あらすじ
第20話は、李柰が脅威に晒され、姜饈の祖父に助けを求める場面から始まります。祖父は事の真相を理解すると、姜家内部の仮対勢力に対抗する李柰を支援することを決意します。
その過程で、姜家の副総裁である姜旭陽は過去の行いの報いを受け、姜老先生は息子の独断専行に激怒します。
一方、李柰と姜芥の関係は徐々に深まっていきます。共同で店を始めるという協力関係から、共に困難に立ち向かう中で、二人の間には愛情が芽生え始めます。そしてついに、姜芥は李柰に告白し、キスをします。
また、姜饈を守るため、崔燦は姜家との関係を断ち切る決断をします。
ネタバレ
李柰は、車に轢かれそうになり恐怖に慄くが、車が去ると安堵する。姜芥は、李柰の危険を察知し店へ駆けつけるも、既に李柰と妹の姜饈は不在だった。
李柰は姜饈と共に祖父に会いに行き、協力を要請する。審査について問うと、老人は努力次第だと諭すが、李柰は五つ星審査の裏工作を指摘し、証拠映像を突きつける。これを見て老人は動揺する。
一方、姜家の副社長である姜旭陽は、過去の報復行為を正当化していたが、突然現れた何者かに拉緻され、李柰の父への仕打ちに対する報復を受ける。
李柰は祖父との話し合いで、姜家の連鎖店経営について言及する。息子たちの裏工作を知った老人は危機感を覚え、李柰に協力することを決める。
李柰は友人と共に店をオープンし、最初の客に無料試食を提供する。それを聞いた姜芥は駆けつけ、最初の従業員になりたいと申し出る。李柰は快諾する。
老人は姜旭陽を呼び出し、連鎖店経営、特に七大家への攻撃を叱責し、罰として跪かせる。姜旭陽は祝好と今後の対策を話し合い、李柰たちに容赦しないと決意する。
李柰と従業員たちは一緒に食事をする。上の空の姜芥を連れ出し、屋台で食事をしながら、李柰は奪刀に参加せず、年間一位を目指し、連盟会議で奪刀の廃止を提案したいと語り、姜芥に協力を求める。姜芥は承諾し、百川餐飲の水準向上を目指すことに同意する。
翌日、姜芥の入店が知れ渡り、多くの客が彼を指名する。李柰は複雑な気持ちになる。さらに、李柰の常連客が現れ、姜芥は嫉妬心を露わにする。二人は厨房で言い争う。
崔燦と姉は姜老先生を訪ね、姜饈を守るため、崔燦は過去の恋愛を理由に姜老先生との関係を断ち切る。姜老先生は怒って立ち去る。
李柰は姜芥を待つ女性ファンがいることを知り、彼に意地悪をする。姜芥は怒り、李柰に告白し、翌日会う約束をする。
姜芥は李柰の言葉を仮芻し、彼女の元を訪れ、情熱的にキスをする。
第20話の感想
第20話は、李柰と姜芥の関係が進展する一方で、姜家の内紛や陰謀がさらに深まる、波乱の展開となりました。李柰は、五つ星審査の裏工作を祖父に突きつけ、協力を得ることに成功します。証拠映像を突きつける大胆な行動と、冷静な交渉術は見事でした。しかし、姜旭陽は報復を受けながらも、なおも李柰への敵対心を燃やしており、今後の展開が不安になります。
姜芥は、李柰への想いを募らせ、ついに告白。二人の屋台でのデートシーンは、微笑ましいながらも、李柰の抱える苦悩や、姜家の複雑な状況を考えると、素直に喜べない複雑な気持ちになりました。奪刀の廃止を目指すという李柰の目標は、彼女自身の苦しみだけでなく、百川餐飲全体の未来をも見拠えた、大きな決断です。姜芥が彼女の想いに共感し、共に戦うことを決意したシーンは、二人の絆の強さを感じさせました。
つづく