あらすじ

第八話は、傅容ふ・よう掬水農夫きくすいのうふを取り巻く様々な出来事と心の揺れ動きを描いています。

まず、傅容ふ・ようは花必を探している最中に危険に遭遇しますが、掬水農夫きくすいのうふに助けられます。しかし、掬水農夫きくすいのうふはその際に意識を失ってしまいます。夢の中で、掬水農夫きくすいのうふは母妃が無理やり引き離された辛い過去を思い出し、やがて目を覚まします。一方、傅容ふ・よう如意にょい楼の仕事に忙しくしており、謎の人物から助けを得ます。その後、傅容ふ・ようは新しく作ったかんざしを持って淑妃しゅくひを訪ね、柳如意りゅうにょいが牢に入れられた誤解を解きます。

あん王は情報交換によって重要な情報を入手し、弘福寺の火事の真相を明らかにしようとします。また、傅宣ふ・せんは雲羅山へ修行に行くことを決意し、柳如意りゅうにょいは密かに董方礼とう・ほうれいを訪ねて助けを求めます。

最後に、傅容ふ・よう斉竺さいちくの冊封の贈り物を準備し、夢の中で未来の恋敵らしき王妃に出会います。

ネタバレ

傅容ふ・ようは花探しで迷子になるが、掬水農夫きくすいのうふに助けられ、無事花畑を見つける。しかし、蛇に襲われそうになった傅容ふ・よう掬水農夫きくすいのうふが庇い、気を失ってしまう。掬水農夫きくすいのうふは夢の中で母妃との別れを思い出し、碁局を解いても再会は葉わず、訃報が届くという悪夢にうなされる。目を覚ました掬水農夫きくすいのうふの様子を見て、傅容ふ・ようは安堵し、その場を去る。

如意にょい楼に戻った傅容ふ・ようは、溶けた金で手を火傷してしまう。その後、届けられた清涼膏と傘に、誰かの温かい気遣いを感じる。

淑妃しゅくひ宮には客が絶えない。徐晉じょ・しん董方礼とう・ほうれいに続き、傅容ふ・ようが新作の簪「晴光好」を献上しに訪れる。淑妃しゅくひは簪を気に入り、傅容ふ・ようはこれを機に師匠である柳如意りゅうにょいの許しを請う。しかし、淑妃しゅくひはこの件を知らなかった。実は侍女の芷慧しけい淑妃しゅくひの機嫌を損ねないようにと、牡丹の首飾りの件を独断で処理していたのだ。真相を知った淑妃しゅくひは、兄の董方礼とう・ほうれい柳如意りゅうにょいの釈放を命じる。

文刑ぶん・けいは再び「掬水農夫きくすいのうふ」と書かれた石をあん王に贈り、傅容ふ・ようへの想いを闇示する。柳如意りゅうにょいの釈放を知った傅容ふ・ようたちは喜び、迎えに行く途中で呉白起ごはくきと出会う。今回の件は呉白起ごはくきとは無関係だったが、傅宣ふ・せんは謝罪し、呉白起ごはくきは文房四宝を贈る。傅宣ふ・せんは感謝し、雲羅山へ修行に行くことを決意する。

あん王は蜀地十二扇を手に入れ、弘福寺の火事の真相を探ろうとする。皇帝が徐晉じょ・しんの放火を知りながら辺境へ送ったのではないかと疑い、当時の関係者を探し始める。皇帝と囲碁を打つ中で、おん太妃の話題に触れ、皇帝の動揺を誘う。

傅容ふ・よう斉竺さいちくの冊封の招待状と共に、好物の棗と新しい装飾品を受け取る。

柳如意りゅうにょいは黒装束で董方礼とう・ほうれいを訪ね、蜀地十二扇のうち三本を渡し、扇と董方礼とう・ほうれいの関わりを示唆する。如意にょい楼の協力を求め、成功すれば扇と関連事項は董方礼とう・ほうれいの自由にすると持ちかける。しかし、失敗すれば董方礼とう・ほうれいだけでなく息子の董聞とうぶんにも影響が及ぶと警告する。

信都しんと侯とせい徐茂じょ・ぼうは、如意にょい楼を通して董方礼とう・ほうれいの印票を得ようと画策する。如意にょい楼は等価交換の原則を提示し、徐茂じょ・ぼうは同意する。

徐晉じょ・しんの指導で活気づく金翊衛きんよくえいは、徐晉じょ・しん不在時の指揮官として昭武校尉しょうぶこういを選出することに。呉白起ごはくきは立候補するが、徐晉じょ・しんの意図により勤怠不良を理由に除外される。

傅容ふ・よう斉竺さいちくの冊封祝いの準備をする。夜、王妃に茶を淹れる夢を見るが、冷茶でも熱茶でも王妃の機嫌を損ねてしまい、茶を浴びせられる。そこに徐晉じょ・しんが現れ、王妃は傅容ふ・ように鳳凰になるなど夢見るなと告げる。

第8話の感想

第8話は、様々な伏線が散りばめられ、今後の展開がますます気になるエピソードでした。掬水農夫きくすいのうふ傅容ふ・ようのシーンでは、思わぬハプニングを通して掬水農夫きくすいのうふの過去が垣間見え、彼のミステリアスな雰囲気を一層深めました。悪夢にうなされる姿は、彼の抱える苦悩を物語っているようで、今後の展開に大きく関わってきそうです。

一方、傅容ふ・ようは相変わらずの明るさで周囲を和ませつつも、金で火傷をするなど、小さな災難に見舞われます。しかし、届けられた清涼膏と傘に、誰かの温かい気遣いを感じ、視聴者もほっこりさせられました。淑妃しゅくひ傅容ふ・よう芷慧しけいのやり取りは、宮廷内の複雑な人間関係を描きながらも、どこかコミカルな雰囲気で描かれており、物語の良いアクセントになっています。

そして、物語の核心である弘福寺の火事の真相に迫ろうとするあん王の動きが活発化してきました。蜀地十二扇を手に入れ、皇帝との駆け引きを繰り広げる姿は、知略に長けた彼の魅力を存分に引き出していました。皇帝の動揺からも、火事の真相には何か大きな秘密が隠されていることが伺えます。

つづく