あらすじ
この回では、祁元寶は玉佩の秘密を探るため、怡紅楼を訪ね情報収集を行います。そこで、手がかりが砕月山を指していることを知ります。しかし、彼女の行動は様々な人物の注目を集めてしまい、父親の追跡や、孫浅浅の姉と黒衣の男の監視を受けることになります。長玥は祁元寶を連れ出そうとしますが、彼女は砕月山へ行き真相を確かめることに固執します。
あるアクシデントで、祁元寶、長玥、そして孫浅浅の姉は木の枝に巻き込まれ、謎めいた場所に飛ばされてしまいます。そこで一行は巨大な食人花に遭遇するなど、幾度となく危険な目に遭います。この騒動の中で、長玥は怪我を負ってしまいます。祁元寶は長玥の傷から毒血を吸い出し、二人の関係に微妙な変化が生じます。
一方、孫浅浅は蛇に噛まれてしまい、薛含玉が独特な方法で救助を試みます。
ネタバレ
祁元寶が下山したという噂は瞬く間に広まり、彼女の命を狙う者も現れました。祁元寶は情報収集のため怡紅楼を訪れ、玉佩のありかについて尋ねると、碎月山という場所が手がかりだと分かります。彼女は早速碎月山へ向かう決意を固めます。
一方、長玥と共に歌舞を見ていた祁元寶は、長玥を残して怡紅楼を後にします。しかし、彼女の父親一行も既に下山しており、祁元寶を探していました。祁元寶は碎月山に行けば父親の秘密が分かると考えていましたが、そこに長玥が現れ、彼女を連れ戻そうとします。追手が迫る中、祁元寶はやむを得ず長玥と共にその場を離れます。
碎月山へ向かう祁元寶を、蘇浅浅の姉が密かに追跡していました。彼女は黒衣の男と繋がりがあり、祁元寶の父親より先に彼女を見つけ出す任務を負っていました。祁元寶は単独で碎月山へ行こうとしますが、長玥は彼女に付きまといます。
森の中で、長玥の叔母が祁元寶の父親と遭遇し、毒気を放ちます。祁元寶の父親は異変に気付き、警戒を強めます。蘇浅浅の姉は祁元寶を見つけますが、誰にも知らせません。長玥一行が先へ進むと、祁元寶と蘇浅浅の姉は木の枝に捕まり、助けようとした長玥も巻き込まれてしまいます。
目を覚ますと、三人は不思議な場所にいました。目の前には巨大な食人花が!力を合わせ、なんとか逃げ出すことに成功しますが、長玥は胸に怪我を負ってしまいます。祁元寶は責任を感じますが、蘇浅浅の姉が薬を渡します。長玥は祁元寶の気持ちを察し、薬を彼女に譲ろうとします。しかし、祁元寶は長玥に好意を寄せる人物がいることを知っており、それを断ります。長玥はその事情を知り、薬を蘇浅浅の姉に返します。彼女は恥をかかされたと思い、怒って立ち去ります。
長玥は立ち上がった途端、体に力が入らなくなります。一方、蘇浅浅は薛含玉と共にいましたが、足を滑らせて転んでしまいます。実は彼女は蛇に噛まれており、薛含玉に毒を吸い出してくれるよう頼みます。祁元寶は長玥の傷を見て、自ら毒を吸い出します。長玥の心臓は高鳴り、祁元寶も照れくささを感じます。蘇浅浅は泣きながら、薛含玉が自分の毒を吸い出してくれるものと期待していましたが、薛含玉はなんと刀で傷口を開こうとしていたのでした。
第6話の感想
第6話は、まさに怒涛の展開でした!祁元寶の命を狙う者たちの登場で、物語は一気に緊張感を増しました。怡紅楼での情報収集や、碎月山を目指す祁元寶の行動は、彼女の芯の強さと機転の良さを改めて感じさせます。
長玥との関係も少しずつ変化しているように見えます。最初は祁元寶を連れ戻そうとしていた長玥ですが、共に危険を乗り越える中で、彼女への想いが強まっているのではないでしょうか。特に、食人花から逃げるシーンや、祁元寶が長玥の傷の毒を吸い出すシーンは、二人の関係性の変化を象徴的に描いていると感じました。
また、蘇浅浅の姉の登場も物語に新たな謎を投げかけています。黒衣の男との繋がりや、祁元寶を密かに追跡する彼女の真意とは一体何なのでしょうか?今後の展開がますます気になります。
つづく