あらすじ
第24話は、李洪煜が李弘彬に熊熙若を探らせるものの、李弘彬は彼女が脅されている可能性を考えて問い詰めることをためらう様子を描いています。
宋沁は李三爺に想いを告白しますが、誤解されてしまい、深く傷つき、病に伏してしまうほどです。兄の宋治は、妹が李三爺を慕っていることを知ると、怒りながらも彼女の選択を尊重し、李家に残って愛を追求することを許します。
熊熙若は李弘彬のために粥を炊こうとしますが、失敗に終わります。しかし、その気持ちが李弘彬に伝わり、彼は感謝の意を示します。阿霜は再び羅漢図のことを持ち出して熊熙若を脅しますが、効果はありません。
李弘彬は密かに母を救い出し、危機に対処するための計画を立てます。宋沁は何度も李三爺に真心を伝えようとしますが、冗談だと捉えられてしまい、悲しみに暮れながら去っていきます。熊熙若は宋沁の気持ちを李三爺に伝えようとしますが、彼は頑なに扉を開こうとしません。
最後に、熊熙若は庭園で羅漢図を描くためのインスピレーションを探しているうちに、何かをひらめきます。しかし、事態はそう単純ではないと感じています。
ネタバレ
李洪煜は李弘彬に熊熙若を探らせるよう指示し、簡単に本音を聞き出せると言いますが、李弘彬は熙若を問い詰めたくないと拒否します。彼は熙若が脅されているのではないかと考えています。
一方、目を覚ました宋沁は、誰を見ても李三爺に見え、混乱します。李三爺は宋沁を避けようとするも、逆に壁ドンされてしまいます。宋沁は李三爺への想いを告白し、彼 때문에 病になったと訴えますが、李三爺は冗談だと思い込み、相手にしません。
宋沁は李三爺のことで落ち込み、兄の宋治に相談します。宋治は宋沁の李三爺への恋心を察し、彼女を部屋に閉じ込めてしまいます。李弘彬は宋沁の玉佩を受け取ります。同時に、宋治は李洪煜に宋沁との結婚を迫りますが、李洪煜は三年以内は結婚できないと断ります。宋治は宋沁を連れ帰ろうとしますが、熊熙若が止めに入ります。その時、熙若が階段から落ちそうになったところを李弘彬が助けます。
そこに宋沁が現れ、全てをひっくり返します。彼女は皆の前で李三爺への愛を宣言しますが、李三爺はまたしても冗談だと受け取ります。計画が台無しになった宋治は激怒しますが、宋沁は真剣に李三爺を好きだと訴えます。今まで誰からも愛されてきた彼女にとって、李三爺は唯一心を分かち合える存在だと語り、宋治も最後は妹の気持ちを尊重します。
宋沁は宋治を送り出し、李家に残ることにします。熊熙若は李弘彬のために粥を作ろうとしますが、厨房を焦がしそうになります。なんとか完成した粥は、とてつもなくしょっぱいものでしたが、李弘彬は喜んで食べます。阿霜は再び熊熙若を脅しますが、熙若は金庫には金しかないと言い張ります。阿霜は李二爺に報告しますが、李二爺は子供の頃に金庫で羅漢図を見た記憶を思い出し、混乱します。
李弘彬は密かに阿娘を救出し、計画を進めます。宋沁は改めて李三爺に愛を告白しますが、李三爺は彼女の気持ちが変わらないか不安になり、真剣に受け止めません。傷ついた宋沁は李家から去ります。熊熙若は羅漢図の描き方を考えながら、泣きじゃくる宋沁を見つけ、慰めます。熙若は李三爺を説得しようとしますが、李三爺も頑なです。宋沁は再び李三爺の元を訪れますが、門前払いされてしまいます。彼女は門の外から想いを伝え、数えるまでに門を開けなければ去ると言いますが、李三爺は悩みながらも門を開けません。
熊熙若は庭で羅漢図を描こうとしますが、なかなか筆が進みません。その時、庭の石墩に羅漢の彫刻があることに気づきますが、そんな簡単なはずはないと考えます。
第24話の感想
第24話は、宋沁のひたむきな愛情表現と、それを素直に受け取れない李三爺の複雑な心情が中心に描かれた、もどかしい回でした。宋沁は、これまで多くの男性に言い寄られてきた経験から、本当の愛を見つけることの難しさを実感し、李三爺への想いを確信します。公衆の面前での大胆な告白、そして李三爺の家まで押し掛けての熱烈なアピールは、彼女の真剣さを物語っています。しかし、李三爺は宋沁の変わりやすい性格を知っているため、彼女の気持ちを信じきれず、突き放してしまうのです。この二人のすれ違いが、見ている側もどかしく、切ない気持ちにさせます。
一方、熊熙若と李弘彬の関係は、少しずつ進展しているようです。熊熙若が作ったまずい粥を、李弘彬は嬉しそうに食べるシーンは、二人の間の温かい空気が伝わってきました。また、熊熙若が李弘彬のために奔走する姿からも、彼女の深い愛情が感じられます。
つづく