あらすじ
第34話は、江君と袁帥が誤解から冷戦状態に陥り、些細なことで衝突を繰り返す様子を描いています。袁帥が指輪を取りに行ったことで、ようやく二人の関係に転機が訪れます。
一方、喬娜は賈元吉の熱心なアプローチについに心が揺らぎ始め、二人の距離は縮まっていきます。
そんな中、江君は同僚の沈馨との会話から会社内部に問題がある可能性に気づき、沈馨の転職を支援することを決意します。
また、杜磊は誕生日プレゼントの件で江君が自分に好意を持っていると勘違いしますが、江君が沈馨のために推薦状を書いていることを知り、不機嫌になります。その後、江君が退職を申し出たことで、二人の間に激しい衝突が起こります。杜磊は江君に不適切な行為を働こうとしますが、駆けつけた袁帥によって阻止されます。
最終的に、江君と袁帥は誤解を解き、和解します。一方、杜磊は江君を失ったことで精神的に追い詰められていきます。
そして、江君は会社の財務報告書に不審な点を見つけ、物語は更なる展開を予感させながら幕を閉じます。
ネタバレ
江君は袁帥の言葉にショックを受け、彼にMH社を辞めさせようとしているのだと感じ、激しい口論の末、険悪なムードに。
一方、喬娜は賈元吉からの電話攻勢の後、退社すると彼が出口で寝ているのを発見。ぶっきらぼうながらも彼を気にかけ、一緒に食事へ。
江君と袁帥は冷戦状態に入り、些細なことで衝突を繰り返す。袁帥は我慢を強いられる日々。翌日、二人とも寝不足でクマを作り、サングラスで隠す羽目に。対照的に、賈元吉と喬娜は幸せいっぱいの様子。そんな中、袁帥は指輪を受け取るように指示される。
江君は沈馨に会い、奇妙な出来事について尋ねる。沈馨が杜磊の電話を盗み聞きしたという話が、袁帥からの情報と繋がり、江君は新たな疑念を抱く。しかし、まずは沈馨を助けようと、GE社への転職のための推薦状を書く。
杜磊は誕生日に花束を受け取り、江君からのものだと勘違いして喜ぶ。感謝を伝えに行くと、江君が沈馨の推薦状を書いている場面に遭遇し、表情を曇らせる。江君が自分のオフィスに戻ると、杜磊は彼女に残業を命じる。
その日の夜、江君はその日が杜磊の誕生日だと知る。杜磊はプロポーズするつもりだったが、江君がなかなか来ないため、痺れを切らした袁帥が電話をかけ、杜磊の声を聞いて激怒する。電話はすぐに切られる。杜磊は江君から誕生日を祝われるが、彼女の辞職宣言に落胆。袁帥が原因かと問い詰めるも納得せず、江君を家まで送るよう強いる。
帰り道、杜磊は江君への独占欲に駆られ、彼女が以前つけていた腕時計の代わりに、ネックレスを贈ろうとするが拒否される。江君は車を急停車させ、杜磊は深く傷つく。以前贈ったネクタイの意味を問い、江君がただの贈り物だと答えると、長年の片思いの frustration から、衝動的に江君にキスを迫る。抵抗する江君だが、力及ばず。そこに袁帥が現れ、杜磊を殴りつける。酒に酔っていた杜磊は仮撃し、乱闘の末、江君が怪我をしてしまう。袁帥は杜磊を無視して江君の元に駆け寄り、彼女を連れてその場を去る。一人残された杜磊は泣き崩れる。
帰宅後、江君は袁帥に謝罪し、優しく彼を慰める。冷戦は終結し、江君はその機に沈馨のGE社への入社を袁帥に頼み、彼は渋々承諾する。
翌日、江君は会社の書類を確認し、財務諸表の異常を発見。部下に確認すると、杜磊が担当していたことが判明。江君は数字を眺め、考え込む。
第34話の感想
第34話は、様々な感情が交錯する波乱の展開でした。江君と袁帥の冷戦、賈元吉と喬娜の甘い雰囲気、そして杜磊の歪んだ愛情表現と、それぞれの関係性が複雑に絡み合い、物語に緊張感を与えています。
特に印象的なのは、杜磊の暴走です。長年の片思いが実らず、嫉妬と焦燥感に駆られた彼の行動は、見ていて辛くなるほどでした。誕生日という特別な日にプロポーズを計画していたにも関わらず、江君の心は袁帥に向いており、その現実を受け入れられない彼の苦悩が痛いほど伝わってきました。お酒の勢いもあったとはいえ、江君への強引な態度は許されるものではありません。袁帥の登場により事態は収束しましたが、杜磊の心の傷は深く、今後の彼の行動が心配です。
つづく