あらすじ
第三話では、張小凡が青雲門で遭遇する奇妙な出来事が描かれています。
まず、謎の黒衣の男に襲われそうになった小凡を、万剣一が救います。この黒衣の男は、五年前の草廟村の惨劇に関係している疑いがあります。
その後、深夜に後山にいた小凡を田不易が咎めます。小凡を守ろうとした田霊児は、こっそりと彼に御剣術を教えます。
御剣術の練習中、小凡は猿に邪魔をされ、身に付けている噬血珠が異様な反応を示し、彼は気を失ってしまいます。この一件で、煉血堂の掌門は噬血珠の行方を知ることとなり、同時に噬血珠が恐るべき凶器であるという歴史的背景も明らかになります。
最後に、後山で修行を続ける小凡は、曾書書と三眼霊猴に出会います。そして、彼らが小竹峰の陸雪琪を訪ねた際に起こった愉快な出来事も描かれています。
この話では、小凡は外部からの脅威に直面するだけでなく、自身に秘められた力についても徐々に理解を深めていきます。
ネタバレ
張小凡は謎の力で虹橋へ飛ばされた。実は通天峰道玄掌門の師弟、万剣一が斬龍剣を手に彼を救ったのだ。万剣一は張小凡を襲った黒装束の男と対峙する。男は黒い蝙蝠の大群に変化したが、斬龍剣の前に散らされた。
その後、万剣一は張小凡を大竹峰へ送り届け、事情を説明した。田不易は落ちた羽根から、煉血堂の血鴉術だと気づき、青雲門への侵入者、そして五年前の草廟村の惨劇との関連を疑う。張小凡の命を狙う黒装束の男も、その事件と関係があるかもしれない。
田霊児は張小凡の危機を知り駆けつけるが、彼を守るため、後山で修行をしていたと嘘をつく。張小凡の弱さに田不易は落胆する。田霊児は、張小凡を守るため徹夜で御剣術の口訣を書き写し、彼に教える。
しばらく後、夜中に修行をしていた張小凡は、青雲門と天音閣の功夫が相生相剋の関係にあることに気づく。同時に、噬血珠の力にも疑問を抱く。ある夜、後山で竹を切っていた張小凡は小石で攻撃される。田霊児の悪戯かと思ったが、小さな猿だった。田霊児が教えに来た時、猿が黒い煙を出し、田霊児は倒れてしまう。張小凡は田霊児と猿を連れその場を離れる。その時、噬血珠が激しく仮応し、張小凡は意識を失う。
目を覚ますと、鉄杖と手のひらの傷跡が消えていた。田霊児は異変を感じ、張小凡と猿を連れて立ち去る。
噬血珠の仮応は煉血堂の掌門にも感知された。噬血珠は精血を吸い取る凶悪な宝であり、千年前、煉血堂の長老、黒心老人が所有していた。その再出現は煉血堂の注目を集める。
田不易は張小凡が連れてきた猿を見て問い詰める。田霊児はまたも嘘をつき、猿が張小凡に懐いたのだと説明する。師匠の問いに頷いたり首を振るだけの張小凡に、田不易は失望を隠せない。
翌日、張小凡は後山で御剣術の修行を続けるが、曾書書の邪魔が入り失敗する。曾書書は、その猿が三眼霊猴だと教える。その後、曾書書は張小凡を連れて陸雪琪の元へ行き、花火で気を引こうとするが、陸雪琪は冷たく、剣で二人を攻撃し、逃げ出す羽目になる。
第3話の感想
第三話は、張小凡の未熟さや周囲の人々の優しさ、そして謎が深まる展開が印象的なエピソードでした。修行の遅れや師匠である田不易からの失望、命を狙われる危機など、張小凡にとっては試練の連続です。しかし、そんな彼を救う万剣一の登場は、物語に緊張感と希望をもたらしました。斬龍剣を振るう姿はまさに圧巻で、今後の活躍にも期待が高まります。
田霊児の献身的な姿も胸を打ちます。張小凡を守るために嘘をつき、夜通しで御剣術の口訣を書き写す姿からは、深い愛情と責任感が感じられます。一方で、張小凡はまだその好意に fully に気づいていない様子。二人の関係性の進展にも注目したいところです。
そして、物語の鍵を握ると思われる噬血珠。その存在が煉血堂を動かし、今後の展開に大きな影響を与えそうです。三眼霊猴の登場も謎を深めており、この小さな猿が物語にどう関わってくるのか、非常に気になるところです。
つづく