あらすじ

まず、呉白起ごはくきは怪我のため行動が不便になっていましたが、傅宣ふ・せんを心配させまいと、その事実をずっと隠していました。真実を知った傅宣ふ・せんは、彼のもとを去るどころか、より一層呉白起ごはくきのそばに寄り添い、彼のためにより軽量の車椅子まで用意しました。

一方、傅容ふ・ようは真の和親公主である崔綰さいわんを守るため、自ら公主に扮して玄翰へと向かう決意をします。その道中、刺客の襲撃に遭い負傷し昏倒してしまいますが、あん王・徐平じょ・へいに救助されます。

また、齊竺は体調の悪化により、懐王かいおうのもとをひっそりと去ります。

その後、傅容ふ・ようは目を覚まし、しゅく王の訃報に接し、深い悲しみに暮れます。同じ頃、玄翰の王宮で意識を取り戻した徐晉じょ・しんは、母に関する手がかりを得て、傅容ふ・ようを守るため京城へ戻ることを決意します。

そして、あん王は皇帝にしゅく王の側妃である傅容ふ・ようの殉死について伺いを立て、許可を得てしまいます。

ネタバレ

李巍りぎの軽率な行動で、傅宣ふ・せん呉白起ごはくきの今の姿を見てしまう。車椅子生活を強いられている呉白起ごはくきは、傅宣ふ・せんに弱い自分を見られたくなく、傅宣ふ・せんが隠れて涙をこらえていることにも気づかない。李巍りぎから呉白起ごはくきの容態を聞いた傅宣ふ・せんは、回復後も雨の日や曇りの日は痛みが続くことを知る。

一方、崖から落ちた傅容ふ・よう崔綰さいわんと再会する。傅容ふ・ようの身を案じる崔綰さいわん。二度目の襲撃を防ぐため、傅容ふ・ようが偽の王女として和親に向かい、本物の王女である崔綰さいわんは身分を隠して先に玄翰へ向かうことになる。

意外と細やかな李巍りぎは、傅宣ふ・せんの助言で呉白起ごはくきのために毛布を用意していた。湖畔で再会した二人。傅宣ふ・せんは、たとえ呉白起ごはくきが歩けなくなっても、自分が抱き上げて歩くから大丈夫だと励ます。呉白起ごはくき傅宣ふ・せんを膝に乗せ、車椅子をゆっくりと動かす。

斉竺さいちく懐王かいおうは、残された時間を静かに過ごす。斉竺さいちくの手の傷は悪化し、余命いくばくもないことを悟っていた。懐王かいおうは別れの手紙を残し、斉竺さいちくが目を覚ます前に立ち去る。

和親の道中、再び刺客に襲われる一行。徐晉じょ・しんは刺客の覆面を剝ぎ、烏塔うただと知る。その隙に別の刺客に崖っぷちまで追い詰められる。徐晉じょ・しんは襲ってきたのがあん徐平じょ・へいだと気づき、崖下に突き落とされる。馬車が襲撃を受け、傅容ふ・ようは投げ出されて気を失う。あん王は傅容ふ・ようを抱き上げ、傅家に送り届ける。

練習を重ね、ついに歩けるようになった呉白起ごはくき傅宣ふ・せんを驚かせようと意気込むが、傅宣ふ・せんもまた、彼のために軽量の車椅子を用意していた。せっかくの傅宣ふ・せんの好意を無駄にしたくない呉白起ごはくきは、歩けるようになったことを隠して新しい車椅子に座る。いつものように傅宣ふ・せんを膝に乗せて阪道を下っていると、車椅子が加速し、石にぶつかりそうになる。とっさに傅宣ふ・せんを抱えて飛び降りる呉白起ごはくき。久しぶりの動作でバランスを崩し、二人は一緒に転倒、思わぬキスをしてしまう。呉白起ごはくきは歩けるようになったことを告げず、傅宣ふ・せんは怒ってその場を去る。

許嘉きょ・か崔綰さいわんを無事に玄翰王げんかんおう宮へ送り届け、温厚な玄翰王げんかんおうに謁見する。道中の襲撃について報告する許嘉きょ・か玄翰王げんかんおうは弟の烏塔うたが戻らないことを聞き、捜索を命じる。

足の傷が癒えた呉白起ごはくき傅宣ふ・せんを訪ねる。傅宣ふ・せんは梯子をかけて彼を部屋に入れる。呉白起ごはくきは壊れた車椅子の部品で小さな車椅子の玩具を作り、「小呉起」と名付ける。二人が親密な雰囲気になっているところに、傅家の使用人抱竹ほうちくが、傅容ふ・ようが気を失ったままあん王に連れ戻されたと報告に来る。

目を覚ました傅容ふ・ようは姉の傅宣ふ・せんと再会し、しゅく徐晉じょ・しんの訃報を知る。傅容ふ・ようだけでなく、皇帝と淑妃しゅくひも深い悲しみに暮れる。しゅく王府を訪れた傅容ふ・ようは、白い幕で覆われた屋敷を目の当たりにする。そして、しゅく王が旅立ち前に書き残した訣別の手紙を見つける。「生きて再び帰る日まで、死してなお永遠に君を想う」と書かれた手紙は、最悪の事態を覚悟していたしゅく王の決意を示していた。

玄翰王げんかんおう宮では、徐晉じょ・しん三叔さんしゅくに助けられていた。傅容ふ・ようが渡した護心鏡のおかげで一命を取り留めたのだ。三叔さんしゅくあん王の母の件を調査するために玄翰に来ており、手がかりを得ておん太妃を連れ帰る準備を進めていた。京にいる傅容ふ・ようの身を案じた徐晉じょ・しんは、玄翰王げんかんおう崔綰さいわんに別れを告げ、急いで恒京へ戻る。

しゅく王の葬儀を取り仕切ることになったあん王は、皇帝にしゅく王の寵愛を受けていた側妃・傅容ふ・ようを殉葬させるべきか尋ねる。皇帝はその提案を受け入れる。

第39話の感想

第39話は、まさに急転直下の展開で、息つく暇もないほどでした。呉白起ごはくき傅宣ふ・せんの微笑ましいシーンがある一方で、徐晉じょ・しんの崖落ちや傅容ふ・ようの昏睡など、衝撃的な出来事が次々と起こり、感情が揺さぶられました。

特に印象的だったのは、呉白起ごはくき傅宣ふ・せんのシーンです。歩けるようになったことを隠して傅宣ふ・せんのために作った車椅子に乗る呉白起ごはくきの優しさ、そして、思わぬハプニングから生まれたキスのシーンは、二人の絆の深さを感じさせ、見ているこちらも温かい気持ちになりました。しかし、その直後に傅容ふ・ようの昏睡を知り、幸せな時間は儚くも打ち砕かれてしまいます。

また、徐晉じょ・しんあん王に崖から突き落とされるシーンも衝撃的でした。あん王の裏切りがついに明らかになり、今後の展開がますます予測不可能になりました。護心鏡のおかげで徐晉じょ・しんが助かったのは不幸中の幸いですが、傅容ふ・ようの身に危険が迫っていることを考えると、安心できません。

つづく