あらすじ
第23話は、李弘彬と熊熙若の波乱万丈なロマンスと、李家の内部における権力争いを描いています。李弘彬は熊熙若のために花火を用意しますが、予期せぬ事態で閉じ込められてしまいます。一方、熊熙若は誤って金庫に入り込み閉じ込められ、李弘彬から贈られた腕輪を失くしてしまいます。二人の心は通じ合っているものの、運命は過酷です。
李家の三男は、甥の李弘彬の代わりに宋家に謝罪するため、悲しみに暮れ酒に溺れます。彼の誠意は宋沁の心を動かし、両家の緊張関係を間接的に和らげます。李洪煜は宋沁に絵を贈ることで、彼女が李弘彬に抱いていた怒りを巧みに鎮め、さらに宋治と千瓣蓮の繋がりを察知し、より深い陰謀の存在を暗示します。
最終的に、李弘彬は金庫への不法侵入で罰を受け、熊熙若は阿霜の脅威に直面し、母の安全を守るため羅漢図を早く完成させなければならなくなります。
ネタバレ
李弘彬は熊熙若のために花火を用意したが、自身は謹慎処分を受けていた。熊熙若は阿霜の助けを借りて金庫の鍵を手に入れ、花火に見とれながら金庫に入った。しかし、中に入ると扉が閉まり、閉じ込められてしまう。金庫の中には金銀財宝が山積みであったが、食料はなく、脱出しようともがくうちに李弘彬から贈られた腕輪を落としてしまう。
一方、閉じ込められている李弘彬は焦燥し、宋家に謝罪の手紙を書こうとするが、李洪煜に止められる。李三爺は宋家に直接謝罪に訪れ、誠意を見せるため酒を大量に飲み、酔いつぶれてしまう。そこに李洪煜が訪ねてくるという知らせが入り、宋治は面白がる。酔った李三爺は宋沁の手を握りしめ、宋沁は内心喜んでいた。李洪煜は宋沁に絵を贈り、宋沁は李弘彬への怒りを鎮め、李家を出ることを考える。李洪煜は宋治と千瓣蓮の関係に気づき、それを李弘彬に伝える。
李弘彬は熊熙若が行方不明だと聞き、昨夜の金庫への侵入未遂事件を思い出し、金庫へ向かう。そこで閉じ込められていた熊熙若を発見する。彼女が大切に腕輪を持っていたのを見て喜び、熊熙若を背負って金庫を出る。李大爷は阿霜に熊熙若に羅漢図を描かせた後、始末するように命じるが、宋治は様子を見るように忠告する。宋沁は酔った李三爺の世話をし、李三爺は宋沁への想いを告白する。
李弘彬は改めて熊熙若のために花火を用意し、前回の埋め合わせをする。花火の下、二人は抱き合い、李弘彬は熊熙若がなぜ金庫にいたのか尋ねるが、熊熙若は話せないと言う。李弘彬は怒らず、何があっても自分が守ると約束する。しかし、その直後、李老爷に呼び出される。
李弘彬は金庫に無断で入った罪で罰せられ、李洪煜が助言する。熊熙若は李弘彬の帰りを待つが、阿霜から母の命が危ないと脅迫される。李洪煜は李弘彬に薬を渡し、二人は兄弟水入らずの時を過ごす。李洪煜は李弘彬がなぜ金庫にいたのか尋ねる。
第23話の感想
第23話は、李弘彬と熊熙若のロマンスが大きく進展する一方で、様々な陰謀が渦巻くスリリングな展開でした。李弘彬が熊熙若のために用意した花火のシーンは、二人の想いが通じ合い、美しい愛の象徴として印象的でした。しかし、その直後に金庫への侵入事件が起こり、二人の関係は再び試練にさらされます。
熊熙若が金庫に閉じ込められるというハプニングは、コミカルな要素もありながらも、彼女の置かれた状況の危うさを浮き彫りにしています。金庫の中での彼女の不安や焦りは、視聴者にもひしひしと伝わってきました。李弘彬が彼女を助け出すシーンは、まさにヒーローの登場といった感じで、二人の絆の強さを改めて感じさせられました。
一方で、李家内部の権力争いや、宋家との関係など、複雑な人間模様も描かれています。李洪煜の思惑や、李三爺の宋沁への想いなど、それぞれのキャラクターの思惑が交錯し、物語に深みを与えています。特に、李洪煜が李弘彬に薬を渡すシーンは、兄弟の複雑な関係性が垣間見え、今後の展開に期待を持たせるものでした。
つづく