あらすじ
第19話は、張岩と梁友安が選手たちを率いて海辺で合宿を行い、D3クラブとの交流の様子を描いています。合宿中、D3クラブのオーナー陸志超は梁友安に自分の経験を語り続けましたが、彼女はあまり興味を示しませんでした。
一方、梁友安に好意を抱く宋三川は、以前告白を断られたにも関わらず、諦めずに積極的に行動します。練習にも一層熱心に取り組み、様々な方法で梁友安に近づこうとしました。
そんな中、蒋傑は息子のために職権乱用した疑いで調査を受けることになります。
合宿の終わりには、梁友安から蒋焦焦が全国テニスランキング95位に入ったという嬉しいニュースが発表され、皆で大喜びしました。
最後に、蒋傑が告発されたことを知った梁友安は、すぐに事態を収拾するために戻ることを決意します。そして、宋三川は彼女に同行することを申し出ました。
ネタバレ
張岩と梁友安は選手たちを連れて海辺で合宿 トレーニングを行っていた。D3クラブの選手たちもそこで練習しており、両チームは交流を深めた。D3クラブのオーナー陸誌超は梁友安に話しかけ、自分のクラブの成功談を延々と語り始めた。宋三川は嫉妬し、日焼けを口実に梁友安に日焼け止めをねだった。梁友安は持っていなかったが、コーチが持っていたので、彼に塗ってもらった。梁友安はそれをこっそり見て笑っていた。
蒋焦焦はこの光景を見て、宋三川が梁友安に気があることを確信し、問い詰めた。宋三川は梁友安への想いを認め、告白したが振られたことを明かした。今はただ梁友安のクラブ運営を支えたいと思っているという。蒋焦焦は彼を励まし、この件は秘密にすることを約束した。
梁友安と張岩はキャンプを企画し、D3クラブの選手たちも招待した。陸誌超はまた梁友安に近づき、自分の生い立ちを語り始めたが、宋三川がタイミングよく現れ、梁友安を連れ出した。梁友安は陸誌超の話に興味がなく、逃げ出したかったのだ。二人は海辺を散歩し、宋三川は梁友安の好きな男性のタイプを尋ねた。梁友安は適当にいくつか挙げ、宋三川はそれを心に留めた。
羅念は各選手に異なるメニューを用意していた。宋三川は梁友安が魚好きの男性を好むことを思い出し、自分の鶏肉を梁友安に渡し、彼女の魚を食べた。しかし、魚の骨が喉に刺さってしまった。梁友安は余計なことを考えず、練習に集中するよう忠告した。
張岩は選手たちに厳しいトレーニングを課したが、皆は一生懸命取り組んだ。宋三川も熱心に練習し、謙虚に教えを乞う姿を見て、張岩は彼を見直した。梁友安の前で宋三川を褒め、梁友安も彼の成長を喜んでいた。張岩はその様子を写真に収めた。
蒋傑は久しぶりに帰宅した。陳可は離婚届を渡そうとしたが、蒋傑は会社からの電話で呼び出され、急いで出て行った。陳可は離婚届をしまうしかなかった。蒋傑は息子の蒋焦焦のために不正を行ったと告発された。海辺のリゾートホテルでの合宿費用を出したこと、そして蒋焦焦と蘇克の賭けの動画が証拠として提出された。
合宿最終日、張岩は水に浸したボールでサーブの練習をさせた。彼はネットの向こう側に座り、的になった。水を含んだボールは重く、選手たちはうまく打てなかった。梁友安は蒋焦焦が全国ランキング95位に入ったことを知り、皆に発表した。選手たちは喜び、張岩もお祝いした。皆で張岩と蒋焦焦を海に投げ入れた。梁友安は選手たちを鍋に招待し、好きなだけ食べ飲みするように言った。皆は大喜びした。
梁友安は選手たちを励まし、全国大会でトップ10に入ればクラブはA級に昇格できると話した。張岩もスピーチし、D3クラブを辞めて以来、商業クラブに失望していたが、梁友安と選手たちのおかげで希望を取り戻したと語った。梁友安は選手たちに深々と頭を下げ、感謝の意を表した。選手たちの努力のおかげで、彼女の目標が一つずつ実現している。皆で乾杯した。
梁友安は明宇からメッセージを受け取り、蒋傑がクラブの件で告発されたことを知った。彼女は張岩の車で急いで戻ろうとした。宋三川は彼女に同行することを申し出た。陳哲は宋三川が梁友安を好きだと気づき、蒋焦焦と顔を見合わせた。梁友安は明宇から送られてきた資料を見て、蒋傑を心配し、クラブが閉鎖されないことを祈った。
第19話の感想
第19話は、宋三川の梁友安への一途な想いと、クラブ運営の苦悩が交錯する、切ないながらも心温まるエピソードでした。宋三川は、梁友安への好意を隠そうともせず、素直な行動で彼女を支えようとします。日焼け止めをねだったり、好きな男性のタイプを聞き出したり、彼女の好きな魚を代わりに食べたりと、その行動は時に子供っぽく、微笑ましいものです。しかし、告白を断られた後も、陰ながら彼女を支え続けようとする姿には、胸を打たれるものがありました。
一方、梁友安は、クラブ運営の難しさに直面しています。D3クラブのオーナー陸誌超のしつこいアプローチや、蒋傑が告発されるという事件は、彼女に重くのしかかります。それでも、選手たちの成長を喜び、クラブの未来のために尽力する彼女の姿は、まさにリーダーとしての責任感と情熱を感じさせます。
特に印象的だったのは、張岩が選手たちを指導するシーンです。水に浸したボールを使った練習は、一見厳しく見えますが、選手たちの成長を願う張岩の愛情が感じられました。そして、梁友安と選手たちの頑張りによって、張岩が再びコーチとしての情熱を取り戻す場面は、見ているこちらも胸が熱くなりました。
つづく