あらすじ
第13話では、李奈の新店舗開店後、数々の栄誉に輝いたものの、オーナーにバレる不安から沈んだ様子が描かれています。崔燦は、李奈の店を守るため、姜饈からの誘惑や質問を拒否しました。
翌日、オーナーは再び李奈を自宅に招待しますが、李奈は仕事で断ります。祝好から師匠の入院を知らされた李奈は、急いで病院へ駆けつけ、師匠を店へ連れて行き、自慢の料理を振る舞います。しかし、師匠の病状が悪化し、李奈は涙を流し、師匠との思い出を回想します。姜芥は、李奈に拒絶されたことを知り、問題と向き合う決意をします。
李奈と崔燦が包丁奪還について話し合っている最中、崔燦は偶然、祝好と姜旭陽が一緒にいるところを目撃し、二人の関係を疑い始めます。姜旭陽が崔社長に助けを求める場面を、崔燦と姜饈が目撃し、誤解はさらに深まります。
最後に、崔燦は、差出人不明の食材が届いたことから、姜芥の仕業ではないかと疑念を抱きます。
ネタバレ
第13話、李柰の新店舗は開店後、数々の賞を受賞し好評を得るも、オーナーにバレる不安から気が気でなく落ち込んでいた。友人たちは彼女の状況を理解し、支えようとする。
オーナーへの発覚を恐れる崔燦は、情報隠蔽の手助けを求め、姜饈に会う。しかし、李柰の店に関する情報を引き出そうとする姜饈に対し、崔燦は頑なに口を閉ざす。業を煮やした姜饈は怒って立ち去る。
翌日、李柰が退勤しようとするとオーナーに呼び止められ、自宅へ招待される。何とか理由をつけて断ろうとする李柰だが、オーナーは引き下がらない。そこへ祝好が現れ、師匠の入院を伝える。李柰はすぐに電話で確認し、病院へ駆けつける。
病院で師匠と再会した李柰と崔燦は、彼を店へ連れて行き、自慢の料理を振る舞う。師匠は料理を絶賛するも、持病が悪化し咳き込む。師匠の姿に心を痛めた李柰は、店の外で一人涙を流す。そこに姜芥が現れ、傘を差し出し慰めようとするが、李柰は師匠との思い出を語り、オーナーへの不満をぶちまけ、姜芥の申し出を拒絶して去っていく。
帰宅した姜芥は、李家からの挑戦状を受け取る。周囲は李柰に敗れるのではないかと噂する。李柰に拒絶された姜芥は、事態を重く受け止め、真剣に向き合う決意をする。
店に戻った李柰と崔燦は、今後の対策を話し合う。店を出ようとした時、崔燦は祝好と姜旭陽が一緒にいるのを目撃し、二人の関係を疑う。その後、姜旭陽は崔燦に助けを求め、二人で店に入る。その場面を崔燦と姜饈が目撃する。姜旭陽と祝好は、ただの友人だと説明するが、崔燦は落胆して店を後にする。
帰宅した崔燦は、家の前に見慣れない食材が置かれているのを発見し、姜芥の仕業ではないかと推測する。
第13話の感想
第13話は、李柰の心の葛藤と人間関係の複雑さが描かれた、見応えのあるエピソードでした。新店舗の成功とオーナーへの隠蔽工作という板挟みで苦悩する李柰の姿は、彼女の責任感と繊細さを際立たせていました。賞賛の声とは裏腹に、不安で押しつぶされそうな彼女の心情が痛いほど伝わってきました。
特に印象的だったのは、師匠との再会シーンです。病に伏した師匠を想い、涙を流す李柰の姿は胸を締め付けられました。師匠への深い愛情と尊敬、そしてオーナーへの複雑な感情が混ざり合い、彼女の苦悩がより一層深く感じられました。姜芥からの慰めも受け入れられないほど、彼女の心は揺れ動いていたのでしょう。
つづく