あらすじ

第四話では、白岳はくがく唐桓とうかんユー門主の陰謀を葉兮ようけいに明かそうとしますが、葉兮ようけいは傷ついた唐桓とうかんを助けることに固執します。夜、白岳はくがくが一人で傷を癒していると、頭痛に苦しむ葉兮ようけいが彼に治療を求めてきます。治療の過程で、葉兮ようけいは一時的に気を失ってしまいます。翌日、葉兮ようけいは立ち去る際に玉露丸と銀両を残していきます。

唐家堡では、侵入者が混乱を引き起こし、葉兮ようけい唐楊とうようの嘲笑と攻撃、そして唐桓とうかんの利用に直面します。そこに黒甲軍が現れ葉兮ようけいを守り、唐楊とうようの裏切りを暴きます。林瀟瀟りんしょうしょう も姿を現し、葉兮ようけいに関する重要な情報を明かします。

蒼歧が大殿に入り、葉兮ようけいを傷つけることを禁じ、彼女に対して特別な約束をしていることを明らかにします。そして、蒼歧は葉兮ようけいが妖女ではないと宣言します。葉兮ようけい唐楊とうようへの復讐だけを望み、蒼歧の助けを拒否し、自力で問題を解決しようとします。

ネタバレ

白岳はくがくは再び葉兮ようけいにそれとなく伝えるも、葉兮ようけいは理解せず。そこで白岳はくがくは、黒白双煞こくびゃくそうさつユー門主の差し金で、唐桓とうかんの負傷は芝居だと明かし、目を覚ますよう促す。葉兮ようけいは同行した唐桓とうかんを見捨てられないと言い、白岳はくがくは餞別として銀子を置いて去る。

夜、白岳はくがくが一人で療傷していると、白馬と別れた葉兮ようけいが去ろうとするが、頭痛に見舞われ、白岳はくがくの部屋で治療を乞う。葉兮ようけいが玉露丸を全て唐桓とうかんに渡したと知り、白岳はくがくは怒りながらも脈を取る。葉兮ようけいがじっとしていられないため、白岳はくがくは彼女を気絶させて治療する。翌朝、葉兮ようけいは目を覚ますと白岳はくがくが無視していることに気づき、玉露丸と銀子を持って去る。

唐家堡では、霹靂弾で門を爆破した集団が侵入。倒れた唐家弟子を見て、葉兮ようけいは剣を置く。大殿に入った一行は唐門弟子に包囲される。唐楊とうよう葉兮ようけいを見て驚き、唐桓とうかんは彼女を婚約者と呼ぶが、唐楊とうようは嘲笑し、戦う。唐桓とうかん葉兮ようけいを盾にしようとするが、白岳はくがくが投げた闇器で唐桓とうかん葉兮ようけいの前に出てしまい、暴雨梨花針を浴びて負傷する。

黒甲軍が大殿に突入し、全員を包囲。唐楊とうようが唐門を裏切り、摂政王せっしょうおうに密道情報を売ったためだ。ユー門主は唐楊とうように寝返り、霹靂弾の製法を渡そうとする。葉兮ようけい唐楊とうようの行為に怒り、平手打ちをする。唐楊とうようは黒甲軍に葉兮ようけいを殺すよう命じるが、彼らは従わない。

白岳はくがくは黒甲軍が葉兮ようけいを守るために来たと説明し、五年前の唐楊とうよう葉兮ようけいの過去を明かす。林瀟瀟りんしょうしょう が侍女と共に現れ、墨柔ぼくじゅうが臨終間際に全てを話したと告げる。唐楊とうよう林瀟瀟りんしょうしょう に暴雨梨花針を使おうとするが、侍女が易水山荘の剣を抜いて対峙し、林瀟瀟りんしょうしょう の正体が明らかになる。

唐楊とうよう葉兮ようけいを殺した者に十万両の黄金を与えると宣言。その時、蒼歧が現れ、葉兮ようけいに危害を加えることを禁じ、唐門に復讐するまで待つように言う。蒼歧は蕭山しょうざんに関係のない者を連れ去らせ、白岳はくがくも渋々ながら去る。

蒼歧は葉兮ようけいに自分の正体を明かし、保護を約束する。葉兮ようけいは蒼歧を知らないと言い、蒼歧は彼女が本当に覚えていないことに悲しむ。

殿外では、唐楊とうようが逃げようとして白岳はくがくと衝突。白岳はくがくは簡単に唐楊とうようを倒し、暴雨梨花針を蕭山しょうざんに蹴り飛ばす。

蒼歧は葉兮ようけいが妖女ではないと宣言し、噂の拡散を禁じる。葉兮ようけい唐楊とうようだけに復讐すると宣言。蒼歧は他の人々を解放し、林瀟瀟りんしょうしょう 葉兮ようけいに剣を贈る。蒼歧は葉兮ようけいの復讐を手伝おうとするが、葉兮ようけいは自分で解決すると主張する。

第4話の感想

第4話は、物語が大きく動き出す重要な転換点と言えるでしょう。葉兮ようけいの出生の秘密や、唐楊とうようの裏切り、そして蒼歧の正体など、様々な伏線が一気に回収され、今後の展開への期待が高まります。

特に印象的だったのは、白岳はくがくの優しさです。葉兮ようけいのために奔走し、危険を顧みず彼女を守ろうとする姿は、まさに騎士道精神の体現と言えるでしょう。葉兮ようけいへの想いを秘めながらも、彼女の意思を尊重し、静かに見守る姿には胸を打たれました。

一方、唐楊とうようの卑劣さは際立っていました。愛する女性を利用し、一族をも裏切るその姿は、まさに外道。彼と葉兮ようけい、そして蒼歧の間には、一体どんな因縁があるのか、非常に気になるところです。

つづく