あらすじ
第20話では、過去の火災の真相が少しずつ明らかになる一方で、新たな陰謀が動き出す。季承川(ジー・チョンチュワン)は宋瑤(ソン・ヤオ)を守りながら、父親との対決を決意する。しかし、季鸿霖(ジー・ホンリン)にも危険が迫っており、物語はますます予測不可能になっていく。宋瑤の特殊能力の喪失が、今後の展開にどのような影響を与えるのかにも注目したい。
ネタバレ
季承川(ジー・チョンチュワン)が駆けつけた時、宋瑤(ソン・ヤオ)の母親がいる階はすでに火の海だった。彼は必死にエレベーターのボタンを押し、一刻も早く彼女を助けようとする。その頃、宋瑤(ソン・ヤオ)は火と煙の中で目を覚まし、母親を心配していた。季承川が近づいてくるのを見て、彼が火を恐れていることを知っている彼女は、外で待つように叫ぶ。しかし、その時、火の粉が彼女の目に入り、視力を傷つけてしまう。
季承川は宋瑤の異変に気づき、恐怖を押し殺して彼女と母親を運び出すが、直後に爆発が起こり、彼は背中に重傷を負ってしまう。意識を失う直前、消防隊員の姿を見て、彼は安心して倒れた。
昏睡の中で、季承川は15年前の火災の記憶に引き戻される。それは、彼が秦皓(チン・ハオ)/季承川(ジー・チョンチュワン)という少年と遊んでいた時、壮壮(ジュアンジュアン)という少年が火事で亡くなった悲劇的な出来事だった。実は、壮壮は季承川の別人格であり、火災の後、彼は自分が秦皓(チン・ハオ)/季承川(ジー・チョンチュワン)であると錯覚するようになったのだ。
一方、姜南軒(ジャン・ナンシュエン)は、秦皓が自分が本物の季承川だと主張するのを聞き、偽りの身分が暴かれる心配がなくなったと喜ぶ。しかし、季承川は宋瑤の母親を狙った事件が自分の過去と関係があると考え、黒幕は父親の季鴻霖(季鸿霖(ジー・ホンリン))ではないかと疑う。
季承川は秦明(チン・ミン)の墓前で、必ず真相を突き止め、復讐を果たすと誓う。彼は季鴻霖が過去の真実を隠していることを非難する。その頃、宋瑤の視力は回復しつつあった。季承安(ジー・チェンアン)が季承川に会いに来た時、宋瑤は彼が何かを企んでいると感じ、追い払おうとする。しかし、季承安が自分の目に全く反応しないことに気づき、彼女は自分の特殊能力が消えてしまったことに気づく。
宋瑤は季承川に能力が消えたことを隠し、二人は同じベッドで眠りながらも、それぞれ違うことを考えていた。ついに宋瑤は季承川に視力が戻ったことを告げ、彼から愛の告白を受ける。彼女は、彼が自分の目の力に惹かれているのではないかと恐れていたのだ。
季鴻霖は出勤途中、車に盗聴器が仕掛けられていることに気づき、誰かが自分の会話を盗み聞きしていると疑う。さらに、追跡装置まで仕掛けられていることが判明する。高速道路を走行中、一台の大型トラックが彼に向かって突進し、車は大破。季鴻霖は季承川に電話をかけようとしていた。
つづく