あらすじ
第四十話は、傅容が殉死という運命に直面する物語です。当初、傅容は殉死を受け入れる道を選び、徐晉が残した離縁状までも焼き捨て、彼との誓いを破るまいとする強い意志を示しました。
しかし、殉死の儀式の中、安王の密かな計らいによって傅容は救出されます。徐晉は傅容が殉死していないことを知ると、すぐさま安王が彼女を匿っている掬水小筑へと向かいます。
そして、傅容は徐晉を守るために毒に侵され、傷を負いますが、あらかじめ用意していた護心軟甲のおかげで一命を取り留めます。
物語は、徐晉と傅容が再び婚礼を挙げ、ついに結ばれるという幸福な結末を迎えます。傅容は正式に粛王妃となり、さらに、如意楼の名誉回復にも尽力し、朝廷に認められた侠義組織へと導きます。
ネタバレ
第40話では、皇帝が傅容に殉葬を命じます。傅容は粛王こと徐晉と生死を共にする約束をしていたため、落ち著いていました。夜、傅宣が駆けつけ、傅容を救うと泣き叫びます。葛川は徐晉が書いた離縁状を見せ、傅容の命を救える最後の手段だと告げますが、傅容は躊躇なくそれを焼き捨てます。傅宣は止めようとしますが、動揺した呉白起に気絶させられてしまいます。
傅容は呉白起に傅宣の面倒を見るよう言い残し、徐晉の遺品を抱きしめ眠りにつきます。葬列が傅家の前を通ると、傅宣は泣き崩れますが、もはや何もできません。徐晉は急いで戻りますが、傅容は既に殉葬の途上にありました。徐晉は墓に駆けつけますが、棺は空っぽ。安王が傅容を隠したことに気づきます。
徐晉は呉白起と許嘉と共に掬水小築へ向かい、文刑と戦い、密室にいる傅容を探します。一方、傅容は目を覚ますと安王に捕らえられており、扇子で抵抗しますが、再び気絶させられます。徐晉たちは密室を探しますが、傅容は見つからず、安王と激しい戦闘になります。傅容は再び目を覚まし、密室の出口を見つけ脱出。劣勢の徐晉を庇い、安王に刺され毒を盛られます。
傅容の犠牲を目の当たりにした安王は絶望し、自害します。温太妃が現れ、弘福寺の火事は皇帝が彼女を守るための嘘だったと明かします。真実を知った安王は母の腕の中で息絶えます。徐晉は負傷した傅容を連れ出し、傅容は護身用の防具を身につけていたため無事だと告げます。
数日後、二人は淑妃に全てを説明します。懐王は徐晉に斉竺に会ったか尋ねますが、徐晉は会っておらず、懐王は悲しみます。回復した文刑は安王の遺骨と共に温太妃と修行の旅に出ます。蘭香は手作りの香袋を渡しますが、文刑は二度と戻らないかもしれないと言い、蘭香の想いを断ります。
朝廷では、徐晉は如意楼楼主である傅容を召し出すよう皇帝に願い出ます。皇帝は如意楼を朝廷の管轄下に置くことに同意します。徐晉は傅容と改めて結婚するため、一度離縁を申し出ます。結婚式当日、傅家は祝賀ムードに包まれ、呉白起が傅宣に求婚し、場が和みます。結婚式は滞りなく執り行われ、徐晉は傅容のベールを上げ、二人は正式に夫婦となります。その夜、傅容はいつもの夢を見ますが、今回は全てが良い方向へと変わっていました。
第40話の感想
「如意芳霏~夢紡ぐ恋の道~」の最終回、第40話は、息詰まる展開と感動的な結末が織り交ざった、まさに集大成と言えるエピソードでした。殉葬という絶体絶命の危機に瀕した傅容の覚悟、そして彼女を救おうと奔走する徐晉の姿には、胸を締め付けられました。特に、傅容が自らの命を投げ打って徐晉を守ろうとするシーンは、二人の強い絆と深い愛情が伝わってきて、涙なしでは見られませんでした。
安王の最期は悲劇的でしたが、温太妃との再会によって、彼の心に救いがあったように感じました。長年の誤解が解け、母親の腕の中で息を引き取るシーンは、切なくも美しいものでした。また、文刑と蘭香の別れも印象的でした。文刑の決断は辛いものでしたが、彼なりの優しさを感じました。
一方、徐晉と傅容の再婚は、これまでの苦難を乗り越えた二人への祝福のように感じられ、心温まるシーンでした。コミカルな呉白起と傅宣のやり取りも、緊張感の続く物語の中で良いアクセントになっていました。最後に傅容が見た夢が明るいものへと変わったことは、彼女たちの未来への希望を象徴しているようで、とても感動的でした。全体を通して、ハラハラドキドキする展開でありながらも、希望に満ちたラストシーンで締めくくられた、素晴らしい最終回だったと思います。