あらすじ
第11話は主に、呉白起が偶然如意楼を訪れ、傅宣と出会う場面を描いています。傅宣は呉白起に対して好印象を抱いている様子でした。一方、徐晉は董方礼を探すため、傅容と共に街へ出て情報を集め、香袋を配りながら手がかりを探します。夜になり、徐晉は董方礼を見つけたと思い込みますが、実際は人違いでした。それでも、彼は傅容と一緒に花灯を飾り、祈りを捧げます。
翌日、傅官が水痘のような症状で発病し、傅容にも感染します。知らせを聞いた徐晉はすぐに医者を連れて駆けつけますが、診察の結果、傅官は水痘ではなく毒を盛られていたことが判明します。治療を受け、傅官の容態は快方に向かいます。この騒動の中で、傅容は以前、徐晉が若くして亡くなり、傅官が病に苦しむ夢を見たことを明かし、二人の心の距離はさらに縮まります。
最後に、傅官が提供した手がかりから、誰かが意図的に傅官を害したことが示唆されます。
ネタバレ
呉白起は傅宣に会えるかもしれないと思い如意楼へ。傅宣と顧沅は、呉白起の見た目とは裏腹な優しさや義理堅さを語り、勉学に励めば立派な将軍になれると話す。
一方、徐晉は董方礼の手がかりを求め街へ。傅容も「王爷」と呼びながら同行する。傅容が香囊を欲しがるもお金がなく、徐晉は屋台の香囊を全て買い占め、董方礼の情報を求めて通行人に配る。董方礼に価た髭の御者が現れるが、有力な情報は得られず、徐晉は香囊を渡して捜索を続ける。傅容は師匠の柳如意らしき姿を見つけるも、人混みで見失ってしまう。
二人は空腹になり食事へ。傅容は徐晉の姜蒜嫌いを知っており、注文時に注意する。徐晉は驚きを隠せないが、傅容は多くを語らない。夜、花灯で彩られた街で、徐晉は董方礼らしき人影を見つけ追跡。傅容も柳如意らしき人物を見かけるが、またも人混みで見失う。
徐晉は見つけた人物が董方礼ではないと気づき、屋台で花灯を二つ買い傅容の元へ戻る。二人は高い灯台に花灯を飾り、その際のおどけたやり取りで互いにからかう。たくさんの花灯が夜空に浮かび上がる幻想的な光景を二人で眺める。
傅官は遊びに出かけた先で迷子になるが、妙菱に発見され連れ戻される。しかし、帰宅後発熱してしまう。傅容は看病し薬を煎じるが、傅官は嫌がりなかなか飲んでくれない。傅容を喜ばせようと、傅官は飴と香囊をプレゼントする。傅容は幼いながらもその気持ちを受け取り、同時に知らない人から物をもらってはいけないと諭す。
夜、傅容は傅官に薬を飲ませた後、熱が上がっていることに気づく。傅官は傅容に香囊を贈る。寝る前、傅容と徐晉は酒を酌み交わす。傅容は徐晉の無事を祈って乾杯し、二人は酒を飲み比べる。徐晉は少し酔い、傅容はすっかり酔っ払ってしまう。徐晉は傅容を部屋に運ぶ。翌朝、傅容が目を覚ますと徐晉の姿はなく、妙菱から傅官が水痘にかかったこと、そして傅容にも症状が出ていることを告げられる。感染拡大を防ぐため、傅容は使用人達を帰宅させ、自ら傅官の看病にあたる。
徐晉は外出先で許嘉と葛先生に会い、昨日ボロボロの服を著ていた御者が今日は綺麗な身なりで酒楼に入っていくのを見かける。徐晉は御者に話を聞くと、昨夜宝石を城外へ運ぶ依頼を受けたと証言を得る。徐晉は不審に思い、蘭香から傅容と傅官の病状を聞き、急いで葛先生と共に駆けつける。葛先生は「三日枯」という毒だと診断し、解毒薬を処方する。
徐晉に助けられた傅容は感謝し、疑われても協力すると伝える。徐晉は、斉策の手紙にあった模様と傅容の腕輪が一緻したため疑っていたと説明し、花灯の日に柳如意に会った可能性を指摘する。傅容は傅官が水痘にかかる夢を見ていたため薬草を用意していたこと、妙菱が傅官を人混みに連れて行ったことでさらに心配していたことを話す。さらに、徐晉が早死にする夢も見ており、酔った時に「死にたくない」と言ったのはそのせいだと明かす。
数日後、傅官は回復するが、傅容の額の水痘の痂が剝がれ落ち、跡が残ってしまう。傅容は夢の光景を思い出し、傷跡を残さないようにしようと試みるも葉わない。傅官が回復した後、徐晉は迷子になった時のことを尋ねる。傅官は大きな箱を運ぶ人を見かけ、飴をもらったこと、そして誰にも言ってはいけないと言われたことを思い出す。その飴は傅官が傅容にあげたものだった。
第11話の感想
第11話は、ハラハラドキドキの展開と心温まるシーンが絶妙に interwoven された、非常に見応えのあるエピソードでした。前半は、董方礼捜索を軸に、徐晉と傅容の関係性がコミカルなタッチで描かれています。香囊を買い占める徐晉の大胆さや、高い場所で花灯を飾る二人のやり取りは、微笑ましく、二人の距離が縮まっているのが感じられました。特に、傅容が徐晉の食の好みを知っていたシーンは、二人の間に特別な繋がりがあることを闇示しており、今後の展開への期待を高めます。
一方、後半は傅官の病気と三日枯の毒というシリアスな展開に。傅容の献身的な看病や、徐晉の迅速な対応からは、家族愛や仲間意識の強さが伝わってきました。傅官がもらった飴が事件の鍵を握っているという伏線も巧妙に張られており、物語の奥深さを実感させます。
また、傅容の予知夢というミステリアスな要素も、物語に更なる深みを与えています。徐晉の早死に関する夢や、水痘の夢は、今後の展開に大きく関わってくる予感がします。傅容の額に残った傷跡も、単なる病気の跡ではなく、何らかの意味を持つのかもしれません。
つづく