あらすじ
第七話では、傅容が掬水農夫の正体が、なんと彼女の幼馴染みであることを発見します。同時に、如意楼の女将、柳如意が、淑妃が忌み嫌う牡丹の花を使って装飾品を作った疑いで捕らえられてしまいます。
柳如意を救うため、傅容は奔走します。董方礼の馬車を街中で止めて嘆願したり、董府の門前で倒れるまで跪き続けたり。その間、徐晉や呉白起たちも、傅容の力になろうと奔走します。
掬水農夫こと安王は、傅容の創作のヒントになればと、わざわざ花を届けます。傅容はついに精巧な步揺をデザインし、その香りをさらに高める珍しい花を求めて、郊外へと旅立つことを決意します。
ネタバレ
傅容が傅府に戻って間もなく、如意楼の侍女顧沅が慌てて駆け込んできた。なんと、店主の柳如意が皇庫圜所に捕らえられたというのだ。事の発端は、淑妃に献上した簪に牡丹の花が使われていたこと。淑妃は牡丹をひどく嫌っており、さらに今回の注文は本来鳳来儀が担当するはずだったため、如意楼が受注したことが怪しまれたのだ。
傅宣は呉白起に事情を尋ね、前回の絵画盗作事件の報復ではないかと疑う。しかし、呉白起は何も知らず、困惑するばかり。章晏世子も母である端妃を通じて手を尽くそうとするが、端妃は現在の侯爵夫人と直接の関係がなく、淑妃の怒りを買っている上に、董方礼との関係も問題となり、影響力を発揮できなかった。
尚服局の陳司飾は董方礼に柳如意への拷問を勧めるが、董方礼は生真面目な性格のため拒否する。その後、陳司飾は端妃に、柳如意が死ねばライバルの鳳来儀にとって有利になり、同時に三皇子と淑妃を陥れる好機となると説明する。
傅容は知らせを聞き、街中で董方礼の馬車を止め、柳如意の助命を嘆願するが、聞き入れられない。彼女は董府の門前で夜から昼まで跪き続け、ついには気を失ってしまう。そこに徐晉が現れ、傅容を董府内に一時的に保護する。
徐晉は董方礼に柳如意の事情を説明し、董方礼の息子董聞に必要な薬材の話を持ち出し、如意楼に功績を立てさせる機会を与えるよう提案する。同時に、徐晉は呉白起に傅容へこの情報を伝えるよう頼むが、呉白起は傅宣と鉢合わせになり、気まずい雰囲気になる。
傅容は淑妃を満足させる簪の製作に日夜頭を悩ませる。掬水農夫として如意楼を訪れた安王は、傅容にインスピレーションを与えようと花束を手渡す。製作中、傅容が誤って燭台を近づけすぎると、安王は火事に注意するよう促し、傅容は「ある人」のように火事を起こさない、と冗談を言う。
安王が去る際、顧沅は偶然彼の素顔を見てしまい、秘密を守ることを約束する。この日は温太妃の命日であり、安王は沈んだ面持ちで鞠水小築へ墓参に向かう。傅容は美しい簪をデザインするが、自然の花の香りが足りないと思い、京郊の玉山田へ珍しい花を探しに出かける。傅容が一人で出かけたことを知った安王は、彼女の安全を守るため、すぐに馬を走らせる。
第7話の感想
第七話は、傅容の優しさと機転、そして安王の秘めたる想いが交錯する、切なくも心温まるエピソードでした。柳如意の窮地を救おうと奔走する傅容の姿は、彼女の正義感と仲間を思う気持ちの強さを改めて感じさせます。董府の前で夜通し跪き続けるシーンは、彼女の必死さがひしひしと伝わってきて、胸が締め付けられました。
一方、安王は掬水農夫として傅容を陰ながら支え、花束でインスピレーションを与えたり、危険を察知してすぐに駆けつけたりと、まさに騎士のような存在感を放っています。温太妃の命日に一人悲しみに暮れる姿からは、彼の複雑な内面や過去が垣間見え、より一層彼の魅力を引き立てています。二人の間にはまだはっきりとした恋愛感情は描かれていませんが、互いを思いやる温かい空気感が漂っており、今後の展開に期待が高まります。
つづく