垣間見え、見ているこちらも思わず微笑んでしまうようなシーンが多かったです。
例えば、資料整理の問題で葉時藍を庇う場面。一見、厳しい上司のように見えますが、それは彼女を守りたいという気持ちの裏返しであり、葉時藍が不当な扱いを受けているのを見過ごせない彼の正義感の表れでもあります。
また、家政婦=陸ママとのやり取りも印象的でした。まさか家政婦が母親だったとは!という驚きと同時に、陸ママの明るくお茶目な性格が垣間見え、今後の展開への期待が高まりました。葉時藍と陸ママの女性同士の共感も生まれ、陸昭西を挟んだ三角関係のような、微笑ましい構図が形成され始めています。
つづく