あらすじ
第39話では、黒石洞と小池鎮の出来事を中心に物語が展開します。七尾は六尾を訪ね、一族の世話をする責任を受け入れる一方、書書と小環から一緒に出て行こうという誘いを断ります。
一方、三娘は秦無炎の拷問に苦しめられていましたが、碧瑤が秦無炎の行為を止めます。そこに石頭が小凡を救出するために潜入し、三娘から修為を回復させる解毒剤の情報を得ます。
小凡は碧瑤と出会います。碧瑤は記憶が完全に戻っていないにも関わらず、小凡に解毒剤を渡し、なぜ自分を手加減したのかを尋ねます。秦無炎は李洵を人質に碧瑤を脅迫し、彼女に毒を盛って、解毒剤を探すように期限を設けます。
小凡は碧瑤と直接対決するのではなく、彼女のツボを刺激して気を失わせ、連れ去ることを決意します。雪琪から碧瑤を責められますが、小凡は碧瑤が記憶喪失であることを説明し、彼女の本来の優しさを信じていると語ります。
最後に、小凡は碧瑤に、彼女の父の計画に潜む危険性について考えてほしいと願います。このエピソードは、登場人物たちの複雑な関係性と、迫り来る秦無炎との対決に向けた緊張感を際立たせています。
ネタバレ
七尾は黒石洞で六尾を見舞い、ついでに書生と小環に食事を届けました。六尾は七尾に、自分はもう大人になり、一族の面倒を見る責任を負うべきだと告げます。書生と小環は七尾から、かつて小凡に助けられたことを聞き、彼と親しくなって黒石洞から脱出する手伝いをしてもらおうとしますが、七尾は三尾の奥さんの機嫌を損ねると言って断ります。
小池鎮では、秦無炎が三娘を縛り上げ、内丹を吸い取って激しい苦痛を与え、彼女の努力は無駄だと嘲笑います。碧瑤はそれを見かねて秦無炎を止めます。
石頭はこっそり小凡と碧瑤の閉じ込められている場所へ忍び込み、小凡の縄を解きます。駱野が三娘を連れて突然現れ、石頭は急いで身を隠します。駱野が去った後、石頭が現れ、三娘は皆の修為を回復させる解毒薬を取りに宿に戻る必要があること、そしてその後、彼の母親のことを話すと約束します。石頭は興奮します。
小凡と石頭は別行動を取り、石頭は書生を探しに行き、小凡は宿に戻って碧瑤と出会います。碧瑤は小凡に、解毒薬を渡す前に一戦交えようと持ちかけます。小凡は友人の林驚羽の話をし、碧瑤の記憶を呼び覚まします。結局、町の外で碧瑤は小凡に解毒薬を渡し、弱みに付け込むつもりはないと言います。
秦無炎は李洵を連れて雪琪の閉じ込められている場所へ行き、碧瑤に毒を盛り、七日以内に解毒薬を見つけなければ毒に侵されて死ぬと告げます。
碧瑤は小凡との戦いで彼が手加減していることを見抜き、全力で戦うよう求めます。争いを避けるため、小凡は碧瑤のツボを突いて気絶させ、秦無炎が雪琪を閉じ込めている場所へ連れて行き、碧瑤の目の前で秦無炎に雪琪を解放させます。
秦無炎は玄火鑑と雪琪の解毒薬を交換しようと持ちかけます。小凡と雪琪は三娘に協力を求め、秦無炎に対抗しようとします。三娘は村人の安全を確保することを条件に同意し、小凡はそれを承諾します。
秦無炎は碧瑤に自分の計画を明かします。それは張小凡たちに玄火鑑を探させ、それを自分に渡させて解毒薬と交換するというものです。碧瑤はこの卑劣な行為に嫌悪感を示します。
石頭は書生と小環を見つけられず、小凡は三娘が近くの洞窟に隠しているのではないかと推測します。
雪琪は老村長の家の庭に立ち、小凡に助けられた時のことを思い出し、感動します。そこに碧瑤が現れ、雪琪は碧瑤を恩知らずだと非難し、二人は口論になります。小凡が駆けつけて止めに入り、再び碧瑤を気絶させ、彼女が記憶喪失であることを説明します。
碧瑤が目を覚ますと、小凡は彼女のために餅を作り、父の鬼獣復活計画とその危険性について語り、碧瑤に考える時間を与えて去っていきます。
第39話の感想
第39話は、様々な登場人物の思惑が交錯し、緊張感と感動が入り混じる展開でした。特に印象的なのは、それぞれのキャラクターが抱える苦悩や葛藤が深く描かれている点です。
碧瑤は記憶を失いながらも、小凡への複雑な感情を抱え、揺れ動いています。小凡の手加減を感じ取り、全力で戦うことを求める姿からは、彼女の中に眠る誇り高い戦士としての本質が垣間見えます。一方で、小凡の優しさに触れ、混乱する様子も描かれており、今後の記憶の回復と感情の変化がどのように描かれるのか、非常に楽しみです。
小凡は、碧瑤や雪琪といった大切な人たちを守るため、奔走します。秦無炎の卑劣な策略に翻弄されながらも、冷静さを失わず、知恵を絞って立ち向かう姿は、まさに主人公としての成長を感じさせます。
つづく