あらすじ
東伯雪鷹は、体内の魔毒に苦しむ池丘白を救うため、そして魔族の細作を調査するために、薪火宮への道を模索する。しかし、薪火宮に入るには、六大元老の協力が必要であり、そのうちの一人である葉玫は、愛する人の死をきっかけに元老会を去っていた。
そこで、東伯雪鷹は、葉玫を説得し、元老会に復帰させることを決意する。彼は、葉玫が愛した曲を吹き奏で、彼女の心を動かし、元老会への復帰を承諾させることに成功する。
その後、東伯雪鷹は、元老たちの許可を得て薪火宮に入る。しかし、薪火宮の弟子たちは、彼のことを快く思っていなかった。彼は、彼らの疑惑を気にせず、新しい環境に好奇心を抱く。
一方、池丘白は、魔族の分壇である曲泰城を追跡する。魔族は、歩小希を利用して池丘白を脅迫し、協力させようとする。さらに、姫容に雪鷹領の民衆を虐殺するよう指示し、計画を進める。
東伯雪鷹は、薪火宮の中で、仮面の男の手がかりを探る。彼は、大弟子の巫蒼の行動が怪しいことに気づき、元老たちの前に連れて行く。しかし、元老たちの態度は、彼を困惑させるものだった。
ネタバレ
池丘白と東伯雪鷹の出会い
池丘白は洗髄釘の苦痛に耐えながら、内力で魔毒を追い出そうとするが、効果はなかった。 そこに東伯雪鷹が訪れ、薪火宮に入りたいと申し出る。 彼の目的は、高階武功を習得して母親を救い出すことと、薪火宮に魔族のスパイがいるのではないかと疑い、自ら調査することだった。
薪火宮への道
薪火宮に入るには、通常は百戦密室の試練を突破する必要がある。 しかし、池丘白は東伯雪鷹に別の方法を教える。 それは、葉玫を再び元老会に加入させることだった。
かつて魔神を封印した六人の元老は、現在の状況を打開する鍵を握っていた。 彼らは命と青銅棺材を繋ぎ、六つの魂灯を灯して魔神を封印した。 今、魔神が蠢き始め、六人の元老の力を集結しなければ対抗できない。
太叔宮主と歩小希は既に亡くなっているが、葉玫が加わればまだ勝算はあるかもしれない。 葉玫は気性が激しく、愛人である单大侠が戦いで重傷を負って亡くなったため、元老会を去り、血刃酒館を創設した。 長老たちは誰も彼女を説得できるとは思っていなかったが、東伯雪鷹は自発的に挑戦することを申し出た。 步淳圓は夏族が大きな戦いに直面しており、東伯雪鷹のような若い才能が必要だと考え、最終的に長老たちは彼の願いを認めた。
血刃酒館への道
東伯雪鷹は余靖秋たちと共に葉玫を探し、竹林の奥深くにある極めて隠蔽された血刃酒館を見つけた。 道中で老女に出会い、彼女の案内で酒館の場所を突き止めた。 一度交戦した後、酒館の掌柜は東伯雪鷹が持っていた信物を認め、上賓として扱った。 東伯雪鷹は、老女が実は変装した葉玫であることに気づいた。
葉玫の決意
葉玫の心を動かすため、東伯雪鷹は彼女が一番好きな曲を吹いた。 その曲は、彼女に单大侠の記憶と竹林の思い出を呼び起こし、在場の人々を感動させた。 葉玫はすぐに元老会に戻ることを決意し、他の長老たちに約束を守って東伯雪鷹を薪火宮に入れるよう促した。
別れとそれぞれの道
別れ際、東伯雪鷹は仲間たちにプレゼントを用意したが、余靖秋は何も返さなかった。 そこで、東伯雪鷹は彼女の髪飾りを記念に受け取った。 東伯雪鷹は無事に薪火宮に入門し、余靖秋は龍山楼で実の両親の情報を探すことを計画し、濮陽波は孔悠月と共に長風学院に戻って修行を続けることになった。
薪火宮での生活
薪火宮では、宮愚が東伯雪鷹を迎え、師兄たちに紹介した。 東伯雪鷹は試練を突破せずに薪火宮に入門したため、同級生たちの不満を買った。 藍煞師兄は彼を案内したが、長風学院の熱意とは対照的に冷淡な態度だった。 しかし、東伯雪鷹はそれを気にすることなく、薪火宮のすべてに好奇心を持ち、提供される資源を享受し、いつか半神になることを期待していた。
魔族の動き
一方、池丘白は踪跡術を頼りに曲泰城にたどり著き、ここは魔族の分壇の一つではないかと推測した。 彼の行動は魔族に気づかれ、オランは当初池丘白を殺そうとしたが、魔神は歩小希を使って池丘白を魔族に協力させることを望んでいた。 姫容は命令を受け、魔気装置を使って雪鷹領の住民を全員消滅させ、魔族のために道を切り開くことになった。 白源之は姫容に誤った道に進まないように、過ちを正すべきだと忠告した。
謎の仮面人
宮愚の指示により、東伯雪鷹は五号竹楼に仮住まいし、仮面人に関する情報を調査し始めた。 彼は竹林で怪しい行動をしている大弟子巫蒼を発見した。 東伯雪鷹は巫蒼を長老たちの前に連れて行って問い詰めたが、席雲と賀荘主は巫蒼の釈放を要求し、東伯雪鷹は困惑した。
第24話の感想
第24話は、物語が大きく動き出す重要な回だった。池丘白は苦しみながらも魔毒を追い出そうと努力し、東伯雪鷹は母親を救うため、そして魔族のスパイを突き止めるために薪火宮への道を歩み始めた。
葉玫の登場は、物語に新たな展開をもたらした。彼女の気丈さと悲しみが描かれ、彼女の決意は感動的だった。また、余靖秋と濮陽波のそれぞれの道も示唆され、今後の展開が楽しみになった。
つづく