ストーリー
正義感に溢れた心優しい少女、葉兮は、一人前の侠女になることを夢見て、武術の世界に飛び込んだ。彼女は武術と愛に純粋な憧れを抱き、弱い者を助け、強い者をくじくことを信条としていた。しかし、世間の悪意を知らず、何度も利用され、騙され、裏切られる。信頼していた“大侠”であり、共に武術を歩むと信じていた“恋人”にさえ裏切られ、名声を失い、命を狙われることさえあった。
幾多の苦難にもくじけず、葉兮は正義を信じ続けた。いつか真実が明らかになり、自分の潔白が証明されることを信じて、彼女は真相を追究する。その過程で、神医・白岳に何度も助けられ、陰ながら見守られ、生死を共にする中で、葉兮は次第に強く、自信に満ちた女性へと成長していく。そして、真の愛と侠の精神の意味を理解していく。
白岳の助けを借り、葉兮は自分を陥れ、武術の世界を混乱に陥れていた悪党を倒し、真の侠女へと成長を遂げる。さらに白岳は、その優れた医術で惑わされていた武術の人々を救い、武術の世界には正義が満ち溢れ、侠の道へと回帰していく。
各話あらすじ(全22話)
- 20 - 22
- 19 - 21
- 16 - 18
- 13 - 15
- 10 - 12
- 7 - 9
- 4 - 6
- 1 - 3
22話(最終回)
第二十二話は、葉兮と白岳の想いが進展する物語です。
当初、葉兮は白岳の深い愛情に疑いを抱いていましたが、幾多の出来事を経て、二人の過去の記憶が徐々に蘇り、ついに互いの気持ちを確認し合います。
そんな中、書生が現れ、チンピラに絡まれているところを葉兮が助けます。葉兮を助ける白岳が突然負傷し、葉兮が彼の世話をしているうちに、共有する記憶を通して二人の絆はさらに深まります。
一方、蒼岐は白岳から贈り物を受け、かつての愛を失ったことを嘆きながらも、天下泰平を守ると誓います。
そして最後に、楓華谷で、白岳と葉兮の仲はさらに深まり、葉兮の妊娠が発覚し、二人はより一層お互いを大切に思うのでした。
21話
第二十一話は、白岳、葉兮、蒼歧の三人を中心に展開します。白岳は葉兮に自分の死の悲しみを忘れさせようと、彼女に失憶薬を飲ませ、眠りに落ちた彼女を傍らに、婚礼を挙げ、共に最期を迎える幻想に浸ります。目覚めた葉兮は蒼歧と共に血痕を拭い取り、白岳を玉棺に納めます。そして、霊術を用いて棺の銘文を書き換え、白岳のことを忘れないようにと、彼の肩に噛み付いた後、玉棺を封印しました。ところが、突然玉棺は炸裂し、三人を巻き込んで姿を消してしまいます。皆が捜索する中、ようやく三人を発見しますが、葉兮は既に記憶を失っていました。
蘇生した白岳は、呪いを解くには愛する者と合葬するしかないことを悟り、蒼歧と共に葉兮を探す決意を固めます。白岳は葉兮が一人で西域へ向かったのではないかと考え、実際、葉兮は西域で書生と出会い、街角の踊りを眺めていました。夜、川辺で物思いに耽る葉兮を見つけ、白岳は瓜灯を手に現れ、過去の思い出を呼び覚まそうとしますが、葉兮は彼の言葉を信じようとしません。
20話
第二十話では、葉兮が地宮に入り、玉棺の中に人参の種を発見し、その種を使って白岳の解毒薬を作ろうと計画する様子が描かれています。その後、毒に侵されていた武林の人たちは回復し、立ち去っていきます。一方、葉兮と白岳の仲は深まっていきます。しかし、そこに蒼歧が黒甲軍を率いて現れ、葉兮を連れ去ろうとします。拒絶された蒼歧は感情を抑えきれず、三人間の対立は激化します。最後は禁地での戦いの末、白岳が重傷を負い、葉兮は懸命に治療を試みますが、絶望的な状況に陥ります。二人は互いへの深い愛情と生死を共にしようとする決意を確かめ合います。
19話
第19話は、白岳と葉兮が水路の中で経験する一連の出来事を描いています。二人は互いの想いを伝え合った後、穀の人々が皆殺されているのを発見し、地宮では宝を発見した者が毒に侵されているのを目撃します。葉兮は唐桓の陰謀を暴き、彼に立ち向かいます。唐桓は策略で葉兮を惑わそうとしますが失敗し、最終的に葉兮によって討ち取られます。毒に苦しむ武林の人々を前に、白岳は医者としての慈悲の心から彼らを救おうと決意します。最後に、葉兮は駆けつけた林瀟瀟と楚曜と共に生存者の救助に乗り出します。同時に、彼女は薬草の生育にも気を配っており、今後の物語が治療と回復を中心に展開していくことを闇示しています。
18話
第18話は、葉兮と白岳、蒼歧の間の複雑な関係を描いています。
蒼歧は衰弱した白岳を葉兮が守っていることを知ると、一時的に白岳への攻撃を控え、楚曜を二人の前に連れてきました。白岳は自らの余命が長くないことを明かし、その後意識を失い、宿場へと運ばれました。宿場では、葉兮は楚曜に復讐への決意を伝え、彼に立ち去るよう促します。夜、葉兮は幻術を使い、求婚してきた蒼歧を欺き、その隙に白岳の治療にあたりました。
翌日、葉兮は蒼歧を説得し、楓華谷へ私用で向かう許可を得ます。道中、楚曜と林瀟瀟に遭遇しますが、葉兮は白岳を連れ、一人で先を急ぎます。追っ手を振り切り楓華谷へ辿り着くと、唐桓が宝を奪う計画を企てていることを知ります。休息中、白岳は葉兮に他人を安易に信じるなと警告し、特に蒼歧に幻術を使ったことを知り、強い不満を表しました。
17話
第17話は、白岳と葉兮の交流を中心に展開します。河のほとりで目を覚ました白岳に、葉兮は自分の身分を明かし、白岳に自分の腕を噛ませて霊力を回復させようと試みますが、白岳は彼女を傷つけることを恐れて拒否します。結局、葉兮は白岳を気絶させ、自ら腕を噛んで血を飲ませ、白岳は徐々に回復していきます。二人は灰叔を探すことに決め、茶屋で秘籍を狙う武林の人々に襲われますが、黒甲軍の助けで難を逃れます。
道中、白岳は葉兮への想いを告白し、葉兮は彼を守り、治療に効く仙賜草を探すと約束します。しかし、白岳は緻命的な秘密を隠していました。楓華穀の穀主が愛する女性は、彼の心脈を衰竭させ死に至らしめるという呪いが、葉兮と出会った時に既に発動していたのです。真実を知った葉兮は、呪いを解く決意を固めます。白岳の病状が悪化していく中でも、彼と共に一日一日を大切に過ごすと誓います。
16話
第十六話は、白岳と葉兮の複雑な愛憎劇と、外敵の脅威に立ち向かう二人の共闘を描いています。葉兮は酔った勢いで白岳の背中に根のような模様があるのを発見し、古墓で彼を助けた時の光景を思い出し、自分の体の異変と白岳との繋がりを悟ります。そのため二人は口論になりますが、最終的に白岳は痒みを抑える方法を見つけます。
翌日、武林の人々が「妖女退治」を掲げて楓華谷を襲撃し、葉兮は深い自責の念に駆られます。灰叔は状況を分析し、白岳と葉兮に秘密の通路を使って逃げるように指示します。逃亡の道中、白岳は自分がどのように助けられたかを語り、二人の関係はいくらか和らぎます。白岳は葉兮に木製の簪を贈り、信頼を深めます。
その後、二人は五毒教の蜂の襲撃を受けますが、葉兮は隠された能力を発揮して白岳を守ります。武林の人々が本草真経を渡すよう迫ると、葉兮は勇敢に立ち向かい、白岳も彼女を助けるために戦いに加わり、負傷します。最後に、葉兮は術を使って白岳の体内の毒素を取り除き、彼への深い愛情と責任感を示します。
15話
第15話は、葉兮と白岳の複雑な感情のやり取りと誤解を中心に描かれています。
葉兮は薬屋で蜜棗を取ろうとしたところを白岳に止められ、解毒薬を飲んだことでようやく声を出すことができるようになりました。しかし、白岳の陰ながらの支えに対し、理解を示さないどころか不満を漏らし、二人は口論になってしまいます。その後、葉兮は自分が跳ねるようにしか動けなくなっていることに気づき、白岳に謝罪し解毒薬を求めます。白岳は他の人と接触しないよう釘を刺した上で、解毒薬を与えました。
夜、葉兮は自分の頭に赤い花が咲いていることに気づき驚愕します。この花は白岳が育てた「千疼万苦花」で、摘み取ると命に関わるという代物でした。葉兮は怒りますが、白岳は彼女の病を治すためだと説明します。翌日、灰叔の助言を受けた葉兮は白岳に歩み寄り、最終的に白岳は彼女のために花を摘み取り、真の解毒薬として与えます。葉兮は力を取り戻し、復讐の準備として内力を高めたいという希望を口にします。白岳は、彼女が緑梅を傷つけた償いとして楓華穀に一年間留まらなければならないことを告げます。
14話
第14話は、葉兮の病状と白岳、蒼歧のやり取りを中心に展開します。重傷を負った葉兮は昏睡状態に陥り、白岳は楓華谷の薬草だけが彼女を救えると考えます。蒼歧は乗り気ではありませんでしたが、最終的に白岳が葉兮を楓華谷に連れて帰り治療することに同意します。その間、蒼歧は朝廷の重臣からの圧力に屈し、即位を承諾することになります。楓華谷へ向かう道中、白岳は楚曜と林瀟瀟に出会い、葉兮の病状を知った楚曜は彼らを助けることを決意します。
楓華谷に到着後、白岳は温泉薬湯で葉兮を治療します。葉兮は目を覚まし、白岳に感謝の気持ちを伝え、彼にキスまでします。しかし、白岳は感情 matters に躊躇しているようで、その気持ちには応えません。灰叔は葉兮に自分の幸せを積極的に追求するように励まし、白岳がずっと陰ながら彼女を助けてきたことを明かします。白岳の気持ちに気づいた葉兮は戸惑い、その反応に白岳は心を痛め、薬を使って葉兮を一時的に声が出ないようにしてしまいます。夜更けに、葉兮は「木石奇縁」という本を見つけ、その本の一文が彼女に愛の意味を考えさせます。同時に、白岳も葉兮のために特別な髪飾りを用意し、彼女への想いに葛藤します。
13話
第13話は、蒼岐が黒甲軍を動員して唐門を攻めようとする計画を立てていたものの、林瀟瀟の説得により中止した出来事を中心に描いています。行宮内で体調を崩した葉兮は、蒼岐と意見の食い違いが生じ、自身の力を取り戻そうとした際に誤って負傷してしまいます。この過程で白岳は葉兮を間接的に助けますが、真意は謎に包まれています。一方、唐桓は葉兮と白岳に関する秘密を暴露することで両者の仲を引き裂こうとしますが、林瀟瀟に見破られ阻止されます。そして物語はクライマックスへ。白岳を巡る争いの中で、葉兮は自らの身を顧みず負傷した白岳を治療し、二人の複雑な関係性が垣間見えるシーンで幕を閉じます。
12話
第12話は、葉兮と唐桓の結婚式を舞台に、唐桓の陰謀が明らかになる物語です。
挙式当日、唐桓は式を隠れ蓑に、武林の侠客たちを集め、葉兮を排除しようと企みます。彼は葉兮が武功秘籍を盗み、さらに貴重な医書『本草真経』を独り占めしているのだと糾弾しました。葉兮は式典の最中、軟筋散と砒霜を盛られ、窮地に陥りますが、白岳に救出されます。
目覚めた葉兮は、髪が真っ白になり、功力が失われたことに気づきます。しかし、彼女が何より案じたのは無辜の人々が巻き添えになることでした。そのため、蒼岐が黒甲軍を動員して唐門を攻めるという提案を拒否します。
一方、唐桓は霹靂弾が湿気ってしまったことなどに苛立ちを募らせ、さらに摂政王が蜀の地へやって来たという知らせを受け、新たな策を練り始めます。
11話
第11話は、葉兮と唐桓の複雑な関係、そして唐門内部の権力争いを中心に展開します。
葉兮は唐桓を唐家堡へ連れ帰りますが、七伯と唐桓の行動に疑念を抱き始めます。唐桓は勢力拡大のため、葉兮に霹靂門の虞門主の排除を命じます。葉兮は任務遂行時に圧倒的な実力を見せつけますが、虞門主を殺さず約束を守ります。唐家堡に戻った葉兮は、妊娠中の薛婷と出会い、彼女が五長老の妾であることを知り、彼女を唐家堡に残すことにします。
唐桓との婚礼の日取りが近づくにつれ、二人の関係はより一層複雑になっていきます。唐桓は葉兮の本当の身分と、彼女が持つ本草真経に強い興味を示します。同時に、唐桓は密かに葉兮を陥れようと画策し、誤って自身も毒に侵されてしまいます。そして、多くの秘密を知る薛婷と七伯を殺害します。
こうした一連の出来事を通して、葉兮は唐桓の真の目的が純粋なものではないことに気づき、婚礼の場で彼の陰謀を暴こうと決意し、楓華谷へ戻ることを考え始めます。
一方、唐門が霹靂門を併呑したという知らせを聞いた白岳は、行動を起こそうとしています。
10話
第10話は、葉兮と白岳の複雑に絡み合った感情の葛藤を描いています。物語は三年前に遡ります。雪の中、白岳は葉兮を埋葬しますが、彼女は実際には死んでいませんでした。
現在に戻り、白岳は誤解から葉兮の元を去ります。灰叔は葉兮に白岳の心情を理解させようと試みます。葉兮は白岳の世話を焼くことで彼に近づこうとしますが、二人の間の誤解は深まるばかりです。
白岳は葉兮にまつわる謎を解き、唐桓を治療するため、自ら薬を試した結果、体調を崩してしまいます。真実を知った葉兮は、白岳への想いと唐桓を救う責任の間で葛藤します。
そして、白岳から感情に応えることはできないと告げられた葉兮は、唐桓と共に楓華谷を去ることを決意します。しかし、この決断の裏には、呪いによって葉兮から離れざるを得ない白岳の苦しい秘密が隠されていたのでした。
9話
浮屠塔の前で、葉兮は楊柯に遭遇した。楊柯は抵抗することなく負けを認め、葉兮は楓華谷へと足を踏み入れることができた。彼女はすぐさま谷主の白岳に会い、ある人物の救助を依頼した。しかし、白岳はそれを拒否する。葉兮は勝負を挑むことで白岳の考えを変えさせようとするが、灰叔に止められる。
灰叔は葉兮に、唐桓を救うには白岳の力が必要不可欠だと告げる。そして、白岳は頑固だが心優しい人物であること、また危険な薬を自ら試しているため、彼女の健康を心配していることを明かした。
唐桓の解毒のために白岳を説得しようと、葉兮はあらゆる手を尽くす。直接懇願したり、白岳の傍でひたすら待ったり、過去の出来事を語りかけたり…。ついに白岳は葉兮に、三年前、蒼楠のために奔走した時の話を始める。男たちに善意を利用され、深く傷ついた経験を明かすのだった。それでもなお、唐桓を救いたい一心で、葉兮はどんな条件でも受け入れると覚悟を決める。
白岳は、長留山に生える七匹葉人参を見つけ出すことができれば、唐桓の治療を引き受けると約束する。灰叔もまた、薬草探しにはくれぐれも気を付けるようにと葉兮に忠告する。葉兮の不屈の精神と人を救いたいという強い信念、そして白岳の、葉兮の過去を案じる気持ちと警告が、この場面には強く表れている。
8話
第八話では、葉兮の運命と周囲の人々の仮応を中心に物語が展開します。葉兮は蒼楠の前に引き出され、皇帝の圧力と悲惨な運命を前に、 ultimately 蒼楠の指示によって毒を仰ぎます。しかし、物語はここで急展開を迎えます。葉兮は実際には死んでおらず、唐桓を伴って楓華穀の入り口に現れます。体は弱っているものの、周囲の環境に見覚えがある様子です。
一方、白岳と蒼歧は、葉兮のことで密道の中で口論となり、ついには手が出てしまいます。密道が崩れ始めたことでようやく争いを止め、二人はその場を離れます。
そんな中、楚曜は白岳に唐桓に関する情報を伝え、唐桓が葉兮に近づいたのは何か別の目的があるのではないかと示唆します。目を覚ました葉兮は楓華穀の試練に挑むことを決意し、唐桓を救ってくれる者にはどんな条件でも飲むと約束します。そして、葉兮の安全を確保するため、白岳は彼女が試練に挑む間、密かに薬を用意し、誰にも気づかれないよう手助けを arranged し、葉兮への深い愛情と保護の意思を示します。
7話
第七話では、葉兮と蒼楠、蒼歧の複雑な関係性が描かれています。蒼歧は蒼楠が葉兮を害そうとしていると勘違いし、彼女を守るために自ら毒酒を飲み干しました。その後、蒼楠が毒に侵されていると知った葉兮は、過去のいざこざを水に流し、彼を楓華谷へと連れて行き治療を受けさせ、無事に回復させます。
しかし、都では、いじめられていた蒼歧を助けた葉兮が妖女だと誤解され、侍衛たちに追われることになります。薬廬で火事が発生した後、葉兮は蒼歧と蒼楠を救い出しますが、結局は宮廷禁軍に捕らえられてしまいます。
牢獄の中で、葉兮は厳しい拷問を受けます。そこに白岳が現れ、彼女を助け出そうとしますが、失敗に終わります。白岳の尽力もむなしく、葉兮は天牢に戻され、処罰を待つことになります。
こうした出来事を通して、葉兮と周囲の人々の関係はさらに緊張感を増し、宮廷内における彼女への敵意と、彼女が直面する困難な状況が明らかになっていきます。
6話
第六話は、蒼歧と葉兮の複雑な関係を中心に展開します。死期が迫っていることを悟った蒼歧は、葉兮に自分のことを思い出してほしいと願っています。一方、白岳は、葉兮にとって過去の出来事を忘れることが最善だと考えています。二人が南柯禅寺で秘密の通路を探っている最中、危険に遭遇します。この出来事を通して、白岳が目にした壁画から、三年前に蒼楠と葉兮が出会った時の物語が明らかになります。
当時、蒼楠は葉兮に一目惚れし、彼女を宮廷に迎えようとしますが、葉兮はそれを拒みます。物語が進むにつれ、葉兮が刺客から蒼楠を守り、そして蒼歧を救うために禁軍の侍衛と対峙する場面が描かれます。これらの回想は、登場人物たちの関係性を深めるとともに、今後の物語の展開を暗示しています。
同時に、楚曜は、白岳が蒼歧と同行しているという知らせを受け、白岳が脅迫されているのではないかと心配し、助けに向かう準備を始めます。これは、今後の展開への伏線となっています。
5話
今回の物語は、葉兮の行動を中心に展開します。唐家堡において、かつての情に縋って命乞いをする唐楊を、葉兮は迷うことなく始末しました。唐楊の最期の挑発にも、彼女の心は揺らぎませんでした。
その後、白岳から授かった往生丹を服用した唐桓が目を覚まします。唐楊の死を喜び、朝廷の手に渡れば災いとなると、暴雨梨花針の行方を焦燥しながら尋ねます。葉兮は唐桓に協力することを約束し、自らの身を危険に晒しながらも蒼歧から暴雨梨花針を取り戻し、唐桓と共にその場を後にしました。
道中、白岳は葉兮の傷の手当てをしながら、唐桓のためにここまでする価値はないと忠告します。同時に、葉兮から二人の関係について問いただされますが、何も答えずに立ち去ります。一方、蒼歧は三年前に葉兮と出会った時のこと、そして白岳に命を救われた過去を回想し、五色龍骨を見つければ葉兮の記憶が戻るかもしれないという情報を口にします。
その頃、葉兮は自称正義の味方から挑発を受け、濡れ衣を著せられますが、林瀟瀟の助けにより窮地を脱します。最後に、蒼歧は三年前に葉兮の訃報を聞いた時の悲しみを思い返し、彼女への深い愛情と復讐への決意を露わにします。
4話
第四話では、白岳が唐桓と虞門主の陰謀を葉兮に明かそうとしますが、葉兮は傷ついた唐桓を助けることに固執します。夜、白岳が一人で傷を癒していると、頭痛に苦しむ葉兮が彼に治療を求めてきます。治療の過程で、葉兮は一時的に気を失ってしまいます。翌日、葉兮は立ち去る際に玉露丸と銀両を残していきます。
唐家堡では、侵入者が混乱を引き起こし、葉兮は唐楊の嘲笑と攻撃、そして唐桓の利用に直面します。そこに黒甲軍が現れ葉兮を守り、唐楊の裏切りを暴きます。林瀟瀟も姿を現し、葉兮に関する重要な情報を明かします。
蒼歧が大殿に入り、葉兮を傷つけることを禁じ、彼女に対して特別な約束をしていることを明らかにします。そして、蒼歧は葉兮が妖女ではないと宣言します。葉兮は唐楊への復讐だけを望み、蒼歧の助けを拒否し、自力で問題を解決しようとします。
3話
第三話では、唐門の弟子たちに追われていた唐桓を葉兮が救出し、彼の傷の手当てをしました。唐桓は、唐楊が邪魔者を排除するために自分を追っていると明かし、さらに五年前、唐楊が先代門主と葉兮たちの殺害を認めるのを盗み聞きしたことを打ち明けました。二人は唐楊に対抗するため手を組むことを決め、同時に霹靂門に助けを求めることにしました。霹靂門の虞門主は表向きは二人を支持すると答えましたが、裏では黒白双煞を送り込み葉兮を闇殺しようとしました。幸いにも唐桓に助けられ、難を逃れました。白岳は葉兮を追う者たちを尾行して引き離し、その後、虞門主こそが黒幕であるという事実を明らかにしました。こうした出来事の中で、唐桓は葉兮に愛を告白し、結婚の意思を伝えましたが、葉兮は現状の不安定さを憂慮し、慎重な姿勢を見せました。
2話
第二話では、白岳と葉兮が白鷺城へ向かう道中、白岳は世の中の不安定な情勢を葉兮に語った。入城の際、葉兮は懸賞令によって兵士に見つかり、危機一髪となる。茶楼にて、二人は楚曜と出会い、楚曜は二人を屋敷に招き入れた。葉兮の安全を考慮し、白岳は楚曜の申し出を受け入れた。
夜、葉兮はこっそりと抜け出し、講釈を聞きに行ったが、その内容から身元が露見し、追われる羽目となる。白岳は間千髪に駆けつけ葉兮を救出したものの、二人は追っ手に追いつめられる。しかし、楚曜が煙幕を張って助けたことで、どうにか逃げ延びることができた。
逃亡の最中、葉兮は徐々に過去の記憶を取り戻し、かつて自分が武林一の妖女と呼ばれていたこと、五年前殺害され、三年前に再び現れた後、太子によって罪状を告発されたことを知る。復讐を決意した葉兮は、まずは唐楊に決着をつけようと考えた。一方、留白亭で白岳と再会した楚曜は、白岳への感謝の意を表した。
その頃、唐門へ向かう葉兮は、同じく唐楊に恨みを持つ唐桓を助ける。この行動は、彼女の心の奥底にある正義感の表れであった。
1話
第一話では、楓華谷の谷主である白岳と人参の仙人・葉兮の初めての出会いが描かれています。葉兮は白岳に興味を持ち、こっそりと谷に入り剣の稽古をしている最中、誤って古墓を崩落させてしまいますが、白岳に助けられます。命の恩に報いるため、葉兮は自らの根鬚の半分を犠牲にして、病に伏せる白岳を救います。
半年後、誤解と裏切りによって葉兮は追われ、重傷を負います。そして最後は唐楊に殺されてしまいます。知らせを聞いた白岳が駆けつけた時には既に遅く、葉兮を埋葬することしかできませんでした。
五年後、記憶を失った葉兮が目を覚まします。そして偶然にも白岳と再会します。記憶は全くありませんが、運命は再び二人を結びつけるのでした。
全22話ネタバレ
キャスト、登場人物
白岳(はくがく)
李宏毅(リー・ホンイー)
葉兮(ようけい)
黃日瑩(ホアン・リーイン)
蒼岐(そうぎ)
朱賛錦(チュウ・ザンジン)
林瀟瀟(りんしょうしょう )
張欣顔(ジャン・シンイエン)