あらすじ
第5話では、江君が仕事の壁にぶつかり悩んでいる様子が描かれています。しかし、親友の徐莉の励ましや、杜磊からの手助けとアドバイスによって、徐々に自信を取り戻していきます。杜磊は江君の「新人指導役」を務めるだけでなく、一緒に夕食を共にするなど親密な様子を見せ、陰で見ていた袁帥は心中穏やかではありません。
一方、袁帥は李翔を脅迫することで、鄧科に関する更なる秘密情報を掴み、真相を暴くための行動を開始します。江君も仕事で大きなプレッシャーに晒されますが、巧みに鄧科との契約を先延ばしにし、最終的には袁帥と協力して、詐欺事件を未然に防ぐことに成功します。この一件で二人の関係は改善し、感謝の気持ちを表すため、江君から袁帥を食事に誘います。
夕食の席で、袁帥は江君に、過去に自分が彼女のプレゼンテーションを失敗に導いてしまった真相を打ち明けます。二人の会話は過去の誤解を解き、二人の関係に新たな展開をもたらすのでした。
ネタバレ
江君は仕事の悩みで頭を抱えていた。親友の徐莉に慰められる中、杜磊からメッセージが届く。彼は「新人指導」を申し出て、夕食に誘った。江君はその申し出を受け、待ち合わせ場所へ向かう。途中で袁帥に会うも、彼の問いかけには答えず、杜磊の元へ。
フライドチキン店で、江君は杜磊に悩みを打ち明ける。杜磊は的確なアドバイスを送り、江君は気持ちが楽になる。夕食後、杜磊は江君を家まで送る。この様子を屋上から見ていた袁帥は、心中穏やかではなく、怒ってその場を去る。
一方、李翔は鄧科との秘密取引のことで不安を抱えていた。そこへ袁帥が突然押し入り、鄧科の秘密を問い詰める。威圧と懐柔を巧みに使い、袁帥は李翔から鄧科に関する更なる情報を聞き出す。
翌朝、徐莉は江君が徹夜で仕事をした形跡を見つける。部屋には資料やデータファイルが散乱していた。江君はりりーに、謎解きの鍵を握る人物を見つけたことを伝える。会社に戻ると、その日の午後には重要な契約を結ばなければならないと告げられる。同僚からの冷たい言葉に、江君は気分を害する。そこに袁帥が現れ、江君を助ける。江君は袁帥を追いかけ、自分の発見を伝え、午後の契約を阻止するよう頼む。袁帥は最後の決め手となる証拠を探している最中だと明かし、江君に時間稼ぎを依頼する。
契約締結を阻止するため、江君は時間稼ぎを図る。同時に袁帥は林鶴を見つけ、真相解明への協力を求める。契約の場で、江君は林鶴の履歴書を使って騙しを暴こうとするが、失敗に終わる。しかし、その時、袁帥が林鶴を連れて駆けつけ、鄧科の詐欺行為を暴露し、契約締結を阻止することに成功する。
事件後、江君は袁帥への見方を変える。彼は想像していたほど冷酷な人間ではないと感じ始める。感謝の気持ちを表すため、江君は袁帥に食事を提案する。袁帥は一見高級だが実はリーズナブルな店を選ぶ。食事中、二人は過去の誤解を振り返る。袁帥は江君の講演原稿を無意識に持ち去ってしまった理由を説明し、謝罪する。
この食事を通して、江君は多くのことを思い出す。特に、父親の味を思い出させるビーフンには、思わず涙を流す。この会話で二人の間の誤解は解け、関係はより親密になる。
第5話の感想
第5話は、江君と袁帥の関係性が大きく前進する重要なエピソードでした。特に、杜磊の存在が二人の距離を縮める catalyst の役割を果たしているのが印象的です。江君は仕事で行き詰まり、杜磊の優しさに触れることで、袁帥の不器用ながらも誠実な思いやりに改めて気付くことになります。
袁帥は、江君が杜磊といるところを見て嫉妬心を露わにする一方で、陰ながら彼女をサポートし続けます。李翔への尋問で見せた厳しい表情とは対照的に、江君の前では素直になれない不器用さが、かえって彼の魅力を引き立てています。
二人の誤解が解けるレストランのシーンは、このエピソードのハイライトと言えるでしょう。袁帥が過去の出来事を謝罪し、江君が涙を流すシーンは、見ているこちらも胸が締め付けられるようでした。特に、父親を思い出すビーフンのエピソードは、江君の繊細な心情を表現しており、感動的でした。
つづく