あらすじ
第8話では、李柰と友人との間の対立が激化します。友人が注文のすり替えに関わっていたことを告白すると、李柰は驚き、その行為を非難します。友人は証拠隠滅のため放火しようとしますが、機転を利かせた李柰によって阻止されます。そこに姜芥が駆けつけ、二人は安全な場所へ避難します。その際、李柰は自分の行動は全て友人を救うためだったと主張します。厨房に戻った姜芥は、仕事の流れを正常に戻そうと努め、緊迫した雰囲気を和らげるため、チームビルディングの企画を立てます。一方、家庭内の不和も深刻化し、姜旭陽は姜芥への態度を変え、新たな行動を計画し始めます。そして、チームビルディング当日、姜芥と李柰は偶然にも同じグループに分けられ、今後の展開への伏線を残します。
ネタバレ
李柰は友人の頑張りを改めて褒めるが、友人はあっさり自分の実力は大したことないと認め、ハムの注文伝票を見せ、この一件のタイミングが良すぎると指摘する。李柰は友人の言葉を信じず、尊敬する姜芥が理由もなくこんなことを教えるはずがないと考える。しかし、友人は自分が姜芥を尊敬しているのは事実だが、姜芥にとって自分は取るに足らない存在だと感じていた。
その頃、姜芥は車で友人を探し、何度も電話をかけるが繋がらず焦っていた。友人はあっさり荷物のすり替えを認め、たいしたことではないと言い、多額の見返りを貰ったことを明かす。李柰は友人の命を軽視する態度に怒り、その場で非難するが、友人は春醒厨房を燃やそうとし、李柰に弁明の機会を与えようとしなかった。しかし、李柰は素早く仮撃し、放火を阻止する。姜芥が到著した時には、李柰が既に事態を収拾しており、彼女は姜芥を連れて急いでその場を離れた。
安全な場所に辿り著くと、姜芥は李柰の冷静な対応を褒め、李柰は姜芥を助けるために行動したと答え、姜芥がいつ自分の正体に気付いたのかを尋ねる。厨房に戻った姜芥は、「ヒーロー」になり損ねたと同僚にからかわれるが、すぐに話題を変え、祝好に厨房の片付けを指示し、李柰を含む全員参加を命じ、さもなくば給料を減らすと告げる。
姜芥の行動を知った劉老はすぐに姜社長に告げ口するが、姜社長は時代の変化を認識し、若い世代の能力を認める。姜旭陽は姜社長に身の安全に気を付けるよう忠告し、姜饈はバイクで劉老を送っていく。二人の後ろ姿を見つめながら、姜旭陽は姜芥との幼少期の思い出を振り返り、祝好に電話をかけ、姜芥への計画を加速させるよう指示する。
李柰は師弟と新しい店の計画を話し合っていたが、姜芥から仕事に戻るよう指示され、近々行われる社員旅行の話をされる。李柰は参加したくなかったが、社長の圧力に負け渋々承諾する。兄の社員旅行の話を聞いた姜饈は、すぐに李柰の師弟に場所を聞き出し、情報を得ると待ちきれずに師弟と共に目的地へ向かう。
社員旅行当日、姜芥と李柰は他の社員と共に現場に到著し、先に到著していた姜饈たちと合流する。皆でゲームの役割を決める中、姜芥は偶然にも「喋れない役」を引き当て、李柰とチームを組むことになる。部屋に戻ろうとした時、姜饈に呼び止められ、別のゲームをしようと提案される。
第8話 感想
第8話は、李柰の機転と勇気が際立つエピソードでした。尊敬する姜芥を守るため、危険を顧みず友人に立ち向かう姿は、彼女の芯の強さと正義感を鮮やかに映し出していました。放火という極限状況の中でも冷静さを失わず、姜芥を安全な場所に避難させる判断力は、まさにヒーロー級。姜芥が彼女の正体に気づいているのかどうかを問うシーンでは、二人の関係性の変化を感じさせ、今後の展開への期待が高まります。
一方、姜芥は同僚にからかわれるシーンなど、コミカルな一面も見られました。しかし、厨房の混乱を迅速に収拾しようとするリーダーシップや、李柰へのさりげない気遣いからは、彼の責任感と優しさが垣間見えます。
つづく