あらすじ
第24話は、主に蘇浅浅、薛含玉、祁元寶を中心とした物語が展開されます。蘇浅浅は父親のせいで同門からいじめを受け、食事に虫を入れられることもありましたが、薛含玉がそれに気づき、阻止しました。夜、薛含玉はいじめていた先輩弟子たちを懲らしめ、感謝の気持ちを表す蘇浅浅から不意打ちのキスを受けます。
一方、祁元寶は父親との朝食の席で、長玥から心魂を取り戻せていないこと、そして屍傀王との戦いに重要な玉佩を失くしてしまったことを話します。その玉佩は、なんと霍叔崖の手に渡り、彼は蘇浅浅の父親の唆しを受けて邪な考えを抱きます。そして、様々な出来事の末、霍叔崖は蘇浅浅の父親を殺害し、止めようとした自分の父親までも殺して、玉佩を奪ってしまうのです。
父親の死に悲しみに暮れる蘇浅浅。祁元寶は霍叔崖に疑いの目を向けます。最終的に、蘇浅浅は薛含玉と共にその場を去り、祁元寶は長玥から心魂を取り出す方法を探るため、北冥へ戻ることを決意します。
ネタバレ
蘇浅浅は薛含玉に食事に誘われたが、同門の師兄たちから冷たい態度を取られる。実は、彼女の父親が起こしたトラブルに巻き込まれたことで、皆が蘇浅浅に不満を抱いていたのだ。ある師兄は、彼女の食事に虫を入れる嫌がらせをしたが、薛含玉に見つかってしまう。彼は蘇浅浅がいじめられることを許さず、夜にその師兄たちを懲らしめ、二度と彼女を困らせるなと警告した。
この一部始終を見た蘇浅浅は感激し、衝動的に薛含玉にキスをして部屋へ駆け戻った。薛含玉は口元に怪我を負ったものの、心の中では喜びを感じ、蘇浅浅への本当の愛に気付いた。
一方、祁元寶は父親との朝食で、長玥に心魂を返還しなければならないこと、そして尸傀王に対抗するための重要な玉佩を失くしたことを話した。父親は夢舒という女を知っているか尋ね、玉佩が彼女の手に渡ると危険だと忠告した。実は、玉佩は既に夢舒に奪われており、彼女は中に尸傀王の髪の毛が入っていることを知っていて、蘇浅浅の父親に渡していた。蘇の父親は、これで再び尸傀王になれると考えたのだ。
祁元寶の父親は蘇の父親を探させたが見つからず、偶然にも霍叔崖が彼を発見する。蘇の父親は霍叔崖に祁元寶と長玥への復讐を持ちかけ、玉佩の力を見せた。霍叔崖は心を動かされ、負傷した蘇の父親を宿屋へ連れて帰る。蘇の父親は霍叔崖に傀儡の操り方を教えると言った。
祁元寶親子は霍叔崖の行動に違和感を覚える。霍叔崖は蘇の父親に怪我の理由を尋ねると、彼はまだ体が回復していないと言い、術を教えるのを拒んだ。霍叔崖は蘇の父親が回復したら製御できなくなると考え、彼の法器を奪おうとするが、逆に操られてしまう。その時、霍叔崖の父親が現れ、混乱に乗じて霍叔崖は蘇の父親を殺し、玉佩を奪った。祁元寶は蘇の父親の遺体の傷を見て不審に思い、霍叔崖を疑い始める。
父親の死を知った蘇浅浅は泣き崩れる。霍叔崖は傀儡を操ろうとするが、父親に止められる。父親は彼にその道を諦めるよう説得するが、霍叔崖は聞き入れず、最終的に父親を殺害し、玉佩を持って逃走した。長玥と祁元寶はこの一部始終を目撃し、霍叔崖は慌ててその場から逃げ去った。
祁元寶は長玥と共に北冥へ戻ることを決意し、父親から出発前に様々な忠告を受ける。薛含玉は蘇浅浅にも同行を勧めた。今の状況を考え、彼女はそれを受け入れた。北冥に戻った後、蘇浅浅と長玥は心魂を取り出す方法を探すが、何度試しても成功しない。
今、主人公たちは新たな試練に直面している。蘇浅浅は親を失い、祁元寶は玉佩を失ったことで更なる脅威に晒される可能性がある。そして、霍叔崖の選択は彼の未来を暗いものにし、今後の展開に大きな影を落とすだろう。
第24話の感想
第24話は怒涛の展開で、息つく暇もないほどでした。まず、蘇浅浅に対する同門のいじめ、そしてそれを庇う薛含玉の男らしさには胸がキュンとしました。浅浅の咄嗟のキスも可愛らしく、二人の関係が大きく進展した重要なシーンだったと思います。しかし、その後の浅浅の父親の死はあまりにも突然で、残酷な運命に言葉を失いました。愛する人を失った悲しみと、これから彼女がどう立ち直っていくのか、非常に心配です。
一方、祁元寶と長玥サイドの物語も緊迫感が増しています。玉佩の紛失、そして霍叔崖の豹変ぶりは、今後の展開に大きな不安を投げかけます。特に霍叔崖は、父親を殺害するという衝撃的な行動に出たことで、完全に闇落ちしてしまったと言えるでしょう。彼の歪んだ野望が、今後どのような悲劇を生むのか、想像するだけで恐ろしいです。
つづく