あらすじ
第二十五話では、張小凡、林驚羽、蕭逸才の三人が、鬼王 宗による定海荘襲撃の理由を探るべく東海へと向かう様子が描かれています。彼らは、定海荘の荘主がかつて魔教に属していたものの、今は足を洗い长生堂の門主となっている玉陽子であることを突き止めます。蕭逸才は、正邪の間で揺れ動く长生堂の立場を説明し、鬼王 宗が定海荘に目をつけたのは天書に関係があるのではないかと推測します。その最中、張小凡は碧瑤の消息を耳にし、思わず野犬を逃がしてしまう失態を犯し、林驚羽の不興を買ってしまいます。
夜になり、張小凡は碧瑤との思い出に浸ります。一方、碧瑤も張小凡の存在を感じ取りますが、幽姨に諌められ、単独行動に出ることを思い留まります。その後、張小凡と林驚羽は鬼王 宗の陣地に潜入しますが、窮地に陥ったところを碧瑤に助けられ、脱出に成功します。碧瑤は二人と共に定海荘に戻りますが、門限のため外に出られなくなってしまいます。
翌日、碧瑤は脱出を試みますが、蕭逸才に迷香を使われ捕まってしまいます。張小凡は必死に碧瑤を探しますが、その姿を見つけることはできません。最後に、蕭逸才は交渉の末、青龍を解放します。この出来事が、今後の物語に大きな影を落とすことになるのです。
ネタバレ
張小凡、林驚羽、蕭逸才の三人は、厳重に警備された東海の定海荘に到著した。野犬が荘内へ侵入しようとするところを三人に見つかり、碧瑤に会ったという言い訳で逃走する。
定海荘に入った一行は、下働きですら武芸の心得があることに気づく。孟驥の言動にも江湖の雰囲気が漂っていた。下男が侍女の雲舒を追いかける騒ぎを孟驥が止め、一行は荘主・玉陽子に謁見する。蕭逸才が鬼王 宗の襲撃理由を尋ねると、玉陽子は元々は長生堂の門主で、魔教を離れて東海に移り住んだものの、いまだに魔教の妨害を受けていると明かす。
蕭逸才は長生堂が正邪の間の存在で、普段は目立たないことから、鬼王 宗が目をつけたのは天書と関係があるのではないかと疑い、玉陽子の移住時期を調べることにする。同時に、張小凡と林驚羽には鬼王 宗のスパイを探すよう指示を出す。
林驚羽は、碧瑤の名を聞いて野犬を逃がした張小凡を責め、碧瑤に情けをかけてはいけないと釘を刺す。張小凡は、碧瑤とは生死を共にした仲だが、もし青雲門に敵対するなら敵とみなすと答える。夜、張小凡は碧瑤との思い出に浸る。一方、碧瑤は噬血珠の異変を感じ、張小凡に会いに行こうとするが、幽姨に止められる。
蕭逸才は林驚羽に天書の話を持ち出したことを咎め、その場を去る。張小凡は鬼王 宗の陣地を夜襲して攪乱する策を提案し、二人は魔教の弟子に変装して潜入するが、見つかり幽姫と交戦する。そこに碧瑤が現れ、張小凡を止め、自分を人質にして逃げるようそれとなく伝える。
碧瑤は張小凡と共に定海荘に戻るが、林驚羽は料理ができないため、張小凡が碧瑤に食事を届ける。林驚羽は張小凡に、碧瑤を捕らえたことを蕭逸才に知られてはいけないと忠告する。夜、玉陽子と蕭逸才は夜間外出禁止令を出す。林驚羽は碧瑤に、夜が明けるまで張小凡の部屋に隠れるよう勧める。この様子を蕭逸才は見ていた。
翌日、碧瑤が逃げようとしたところを蕭逸才が迷香で捕らえる。目を覚ました張小凡は碧瑤の姿が見えず、探し回る。林驚羽は、碧瑤は賢いから大丈夫だと慰める。張小凡は護符の効力が失われれば鬼王 宗が攻めてくるのではないかと心配する。蕭逸才は、鬼王 宗が攻めてこないのは青龍がまだ荘内にいるからだと告げる。
張小凡と林驚羽は碧瑤が青龍と一緒にいるのではないかと考え、青龍を追跡し、張小凡は青龍を倒す。碧瑤が捕らえられたことを知った青龍は、逃げる術がないふりをして情報を聞き出す。そこに蕭逸才が現れ、青龍を捕らえて玉陽子の元へ連れて行く。玉陽子は傷心花を使って交渉しようとするが、青龍は隙を見て縄を解き、玉陽子と戦う。蕭逸才は玉陽子を助けるふりをして、青龍を逃がす。
第25話の感想
第25話は、緊迫感とロマンスが絶妙に絡み合い、息つく暇もない展開でした。特に、張小凡と碧瑤の関係性の変化に注目です。以前は互いに敵対心を持っていた二人が、様々な出来事を共に経験する中で、徐々に心を通わせていく様子が丁寧に描かれています。碧瑤を逃がすシーン、そして彼女のために食事を届けるシーンからは、張小凡の優しさと葛藤がひしひしと伝わってきました。
一方で、林驚羽の冷静な判断と、張小凡への友情も印象的です。碧瑤を匿うことを提案するなど、常に張小凡のことを気遣う姿は、真の友情を感じさせます。そして、蕭逸才の行動は謎めいています。青龍を逃がす真意は何なのか、今後の展開に大きく関わってくるであろう彼の動向から目が離せません。
また、定海荘の莊主・玉陽子の過去や、鬼王 宗の目的など、物語の核心に迫る重要な情報も明らかになりました。天書の存在が物語全体に影を落とし、それぞれの思惑が複雑に絡み合っていく様子は、今後の展開への期待感を高めます。
つづく