あらすじ
第31話は、傅容が盗品を求めて山賊の寨に潜入し、捕らわれていた娘たちを無事に救出する場面から始まります。脱出の際、彼女は許嘉と協力し、山賊を相手に策略を巡らせます。皆の安全な撤退を確保するため、傅容はあえて敵をおびき寄せ、結果的に寨の頭領に捕らえられてしまいます。
一方、安王と徐晉たちは傅容の窮地を知り、清風寨へ救出に向かいます。激しい戦いの末、安王は負傷するも、傅容を救い出すことに成功します。しかし、帰路の途中、傅容は再び謎の人物に誘拐されてしまいます。
この知らせを受けた徐晉は、傅容を捜すため東山へとひた走ります。そこで彼は、章晏世子によって傅容が生きたまま埋められているのを発見します。怒りと絶望に駆られた徐晉は章晏を殺害し、その後必死に土を掘り起こして、窒息寸前の傅容を救出します。
ネタバレ
傅容は赤い服に著替え、山賊の隠れ家に潜入し、宮中から盗まれた贓物を見つけました。そこに許嘉も到著。二人は行動を起こそうとしたその時、数人の女性が山賊に捕らえられてきました。傅容と許嘉は山賊がいなくなるのを待ち、女性たちを救出。しかし人数が多く、全員を連れて逃げるのは困難でした。傅容は機転を利かせ、トリカブトで山賊を眠らせ、許嘉に女性たちの一部を連れて脱出させます。残りの人たちの脱出を助けるため、傅容はわざと火事を起こし、山賊の注意を惹きつけました。
安王は傅容の失踪を知り、清風寨まで追跡。一方、許嘉は徐晉に傅容の状況を伝え、清風寨と苦水村の兵器の関連を発見。三人は対策を練り、西河郡主と許嘉が袁将軍に援軍を要請し、徐晉は先に傅容を救出に向かうことに。
徐晉と安王はそれぞれ傅容を救うため山に登り、途中で山賊に襲われますが、息の合った連携で撃退。気を失った傅容を発見し、徐晉は彼女を抱えて安王と共に脱出を試みます。大親分率いる山賊が追ってきて、安王は傅容を守って負傷。徐晉は傅容を安王に託し、自分は山賊を引きつけます。一晩中戦い続け、徐晉は力尽き果てますが、ついに袁将軍と許嘉率いる援軍が到著。しかし、徐晉自身も重傷を負って倒れてしまいます。
重傷を負った安王を、傅容は看病することを約束します。安王は夢の中で傅容の名前を呼びますが、傅容が呼んでいたのは徐晉の名前でした。重要な用事で外出することになった安王は、傅容に薬を煎じるよう頼みます。薬を煎じている間、傅容はうたた寝をしてしまい、何者かに連れ去られてしまいます。
三叔は小七と小八と合流し、如意楼を再建。安王は三叔が如意楼の令牌の秘密を知っていると疑い、彼らを捕らえるよう命じます。戻ってきた安王は傅容がいないことに気づき、すぐに捜索を命じます。傅容が東山にいる可能性を知った徐晉は、自分の怪我も顧みず東山へ向かいます。
東山では、章晏世子が両親の仇を討つため、傅容を生きたまま埋める準備を整えていました。大雨の中、傅容は生き埋めになり、意識を失っていきます。徐晉は章晏を見つけますが、復讐に囚われた章晏は傅容の居場所を教えようとしません。章晏が自害した後、徐晉は手がかりを元に傅容の埋まっている場所を見つけ、必死に掘り起こします。土を掘り進めるにつれ、徐晉の不安と恐怖は募っていきます。彼が恐れていたのは、傅容の遺体を見つけることでした。
第31話の感想
第31話は、息もつかせぬ展開で、まさに手に汗握るエピソードでした。傅容の機転と勇気、そして徐晉と安王の彼女への深い愛情がひしひしと伝わってきて、胸が締め付けられる思いでした。
特に印象的だったのは、傅容が火事を起こして仲間の逃走を助けるシーン。自分の身を危険にさらしてまで他人を助けようとする彼女の強い意誌に心を打たれました。また、徐晉と安王が協力して傅容を救出するシーンも、二人の男の友情とライバル心が複雑に絡み合い、見応えがありました。安王が傅容を守って負傷する場面では、彼の傅容への想いの深さが改めて感じられ、切なくなりました。
しかし、安王が傅容を助けたにも関わらず、傅容が夢の中で徐晉の名前を呼ぶシーンは、二人の関係性の変化を闇示しているようで、今後の展開が気になります。そして、せっかく救出された傅容が再び連れ去られてしまうラストシーンは、衝撃的でした。章晏世子の復讐心による残酷な仕打ち、そして傅容の絶体絶命の状況に、思わず息を呑みました。徐晉が傅容を救出できるのか、そして章晏との対決の行方はどうなるのか、続きが待ちきれません。
つづく