あらすじ
東伯雪鷹は太古の血脈が暴走して内力が不安定になり、司徒鴻はこれを機に薬を盛って陥れようとした。しかし、濮陽波が誤ってその茶を飲み、異常な症状が現れた。濮陽波は司徒鴻の陰謀に気づき激怒して問い詰め、卓依は司徒鴻を守るために魔族の媚薬入りの茶を飲んだ。一方、白源之は捕らえられた姫容と対峙し、改心するよう説得するが、最終的に姫容はオランに連れ去られ、巫神剣を入手する任務を与えられた。
池丘白は神魔井から巫神剣を手に入れることに成功したが、姫容を見逃した。姫容は東伯青石の信頼を利用して龍山楼に潜入し、魔化した黒玄機を使って龍山国に大混乱を引き起こした。
ネタバレ
東伯雪鷹は太古血脈に目覚めたが、その影響で内力が不安定に。司徒鴻は謝罪を装って訪れ、茶に薬を盛る。しかし、濮陽波が突然訪れ、薬入りの茶を飲んでしまい、様子がおかしくなる。濮陽波は司徒鴻を疑い、激しく問い詰める。卓依は司徒鴻を庇い、魔族の媚薬入りの茶を自ら飲み、平静を装う。東伯雪鷹は司徒鴻を疑うが、証拠がなく、卓依は司徒鴻の行動に失望する。
夜、白源之と司空陽は月を眺め、龍山国の平和を噛み締める。東伯雪鷹は一人部屋で、池丘白の言葉を思い返す。信念がなければ、強さは無意味だと。彼は励ましではなく、杂念を払い、初心を貫き、真の強者となることを決意する。
姫容は白源之に幽閉され、毎日説得を受けるが、意に介さない。ある日、奥蘭が侵入し、姫容を連れ出す。奥蘭は姫容を完全には信用していないが、巫神剣を手に入れるために、雪鷹領の神魔井から剣を奪うよう命じる。巫神剣は東伯雪鷹を殺し、太古血脈を奪うことができる唯一の武器だ。奥蘭は池丘白に、巫神剣の入手と姫容の殺害を命じる。
池丘白は宗凌を訪ね、酒を酌み交わし、宗凌を酔わせる。そして神魔井から巫神剣を手に入れる。姫容が駆けつけた時、池丘白は姫容を殺そうとするが、宗凌が目を覚まし、姫容は魔神会に逃げ帰る。奥蘭は姫容を殺そうとするが、姫容は東伯青石を利用して東伯雪鷹を牽製することを提案し、命を繋ぐ。
姫容は龍山楼に現れ、東伯青石に愛を告白し、自分に尽くすよう説得する。東伯青石は姫容の言葉に騙され、彼女を信用してしまう。姫容は糕点に睡眠薬を混ぜ、東伯青石に食べさせて意識を失わせる。そして、黒玄機を魔化し、黒鉄令を持つ者を魔気に侵し、同士討ちをさせる。龍山国は混乱に陥る。
一方、東伯雪鷹たちは雷潮涯で調査を行うが、魔族の魂魄を維持するための魔晶石を発見するのみ。魔神の残骸が隠されている可能性があり、既に誰かが持ち去ったと推測する。司徒鴻と卓依が戻り、孔悠月は司徒鴻の衣服に砂が付著していることに気付き、疑念を抱く。しかし、卓依は海神宮付近を散策したと説明する。
第36話の感想
第36話は、東伯雪鷹の成長と魔神会の暗躍が描かれた重要なエピソードでした。
東伯雪鷹は、太古血脈に目覚めたことで内力が不安定になり、苦悩する姿が印象的でした。しかし、池丘白の言葉を思い出し、信念を貫き、真の強者となる決意をする姿は勇ましく、今後の活躍が期待されます。
一方、魔神会は、東伯雪鷹を狙い、様々な策略を巡らせます。姫容の策略によって、龍山国は混乱に陥り、東伯青石は魔気に侵されてしまいます。魔神会の脅威はますます深刻化し、東伯雪鷹たちとの戦いは激化していくことが予想されます。
また、第36話では、司徒鴻と卓依の関係にも注目が集まりました。司徒鴻は、卓依を庇うために魔族の媚薬入りの茶を飲み、彼女の信頼を得ようとする姿が切ない一方、彼の真意が掴みづらい部分もあり、今後の動向が気になります。
つづく