あらすじ
第二十四話は、白鳳九と東華帝君のやり取り、そして白浅と夜華の結婚式を中心に展開します。
まず、白鳳九の婚約問題について、折顔上神が仲裁に入り、滄夷神君が婚約を解消することに同意したことで、白鳳九は罰を免れることになりました。青丘に戻った白鳳九は気分も晴れやかになり、折顔の助力に深く感謝します。そして、連宋が東華帝君に青丘へ行き白鳳九を探すよう勧めたことから、物語は新たな展開を迎えます。
次に、白浅と夜華の結婚式準備の最中、墨淵上神の体調不良により、東華帝君らが婚礼の迎えの役目を担うことになります。迎親当日、一行と共に青丘にやって来た東華帝君に、司命 星君は言葉巧みにからかいますが、帝君は全く意に介しません。一方、秦姬の悩みを耳にした白鳳九は、好奇心から姿を現します。白浅は婚礼の準備に追われ、家族に別れを告げます。
結婚式の後、白鳳九は天宮に一時滞在することになり、白浅は彼女のために見合いをセッティングしますが、白鳳九はあれこれと理由をつけて相手を追い払ってしまいます。そんなある時、休憩中の東華帝君に遭遇し、迷穀と勘違いして話しかけます。二人は過去の出来事を語り合い、白鳳九は相手の正体に気づいて驚きを隠せません。
ネタバレ
白鳳九は滄夷神君との婚約を破棄しようと、折顔に相談しました。折顔は仲人役として二人の婚約を解消することを提案し、滄夷神君も白鳳九の強い意誌を尊重して同意しました。白奕は白鳳九を罰しようとしたものの、周囲の説得で事なきを得ました。
青丘に戻った白鳳九は、折顔への感謝の気持ちとしてお菓子を作り、成玉に届けさせました。一方、連宋は東華帝君が狐への執著を捨てきれないのを見て、青丘への迎親に同行し、狐を探すことを提案しました。一行は十裏桃林で折顔と成玉が親しく話しているのを目撃し、連宋は嫉妬しました。
白浅と夜華の結婚式が近づき、迎親役を誰が務めるかが問題となりました。墨淵上神は体調不良で欠席のため、連宋は東華帝君を推薦し、帝君もそれに同意しました。迎親当日、司命 星君は東華帝君に白鳳九の想いを伝えようとしましたが、帝君は仮応を示しませんでした。白鳳九は秦姬と白真 の噂話を耳にし、こっそり聞き耳を立てていました。白浅が両親に別れを告げる中、白鳳九は退屈して庭に逃げ出し、東華帝君はその隙に狐の痕跡を探しました。
天宮での宴の後、白鳳九は司命 と東華帝君の話をしていると、東華帝君本人がそれを聞いていました。結婚式の後、連宋は新しい武器を披露して成玉にアピールしようとしましたが、成玉は折顔の九黎壺に興味を示しました。
白奕は白鳳九がまた騒動を起こすことを心配し、白浅に彼女を天宮に留めておくように頼みました。白浅は白鳳九のために見合いをセッティングしましたが、白鳳九はあの手この手で相手を追い払いました。そんな中、東華帝君は池のほとりで休んでいると、白鳳九がわざとみすぼらしい格好をして見合い相手を追い払う場面に遭遇しました。白鳳九は東華帝君を迷穀と勘違いし、過去の出来事や葉青緹への想いを語り始めました。東華帝君は静かに話を聞いていましたが、白鳳九が振り返って彼に気づいた時、彼女は驚きで言葉を失いました。
第24話の感想
第24話は、白鳳九と東華帝君の距離が少しずつ縮まっていく様子が描かれており、今後の展開に期待が高まるエピソードでした。特に、白鳳九が見合い相手を追い払うためにわざとみすぼらしい格好をするシーンはコミカルで、彼女の機転と可愛らしさが際立っていました。東華帝君がそんな彼女を陰から見つめる様子も印象的で、彼の心に変化が生じていることが暗示されています。
一方、連宋の成玉への片思いは相変わらず空回りしており、彼の努力が報われない様子に少し同情してしまいます。しかし、成玉が折顔に好意を抱いていることが明らかになり、今後の三角関係の行方も気になるところです。
また、白浅と夜華の結婚式という華やかなイベントの中で、様々な人間模様が描かれていたのも見どころでした。司命 星君が東華帝君に白鳳九の想いを伝えようとするも失敗するシーンや、白鳳九が秦姬と白真 の噂話を立ち聞きするシーンなど、コミカルな要素も散りばめられており、飽きさせない展開でした。
つづく