あらすじ
第7話では、梁友安の励ましを受けて、宋三川が強敵の金翊に勝利する様子が描かれています。しかし、金翊はスリップして転倒したことで敗北を易速運動靴のせいにし、それが一連の騒動を引き起こしてしまいます。 この騒動により、梁友安は蒋傑に誤解され、退職を余儀なくされます。彼女は深く落胆しますが、宋三川は変わらず彼女を支え、寄り添い続けます。二人の間には、次第に愛情が芽生え始めていきます。
一方、宋三川は引退を決意し、推薦された仕事も断り、独立することを決心します。 そんな中、梁友安は自身の健康問題で入院、手術を受けますが、術後の経過は良好です。 この知らせを聞いた宋三川は、彼女の健康を気遣い、自ら病院に見舞いに行きます。 彼の梁友安に対する深い愛情が、この行動にはっきりと表れています。
最後に、梁友安の父親が彼女の許しを得ようとしますが、和解には至りませんでした。
ネタバレ
梁友安に励まされ、宋三川は自信を取り戻し、金翊を圧倒、勝利を掴む。しかし、金翊は試合中に転倒、易速のシューズが滑ったのが原因だと主張し、騒動となる。高力はこれを機に蒋傑を追い詰めようとする。梁友安はシューズの検査を行うも欠陥は見つからず、金翊の言い訳だと判断するが、責任を取り、会長に辞表を提出する。
蒋傑は梁友安の裏切りに激怒し、彼女を追い出す。かつて蒋傑が窮地に立たされた時、梁友安は彼について行ったのに、今はお互い憎しみ合っている状況に、梁友安は複雑な思いを抱く。宋三川は荷物を運び出す梁友安を励まし、車庫で彼女を抱きしめる。宋三川は自分が梁友安の失職の原因を作ったと謝罪するが、梁友安は彼を慰める。その後、宋三川は金翊を問い詰めるが、金翊は仮省の色を見せない。
失職した梁友安は自暴自棄になり、卵巣嚢腫の手術を受けることを決意する。宋三川は引退を決意し、安従は惜しむも、彼の決意は固い。安従は金翊への仕返しを企て、宋三川と共に金翊のラケットにカツラを仕掛ける。宋三川は金翊に蒋成林に危害を加えないよう警告する。引退後、宋三川は友人のクラブからの誘いを断り、自力で道を切り開くことを決める。
宋三川は梁友安を食事に誘おうとするが、彼女が自宅近くの病院に入院していることを知る。手術は軽いと聞き、見舞いに行くのをためらうが、心配でたまらない。安従はそんな宋三川をからかう。手術は無事成功し、宋三川はメッセージを送るが、梁友安は母親に返信を頼む。
退院した梁友安を、宋三川は黄桃の缶詰を持って見舞う。梁友安は宋三川に缶詰を食べさせ、明日退院することを伝える。宋三川は送っていくことを約束するが、今後会えなくなることを心配し、梁友安は易速との契約を提案するも、宋三川は断る。
自宅に戻った梁友安を、父親の梁樹が出迎える。母親は梁樹を避けるように立ち去る。梁樹は梁友安に許しを請うが、拒絶され、その場を去る。
第7話の感想
第7話は、梁友安と宋三川、そして周囲の人々の感情が大きく揺れ動くエピソードでした。宋三川の勝利と金翊の卑劣な行為、そして梁友安の潔い決断と苦悩が描かれ、見ているこちらも胸が締め付けられるようでした。
特に印象的だったのは、梁友安の強さと優しさです。理不尽な状況に立たされながらも、彼女は自分の信念を曲げず、責任を負う覚悟を見せました。会社を辞める際の毅然とした態度は、彼女の芯の強さを物語っています。一方で、宋三川への思いやりや、母親との複雑な関係性など、彼女の繊細な一面も垣間見え、より人間味あふれるキャラクターとして描かれていました。
宋三川の梁友安への一途な想いは、見ていて応援したくなります。彼女の力になりたい、守りたいという純粋な気持ちが伝わってきて、とても温かい気持ちになりました。金翊の幼稚な行動には腹立たしさを感じましたが、それも宋三川と梁友安の関係性をより深めるきっかけとなったと言えるでしょう。
つづく