あらすじ
第16話では、羅念が息子羅勒に怒ってしまったことを後悔する様子が描かれています。同時に、彼女は心理カウンセラーとしての専門性を発揮し、連敗でスランプに陥っていたテニス選手、蒋焦焦の自信回復をサポートします。梁友安や張岩たちは、蒋焦焦の成績や今後のプランについて話し合い、最終的に羅念をクラブの栄養士として招き入れることを決めます。また、このエピソードでは、蒋焦焦と梁桃の間に確執があること、そして宋三川と梁友安の心の距離が縮まっていく様子も描かれています。周囲の支えと努力によって、蒋焦焦は本来の調子を取り戻し、クラブにも注目が集まるようになっていきます。
ネタバレ
羅念は娘の羅勒を寝かしつけた後、叱ってしまったことを深く後悔する。梁友安は一人で羅勒を育ててきた羅念を慰めるが、羅念の罪悪感は消えない。一方、張岩は蒋焦焦のプレッシャーに気づき、梁友安に連絡するも、彼女は深刻に受け取らない。
第6回「飛躍杯」テニス大会が開幕。蒋焦焦はクラブ代表として出場するも、実力を発揮できず敗北。5連敗となり、張岩は梁友安が蒋焦焦に過剰なプレッシャーを与えていると非難する。小さな目標設定が逆に負担になっていると考えた梁友安は、彼に心理カウンセラーを勧めることを検討する。
蒋焦焦はスランプから抜け出せずに悩む。一人コートに座り込む彼に、宋三川は自身のバドミントン時代の挫折経験を語り、励ます。このままではテニスを諦めるしかないと忠告する。
梁友安は羅念に蒋焦焦のカウンセリングを依頼する。張岩は羅念の経歴を確認後、安心して任せる。羅念のカウンセリングと食事指導により、蒋焦焦は自信を取り戻し、見事勝利を収める。張岩は羅念にクラブの栄養士を提案し、梁友安も賛成する。羅念が開発したエナジードリンクは選手たちに好評だ。
蒋焦焦は梁桃と蘇克のカップルYouTuber活動に嫌悪感を抱き、梁桃のライブ配信中にプールに乱入し妨害する。蘇克は仕方なくその場を去り、梁桃は蒋焦焦に激怒する。裕福な彼には自分の苦労が分からないと責める梁桃に、蒋焦焦は申し訳なく思い、次の撮影場所まで送る。大量の服を仕入れる梁桃の姿に、蒋焦焦は複雑な気持ちを抱く。
梁友安は新しい選手獲得のため、試合会場で勧誘することを決める。蚊よけリングを記念品として用意し、宋三川はQRコードを貼る作業を手伝う。夜遅くまで作業したため、梁友安は宋三川に翌朝の集合時間を念押しする。10歳も年上の梁友安に惹かれた理由を聞かれた宋三川は、言葉にできない特別な感情だと答える。
翌日、宋三川は梁友安に蚊よけリングを渡し、梁友安は彼に蚊よけシールを貼る。二人は会場でクラブの魅力をアピールし、多くの保護者から関心を集める。しかし、徳勝クラブのコーチが現れ、引き抜き行為だと非難し、二人を追い出す。
張岩は選手たちとテニス技能テストに参加する。宋三川もテストを受け、梁友安は応援する。宋三川は5級を取得し、皆から祝福される。彼は梁友安にスニーカーをプレゼントするが、彼女が履いてくれないことに落胆する。
羅念は選手それぞれの体調に合わせたエナジードリンクを開発し、好評を得る。張岩は羅念の退職で選手たちに影響が出ると心配する。羅念は彼の過去のトラウマを指摘し、張岩は言葉を失う。梁友安は蒋傑にエナジードリンク開発の資金援助を申請し、快諾を得る。蒋傑は服装や言動が変わった梁友安に気づき、変化を感じ取る。
第16話の感想
第16話では、様々な人間関係とそれぞれの葛藤が描かれていました。特に印象的だったのは、蒋焦焦の苦悩と、それを支える周りの人々の姿です。才能がありながらもプレッシャーに押しつぶされそうになる蒋焦焦の心情は、多くの視聴者の共感を呼ぶのではないでしょうか。宋三川の励ましや、羅念のカウンセリングによって、彼は再びコートで輝きを取り戻しますが、その過程は決して容易ではありませんでした。梁友安のコーチとしての責任感や、張岩の焦りもリアルに描かれており、スポーツの世界の厳しさを改めて感じさせられました。
また、梁桃と蒋焦焦の関係性も興味深い展開を見せています。お金持ちのお坊ちゃんと、生活のために懸命に働く梁桃。二人の間の溝は深く、誤解や衝突を繰り返しますが、どこか憎みきれない部分も感じられます。今後の二人の関係がどのように変化していくのか、注目したいところです。
一方、宋三川と梁友安の恋模様もゆっくりと進展しています。宋三川の不器用ながらも一途な愛情表現は、見ていて微笑ましいです。梁友安も少しずつ心を開いているように見えますが、二人の間にはまだ年齢差という壁が存在します。この壁を乗り越えて、二人は結ばれることができるのでしょうか。
つづく