あらすじ
徐燕時と向園の恋の波乱と和解を描いた第20話。弟の世話で向園を遠ざけてしまった徐燕時だったが、最終的に二人は別れてしまう。数年後、かつての弱々しい大学生ではなくなった徐燕時 は、過去に向き合い、向園に再会を望む気持ちを伝えることを決意する。しかし、再会した時、徐燕時 は退職を控えていたため、向園を失望させてしまう。様々な誤解と感情の浮き沈みを経て、徐燕時 はついに勇気を振り絞って告白し、向園の心を強引に勝ち取る。二人は大学時代の誤解を解き、再び結ばれる。徐燕時 は向園への愛を伝え、自分を貫くように励まし、向園は深く感動する。最後に、向園は徐燕時 のイメージを守るため、同僚の悪口に勇敢に反撃し、この関係を揺るぎなく支持していることを示す。一方、徐燕時 の退職は同僚にも影響を与え、特に尤智 は強い反応を示した。このエピソードは、一連の感情的な葛藤と解決を通して、主人公たちの関係を深め、今後の展開に伏線を張っている。
ネタバレ
徐燕時は、勉強や授業の合間に弟の面倒を見る日々を送っていたため、向園との連絡は途絶えていた。ある日、泣き止まない弟を病院に連れて行った徐燕時は、向園からの電話に出ることができなかった。向園は武清大学まで徐燕時に会いに行ったが、当時の徐燕時は彼女に会う勇気がなく、男子学生に傘を渡して雨に濡れないようにするしかなかった。向園は落胆し、別れを切り出した。徐燕時はただ「お幸せに」と言うしかなかった。
しかし、今はもうあの頃の弱気な大学生ではない。徐燕時は向園にメッセージを送り、会いたいと伝えた。向園は向家冕と一緒にヘリコプターを操縦していたが、メッセージを見てすぐに維林に戻った。
陳書がグループチャットにメッセージを送り、その晩に打ち上げパーティーを開くことを伝えた。向園は喜んで参加したが、そこで徐燕時が退職届を提出したことを知り、愕然とした。しかも、向園はそれを最後に知ったのだ。高冷や尤智 も徐燕時の退職を知り、維林を辞めようと考えていた。向園は怒り、「維林は誰がいなくても回る」と言い放ち、酒を一杯飲んで席を立った。徐燕時は彼女を追いかけ、タクシーで向園を家に送った。
車から降りる前に、徐燕時は会社の改善案を向園のメールに送った。彼は他に言うべきことがなかったようだ。向園は落胆し、振り返ることなく車から降りた。徐燕時は後悔し、運転手に車を止めるように頼んで向園を追いかけた。
その頃、フランスから戻ってきた路東は向園にプレゼントを渡し、一緒に部屋に上がった。その時、エレベーターから出てきた徐燕時は向園を部屋に引き込み、ドアを閉めた。そして、彼女に近づき、キスをして「俺と一緒にいてくれ」と告げた。向園が「うん」と答えると、徐燕時は彼女のキスを避け、部屋の外にいる路東を帰すように言った。そして、二度と路東を家に上げないよう告げ、さもないと引っ越しさせると脅した。
この瞬間、徐燕時の強引さが向園を興奮させた。彼女は路東にメッセージを送った。路東は床に落ちているプレゼントを見て腹を立て、怒りながらエレベーターで階下へ降りた。
徐燕時と向園は話し合い、大学時代の誤解を解き、ついに再び結ばれた。
徐燕時は、向園が自分と一緒にいることで自分の自尊心を傷つけないように、以前の習慣を変える必要はないと伝えた。これは男性が女性を愛する最高の表現であり、向園は感動して徐燕時を抱きしめ、彼の腕の中で眠りについた。
翌日、出勤した応茵茵たちは、階下でコーヒーを飲みながら徐燕時の噂話をしていた。向園は当然、自分の彼氏が彼女たちにからかわれるのを見過ごすことはできず、勇敢に仮撃した。彼女は、徐燕時はヘッドハンティングされて転職したと思わせ、年俸200万元のオファーがあったと伝えた。
徐燕時の退職は尤智 に大きな打撃を与え、彼は悲しみのあまり髪を切ってしまった。向園は徐燕時に、尤智 を慰めるように勧めた。
徐燕時は向園を引き寄せようとしたが、向園は誤ってひざまずいてしまい、ブラインドのスイッチを押してしまった。すると、皆が向園が徐燕時にひざまずいているのを見てしまった。高冷は、向園が徐燕時を引き止めるために、あれほど完璧なひざまずきをしたことに感銘を受けた。
会議の後、向園は徐燕時の荷物を片付けるのを手伝うという口実で、徐燕時と二人きりになった。しかし、すぐに高冷が邪魔をしてきた。高冷は自分が電球になっているとは微塵も思っていなかった。彼は手伝うという名目で、徐燕時が持ち帰れないものを持ち帰ろうとしていた。尤智 は徐燕時に、入社当時の6人全員で撮った記念写真を一枚もらった。
第20話の感想
第20話は、徐燕時と向園の恋の行方がついに決著する重要な回でした。徐燕時が大学時代に抱えていた弱さや葛藤が明らかになり、彼の成長と変化が描かれていました。向園の揺るぎない愛情と、徐燕時の強引ながらも誠実なアプローチが印象的でした。
特に、徐燕時が向園に「俺と一緒にいてくれ」と告げたシーンは、ドラマのハイライトと言えるでしょう。彼の強さと優しさ、そして向園への深い愛情が伝わってくる名場面でした。また、向園が徐燕時のために「完璧なひざまずき」をしたシーンも、彼女の強い意誌と徐燕時への愛を表現する印象的なシーンでした。
つづく
