ストーリー
運命のいたずらにより、小さな宿屋の機転の利く少年、紀若塵の人生は大きく変わります。ひょんなことから仙力宿る青石を身につけた彼は、天界の継承者と勘違いされ、西玄派に弟子入りすることに。掌門の紫微は疑念を抱きながらも、彼を最後の弟子として迎え入れます。
西玄山での修行の日々の中で、紀若塵は持ち前の才覚でめきめきと頭角を現し、修仙界の再建という重責を担うことになります。そんな中、西玄派の大試において、紀若塵は顧清という女性と運命的な出会いを果たします。彼女は実は天界の无尽天河のほとりにある青石の化身であり、紀若塵に惹かれていきます。二人はたちまち恋に落ちますが、密かに紀若塵に想いを寄せていた師妹の張殷殷は、失意のあまり天狐に弟子入りし、妖術を学ぶ道を選びます。
やがて、九幽の主が鐘梧国に災いをもたらしていることを知った紀若塵と張殷殷は、師の命を受け下山し、民衆を救う旅に出ます。道中、青衣という女性を助けるために羅然山に囚われた紀若塵は、顧清の捨て身の救出によって危機を脱します。この出来事をきっかけに、幼馴染である張殷殷は、紀若塵と顧清の強い絆を目の当たりにし、自分の恋心に終止符を打つことを決意します。
その後、青石の元の持ち主である洛風が、紀若塵に奪愛の復讐をするため、九幽の主と手を組み彼を陥れようとします。しかし紀若塵は、仲間と共に力を合わせ、洛風を打ち破り、九幽の主を封印することに成功します。人々を救い、鐘梧国に平和をもたらした紀若塵は、真の英雄へと成長を遂げます。
見どころ:
- 型破りな展開と人物設定: 主人公は、臆病な宿屋の少年から魔尊へと成長を遂げるという異色の経歴を持ち、従来のヒーロー像とは一線を画す存在です。
- 複雑で多面的なキャラクター: 登場人物たちは皆、完璧ではなく、それぞれに葛藤や弱さを抱えています。張殷殷は愛のために妖術の道へ進み、顧清は天命に抗い愛する人のために自らを犠牲にします。
- 複雑に絡み合う人間模様: 紀若塵、張殷殷、顧清、そしてもう一人の重要人物である吟風の間には、様々な愛憎劇が展開されます。
- 繊細な感情表現: 登場人物たちの喜び、嫉妬、悲しみといった感情が丁寧に描かれ、視聴者の共感を誘います。
- ハイクオリティな映像と世界観: 緻密なCGによって作り上げられた幻想的な仙界や魔界、そして登場人物たちの衣装やメイクにもこだわった美しい映像は、見る者を魅了します。
各話あらすじ(全36話)
- 33 - 36
- 29 - 32
- 25 - 28
- 21 - 24
- 17 - 20
- 13 - 16
- 9 - 12
- 5 - 8
- 1 - 4
36話(最終回)
第三十六話では、西玄において張殷殷と紀若塵を守るため、師匠たちが力を合わせ祭仙鎮大陣を発動し、自らを犠牲にした物語が描かれています。
冷酷無比な太一上仙は多くの尊者を殺害し、紀若塵の怒りを買いました。彼は九幽冥焰を操り、太一上仙との決闘に挑みます。張殷殷は紀若塵を守り、最後は自らの命を犠牲にして彼の力を増幅させますが、紀若塵は天に逆らい、全力を尽くして張殷殷を蘇らせます。
三界を脅かす大いなる災いを除いた二人は、西玄に戻り、師匠たちの遺誌を継ぎ、託された任務を完遂します。そして、氷仙師姉の祝福を受け、盛大な結婚式を挙げました。
その後、二人は荒野に小さな宿屋を開き、幸せな日々を送ります。やがて新しい命を授かり、平和な時代の訪れを喜びながら、穏やかな暮らしを送るのでした。
35話
第35話は、修羅塔の出現と、それが天地の霊気を過剰に吸収し続け、万物に活力を失わせる危機をもたらした様子を描いています。顧青の死後、吟風は大きな啓示を受け、谪仙としての責任を自覚し、塔を破壊する方法を探し始めます。一方、地霊からの恩恵を受けた孫果はますます増長し、まもなく羽化飛昇すると豪語していました。
しかし、そんな中、魔君 紀若塵は九幽冥焰を用いて修羅塔を破壊することに成功し、三界に一時的な安定をもたらします。九幽師尊は、黒幕の報復から紀若塵を守るため、陰ながら彼を見守ります。
その後、孫果は紀若塵に濡れ衣を着せようと企み、天界は紀若塵を捕らえようと動き出します。吟風は仙界の腐敗と理不尽さを目の当たりにし、紀若塵を匿うことを決意します。
そしてついに、太一上仙が現れ、紀若塵と九尾の霊狐へと変化した張殷殷を抹殺しようとします。二人は力を増し、多くの師匠たちの助けも得て、太一上仙との戦いは困難を極めるも、高い闘志を保ち続け、立ち向かっていきます。
34話
第34話は、張殷殷と紀若塵の複雑な愛憎劇と、修羅塔出現の緊迫した情勢を中心に描かれています。
西玄に戻った張殷殷は、沈んだ様子で師匠の蘇訶に紀若塵との出来事を打ち明けました。そして、蘇訶と無尽海の師匠の過去の物語を聞きます。迫り来る危機から張殷殷を守るため、蘇訶は自らの全てを彼女に伝え、張殷殷は九尾の天狐へと成長を遂げます。
一方、紀若塵は張殷殷を連れ戻すため西玄を訪れますが、紫陽たちに阻まれてしまいます。再会した二人ですが、複雑な感情が交錯し、張殷殷は紀若塵と共に去ることを拒みます。
さらに、無尽海の師匠の正体が「済天下」であることが明らかになり、ついに蘇訶と再会を果たします。修羅塔の異変が頻発する中、三界は大きな変革を迎えようとしていますが、紀若塵はそれらに囚われることなく、ただ目の前の愛する人のことだけを考えています。
33話
第33話は、紀若塵が無尽海の秘密を暴露した後の、師匠との激しい衝突を描いています。魔へと堕ちたことで、師匠に匹敵する力を得た紀若塵は、戦闘中に无尽海の海水を干上がらせ、洪荒衛に多くの犠牲者を出させ、師匠にも重傷を負わせました。无尽海を守るため、零が自らを犠牲にしたことで、張殷殷は深い悲しみに暮れます。記憶を取り戻したものの、自責の念に苛まれ、紀若塵を拒絶してしまうのです。
迫り来る三界大戦を前に、紀若塵は個人と世界の繋がりについて疑問を抱き、自らの道を突き進み、張殷殷との関係にも線を引きます。
一方、玄真は窮地に追い込まれながらも秘めた力を解放し、新たな技を習得して噬氷を救出します。玄氷は禁地を守護する責任を担うことを決意しました。
そして最後に、張殷殷によって无尽海崩壊の真相が明かされます。かつての誇りであった紀若塵を、西玄は討伐することを決意するのでした。
32話
第32話は、吟風が顧青を守るため紀若塵の緻命的な一撃を受け止め、息を引き取る間際に自身の仙人法相を顧青に託す場面から始まります。顧青は深い悲しみに暮れ、魔性に染まった紀若塵に対し、二度と会うことはないと誓います。
一方、李玄真は西玄からの脱出を試みる中で、謎めいた侠客と偶然出会います。そして不思議な縁によってその侠客の弟子に選ばれますが、西玄を離れないこと、そして紫陽師匠を悪く言わないことが条件でした。
張殷殷は紀若塵の記憶が曖昧なままですが、彼との強い繋がりを感じています。紀若塵は彼女が幸せに生きていくことを願っています。
孫果は地獄の神の任務を果たせませんでしたが、仙雲魄を手に入れたことで決意を新たにします。
張殷殷の記憶の束縛を解こうと考えた紀若塵は、嗜情尊者を探し出し、過去の取引を解消しようとします。そこで、無尽海の水を全てなくせば彼女の記憶が戻ると知り、すぐさま無尽海へ向かいますが、青衣たちに阻まれてしまいます。
31話
第31話は、紫陽が西玄の弟子たちの安全を守るため、各門派への説得を試みるも、孫果と若曦の仮対に遭う場面から始まります。二人は法器を奪うためなら師門を血で染める覚悟すら表明します。危機一髪、張殷殷と紀若塵が相次いで登場し、特に紀若塵は圧倒的な力を見せつけ、敵を戦わずして屈服させ、西玄の名声を高めます。
紫陽は紀若塵と修羅塔の今後について話し合います。紀若塵はもはや盲目的に命令に従うのではなく、是非善悪を自ら判断する意思を示します。
一方、雲中居では掌門が秋水に後継者の座を譲ろうとしており、それに伴う法宝の行方が議論の的となります。
冥山の妖皇は紀若塵に受けた傷を癒そうとしますが、弟子に化けていた張殷殷に隙を突かれ、復讐を果たされて命を落とします。その後、紀若塵は追手から張殷殷を救います。
最後に、顧青が紀若塵に魔力の使用を止めるよう忠告しますが、紀若塵は「余計な口出しをするな」と警告します。
30話
第30話は、紀若塵と張殷殷が外界での幾多の困難を経て、修羅塔を破壊するか、西玄に戻って救援するかという選択に迫られる様子を描いています。紀若塵は既に魔君へと成長し、九幽冥焰も大成していましたが、修羅塔の破壊には依然として躊躇していました。最終的に、張殷殷の説得を受け入れ、二人は西玄へ戻ることを決意します。しかし、そこには大きな代償が伴っていました。一度外界へ出れば、九幽と人間界を繋ぐ道は閉鎖され、張殷殷は再び記憶を失ってしまうのです。
西玄への帰路、二人は西玄が孫果によって包囲され、危機的な状況に陥っていることを発見します。紀若塵は知略を巡らせ、冥山妖皇との交渉を試みますが、張殷殷は単独で妖皇への奇襲を実行しようとします。緊迫した状況の中、紀若塵は圧倒的な魔力によって冥山妖皇を威圧し、退却させることに成功します。
しかし、形勢不利と見た孫果は、西玄の完全なる破壊を企てます。それを阻止しようと、様々な勢力が戦いに加わり、孫果とその配下の妖兵たちに立ち向かいます。徐々に戦況は好転し、正義の側が反撃を開始します。
29話
第二十九話は、紀若塵が張殷殷の体内の濁気を浄化するため、修羅塔に赴き青い炎「藍焰」を得ようとする物語です。修羅塔は海の真ん中に位置し、塔内は激しい炎に包まれています。紀若塵は塔の中で父と出会い、自らの出生の秘密と修羅塔を破壊する使命を知ります。修行を経て、紀若塵は「九幽明焰」を操れるようになりますが、修羅塔を破壊すべきか否かの選択を迫られます。最終的に、彼は昏睡状態の張殷殷を連れて修羅塔を離れることを選びます。
一方、孫果は自派を最強にするため、西玄派を滅ぼそうと企みます。正義を顧みず、盗んだ法器で西玄派を包囲しようとします。西玄派は強敵の襲来に立ち向かい、噬氷師姐をはじめとする正義の者たちが奮戦します。雲中居と無尽海の師尊たちは、それぞれの理由で西玄派を援助すべきか思案します。
28話
第二十八話は、九幽祁玉城における紀若塵と張殷殷の生活を描いています。深い穴に落ちた二人でしたが、命に別状はなく、この神秘的な場所で束の間の平穏を得ていました。紀若塵は藍色の炎で張殷殷の回復を助けますが、この地の法力では彼女の衰弱を治癒できないことに気づきます。それでも二人は結婚を決意し、盛大な式を挙げて夫婦の契りを結びます。
しかし、幸せな時間は長くは続きません。城主が張殷殷の治療法について嘘をついて二人を繋ぎ止めていたことを、紀若塵は知ってしまいます。それと時を同じくして、九幽祁玉城は謎の巨塔の脅威に直面します。この塔は毎月不定期に激しい炎を放ち、城内の建物を破壊していました。紀若塵は紫微真人が語った修羅塔のことを思い出し、それを破壊することこそが問題解決の鍵だと悟ります。
危険を前に、張殷殷は紀若塵の身を案じますが、紀若塵は九幽祁玉城と愛する人を救うため、危険を承知で立ち向かう決意をします。一方、吟風は国師に寝返り西玄を攻撃しており、状況はますます緊迫していました。
27話
第二十七話は、張殷殷が紀若塵の記憶を取り戻すも、彼女の記憶力が日ごとに衰えていく様子を描いています。事態の深刻さを悟った青衣は、単独行動をとる紀若塵の霊穴破壊を助けるため、張殷殷と共に彼のもとへ向かいます。道中、紀若塵が吟風との戦いで窮地に陥っていることを知ります。そして、最後の対決の時、張殷殷は紀若塵を庇って顧清に刺され、二人は深い底知れぬ穴に落ちてしまい、生死不明となります。この出来事は西玄門派全体に深い悲しみをもたらし、二人は仇を討つことを誓います。一方、国師と仙魄の主は、吟風が仙魄を集めて仙界を修復しようとしていることに別の思惑を抱いており、新たな争いが起こることを予感させます。また、顧清は人間界の七情六欲を断ち切ることができず、仙人の法相の修復に失敗し、今後の展開がさらに複雑で緊迫したものになることを暗示しています。
26話
第二十六話は、玄真の重傷と治療を中心に展開します。若曦晨の攻撃により、玄真は命が危うい状態に陥り、顔面にも重度の火傷を負ってしまいました。噬氷師姐と玉玄師姐は懸命に治療を施しますが、顔の傷には効果が薄く、玄真を寒氷洞へ連れて行き、傷の緩和を試みることになります。紀若塵は仲間を見捨てない強い決意を示し、張殷殷と共に、更なる災厄を阻止するため霊穴の破壊を計画します。同時に、登場人物たちの感情の縺れもより深まっていきます。特に、張殷殷は九尾天狐と青衣の会話を通して、紀若塵との記憶を徐々に取り戻し、二人の間に秘められた繊細で深い愛情が明らかになります。
25話
第25話は、紀若塵と張殷殷の複雑な感情のもつれ、そして彼らが直面する外からの試練への対処を中心に描かれています。
紀若塵は結界の中である秘密を発見し、張殷殷を守るため、彼女を神州気運図へと送り込みます。図の中で張殷殷は紀若塵に関する全ての記憶を取り戻し、二人は束の間の再会を果たします。しかし、現実世界に戻ると、結界での出来事に関する記憶は失われていました。
紀若塵は、張殷殷が仮噬を受けないようにするため、彼女と距離を置くことを決意し、零に彼女の面倒を見てもらうことを考えます。青衣と白象は紀若塵の元に駆け寄り、共に国師に立ち向かう準備を始めます。
顧青は紀若塵に霊穴の破壊をやめるよう説得を試みますが、紀若塵は自らの信念を曲げず、顧青を気絶させてしまいます。
そして最後に、紀若塵は吟風と対決し、霊穴を焼き払うことに成功します。この戦いは、彼の現在の強大な力をまざまざと見せつけるものとなりました。
24話
第二十四話では、張殷殷が紀若塵と共に妖退治へ行こうとするも、紀若塵に断られる場面から始まります。過去の記憶が曖昧な張殷殷は、同門に紀若塵との関係を尋ねますが、彼らの曖昧な返答は彼女の疑問を深めるばかりでした。そこで、天狐の秘術で紀若塵を欺こうとしますが失敗。最終的には懇願し、共に霊穴へ向かう許可を得ます。无尽海の師匠は、青衣、龍象、白虎、そして零を派遣し、二人の援護と保護を命じました。
旅の途中、煉薬老人の言葉を思い出した紀若塵は、張殷殷と自身に重大な局面が迫っていることを悟ります。彼女が記憶を取り戻した時の苦しみを少しでも和らげようと、あえて冷淡な態度をとることにしました。しかし、張殷殷は紀若塵にますます興味を抱き、「以前、私のことが好きだったの?」と尋ねます。
そんな中、張殷殷は激しい頭痛に襲われます。紀若塵はこれ以上彼女の負担を増やさないよう、独りで行動することを決意します。一方、吟風は青衣を捕らえ、紀若塵に圧力をかけようと画策していました。そして顧青は、国師が仕掛けた危険な結界を発見します。
23話
第二十三話は、冥山妖皇と無尽海の主の争いの中、紀若塵が自身の力を徐々に覚醒させていく物語です。彼は幽藍の炎を用いて自らを縛る鎖を解き放っただけでなく、偶然にも上古の神器である修羅矛に認められ、冥山妖皇を驚愕させました。
紫金宮の霊穴に近づくにつれ、紀若塵は薬老とその息子である炫亀に出会います。彼らの苦境を理解した紀若塵は、霊穴を破壊する計画を延期することに同意します。しかし、霊穴の影響で炫亀が暴走したため、紀若塵は霊穴を破壊することを決意。結果として霊穴は崩壊し、炫亀は紀若塵の本命法器へと変化しました。
それと同時に、紀若塵と張殷殷の関係は試練を迎えます。記憶を失い、情動を持つたびに苦しむ張殷殷を守るため、紀若塵は苦渋の決断を下し、彼女を送り出します。そして、迫り来る試練に一人で立ち向かうことになります。
22話
第二十二話は、紀若塵が紫微師尊から九冥にある修羅塔と霊穴を破壊し、幽蘭明焰を抽出して三界の平和を取り戻す任務を授かる場面から始まります。紀若塵は閉関修行に入ろうとしますが、西玄の仲間たち、特に張殷殷をはじめとする面々に気づかれ、尾行されてしまいます。皆、彼の任務の内容に好奇心と不安を抱いていました。
一方、吟風は顧清の仙人法相を修復するため、紫金宮の霊穴を守り、仙人魄を得ようと行動していました。ある衝突において、紀若塵たちは国師・孫果と吟風の圧倒的な力に苦戦を強いられ、辛くも逃げ延びます。
その後、紀若塵は冥山妖皇・亦煊に捕らえられ、危機的な状況に陥ります。この事態を察知した無尽海の師尊は、彼らを救うべく動き出します。
21話
第21話は、紀若塵と張殷殷の関係を中心に展開します。西玄へ向かう道中、二人の間には微妙な空気が流れ始めます。紀若塵が張殷殷を特別扱いすることに、張殷殷は誤解を避けるため別行動を提案しますが、紀若塵のちょっとした計略によって結局同行することになります。
西玄に到著後、張殷殷は紀若塵のことを忘れてしまい、周囲の人々は様々な憶測をしますが、実は彼女は紀若塵に関する記憶を失っていたのです。これは女媧の涙を交換した結果であり、元に戻すことはできません。
紀若塵は張殷殷の記憶を取り戻したいと願いますが、それは不可能な過程だと告げられます。同時に、張殷殷は紀若塵に近づこうとするたびに激しい頭痛に襲われ、自傷行為に及ぶことさえあります。九尾の天狐は一時的に彼女の症状を和らげますが、根本的な解決には至りません。
最後に、紀若塵は自身に宿る幽蘭明焰が張殷殷を助ける可能性があることを知りますが、同時に大きなリスクも伴うことを理解します。彼は難しい選択を迫られることになります。
20話
第二十話では、張殷殷と紀若塵が九尾の天狐の助けを借りて无尽海に入り、嗜情尊者と対峙し、女媧の涙を求める物語が描かれています。紀若塵は体内の紫気のおかげで嗜情尊者との交渉で代償を払わずに済みましたが、張殷殷は紀若塵の神力回復と復讐を願い、彼とのすべての思い出を女媧の涙と引き換えに捧げました。
力を取り戻した紀若塵でしたが、張殷殷は関連する記憶を失い、彼のことを覚えていませんでした。それでも二人は九尾の天狐の助力により西玄へ帰還します。
道中、紀若塵は小さな計略を巡らせ、過去のやり取りを再現しようと試みます。記憶を失っても、彼の温かさを張殷殷に感じさせたい。二人の間にある深く複雑な絆が、切なくも美しく表現されています。
19話
第19話は、紀若塵とその仲間たちが直面する危機と挑戦を描いています。貞武観の人間が紀若塵と張殷殷の隠れ穀を見つけ出し、二人は夜逃げを余儀なくされます。紀若塵の正体が各門派に知れ渡ると、彼らは我先にと彼を陥れようとします。
一方、清虚派は雲中居に西玄に対抗するための協力を呼びかけますが、失敗に終わります。しかし、この出来事は緊迫した状況を物語っています。紀若塵を守る中で、秋水は若曦晨に殺されてしまいます。この悲劇をきっかけに、紀若塵は復讐を決意し、張殷殷も彼を支えます。
紀若塵を救うため、張殷殷は九尾天狐に助けを求めます。そして、女媧の涙を求めて、無尽海の補天涯へ行かねばならないことを知ります。
さらに、吟風は清虚派の脅しに強い憤りを見せ、自分と顧清をこれ以上追い詰めるなと警告します。
18話
第18話は、吟風が紀若塵を排除して仙人の除魔の責務を果たそうとする場面から始まります。まさにその時、顧清が現れ攻撃を防ぎ、自らの自由を代償に紀若塵を救います。
重傷を負った紀若塵は雨の中、必死に生き延びようとしますが、ついに秋水と張殷殷に発見されます。張殷殷は紀若塵を献身的に介抱し、吟風に復讐することを諦めます。
一方、張殷殷の母である黄興蘭は、娘の天劫を乗り越えさせるため、単身で九尾の天狐・蘇姝を探し出し、激しい苦痛に耐えながら蘇姝に打ち込まれた鎮妖釘を抜きます。
紀若塵は目を覚ましますが、体は衰弱しきっていました。しかし、周りの人々、特に張殷殷の励ましと献身的な世話によって再び希望を取り戻し、歩けるようにとリハビリを始めます。
最後は、二人が庭で歩行練習をしている最中に、心温まる触れ合いが描かれ、二人の間の深い絆が感じられる場面で幕を閉じます。
17話
第17話では、紀若塵が真夜中に体内の得体の知れない戾気に操られ、危うく秋水と張殷殷を傷つけるところだった様子が描かれています。張殷殷が何度も彼の名前を呼び続けたおかげで、紀若塵は正気に戻ることができました。その後、秋水は昼夜を問わず紀若塵のために回復を助ける丹药を練り続け、初期の失敗を乗り越え、ついに完成させます。見舞いに来た紀師匠は、別の解毒方法として紀若塵自身の悟りが必要だと告げます。紀若塵は自力で体内の極楽針を逼出を試み、ある程度の成果を上げます。顧青が別れを告げに来た際、紀若塵が魔である事実を明かし、さらに吟風が彼女を尾行し、紀若塵を排除しようとしていることを伝えます。最後に、紀若塵と吟風は直接対決しますが、紀若塵が自ら手を止め、因縁に決著をつけようとしたその時、吟風の不意打ちにより重傷を負ってしまいます。
16話
第十六話では、紀若塵が命の恩人である紀大侠と再会を果たします。感謝の思いに浸る間もなく、紀大侠から宿命の劫難が迫っていることを告げられます。
その後、紀若塵と張殷殷は雲中居の弟子たちが謎の失踪を遂げていることに気づき、調査を開始します。その過程で秋水师兄に遭遇し、西玄派の弟子たちが濡れ衣を着せられ捕らえられている事実を知ります。
紀若塵は太子に助けを求めようとしますが、逆に罠に嵌められ、極楽針を打ち込まれて生命の危機に瀕します。幸いにも紀先生に救われ、一命を取り留めますが、二本の毒針は体内に残ったままです。
紀若塵が昏睡している間、張殷殷と秋水は献身的に看病を続けます。ようやく紀若塵は目を覚ましますが、まるで別人のように性格が豹変し、張殷殷に攻撃的な態度を見せるようになります。
紀先生は、この異変は極楽針の影響によるものだと推測し、特別な解毒剤が必要だと判断します。そして、紀若塵の容態がさらに変化する可能性もあるため、皆に注意を促します。
15話
第15話では、顧清が全ての仙識を取り戻した後、吟風の助力に複雑な思いを抱く様子が描かれています。吟風は紀若塵を抹殺することで顧清の心を掴もうとしますが、顧清は彼のやり方に賛同しません。一方、李玄真は負傷した姬氷仙を救うため雲中居に助けを求め、仲間への思いやりと責任感を見せます。
物語は核心へと進み、吟風は紀若塵を見つけ出し、襲いかかります。しかし、張殷殷と紀若塵の共闘、そして顧清の登場により、吟風の企みは失敗に終わります。その後、紀若塵は張殷殷を連れ賑やかな街へと逃げ込み、彼女に新しい服を買ってあげます。二人の関係はこれによりさらに深まり、夜には同じ宿に泊まります。互いに胸の内を明かし、張殷殷は顧清の気持ちを理解したと語り、紀若塵もまた、自分が顧清に対して申し訳ないことをしたと気づきます。
14話
第14話は、紀若塵が市場で張殷殷の字跡を見つけ、希望を新たにし、彼女を探し回る様子を描いています。張殷殷は紀若塵に自分のことを忘れてほしいと思っていますが、紀若塵は深い愛情を簡単に捨てることができません。
一方、顧清は夢の中で吟風との百世の約束を思い出し、目覚めた後、吟風の献身的な世話に深く感動します。前世の記憶がフラッシュバックするにつれ、顧清は吟風がどの前世でも常に自分の傍で見守り、他の誰かを好きになっても決して離れなかったことを理解します。そしてついに、顧清は玉に触れたことで前世の記憶を全て取り戻し、吟風の正体が巡界仙人であり、自分に深い愛情を抱いていることを知ります。
さらに、張殷殷と紀若塵は羅然門に誤って捕らえられますが、この苦境の中で誤解を解きます。また、李玄真は姬氷仙に助けを求め、無事に二人を救出します。
13話
第13話は、紀若塵、顧清、張殷殷の三人の複雑な恋愛模様を中心に展開します。顧清は紀若塵に結婚の動機を問い詰めた後、自分が騙された結婚生活を送っていたかもしれないという現実に打ちひしがれ、深い悲しみに暮れ、酒に溺れるほどでした。
一方、紀若塵は張殷殷を探すため、自らの目を代償として九尾の天狐を動かし、ついに彼女の消息を掴みます。そして、全てを彼女に説明しようと決意します。
張殷殷は、全てに絶望しながらも、無尽海へ逃げることはせず、過去を忘れるために各地を旅することを選びます。
また、秋水と石磯の恋物語にも進展があり、二人はめでたく結婚。さらに、この結婚が宗派間の縁組を促し、景宵の毒の問題も解決へと導きます。
12話
第12話は、紀若塵が個人の感情と三界の責任の間で苦しい選択を迫られる物語です。彼は三界の平和を安定させると予言された人物ですが、残された寿命はわずかです。景宵真人を救うため、紀若塵は顧清との結婚を承諾せざるを得なくなりますが、同時に顧清と謫仙の間にある運命の縁を隠してしまいます。
一方、何も知らない張殷殷は紀若塵への想いを胸に帰郷しますが、そこで紀若塵が他の人と結婚しようとしている場面に遭遇し、深い悲しみに暮れ、婚礼の場で大暴れします。そして最終的に、紀若塵との縁を切ることを決意します。
紀若塵は重要な局面で張殷殷を守り、婚礼を放棄することを選びます。紫微師匠の不満をよそに、去っていく張殷殷を追い求めるのでした。婚礼の場に戻った紀若塵は、顧清の問いかけに深い罪悪感を抱き、二人の女性を傷つけてしまったことを悟ります。
11話
第11話は、張殷殷が無限の海で遭遇した試練と挑戦を描いています。彼女は小舟でとある孤島に辿り著き、そこで碁を打つ無掌門に出会い、捕らわれてしまいます。脱出を試みても無駄だと悟った張殷殷は、紀若塵への想いを募らせます。
一方、顧惜晨は吟風と出会いますが、吟風は天書第一巻の仙術を彼女に授け、これにて互いの借りを作らない道を選びます。
青衣が冥氷獄に囚われていることを知った張殷殷は、無掌門に決闘を申し込みます。勝てば青衣を連れて行くと宣言しますが、あっけなく敗北し、冥氷獄へと送られてしまいます。そこで紀若塵を見つけたと思った張殷殷でしたが、それは青衣が作った木偶でした。この誤解から二人は衝突し、共に無掌門の前に引き立てられます。
青衣は紀若塵に対する張殷殷の態度に不満を抱きますが、零の仲裁もあり、無掌門は張殷殷を無限の海から出すことを決めます。
同じ頃、紀若塵は張殷殷を迎えに無限の海へ向かう準備を進めていました。そして、自分が持っているものが神州気運図であることに気づきます。彼は紫微師尊に自分の正体を明かし、西玄に残って危機を救いたいと申し出ます。
10話
第10話では、紀若塵と張殷殷が失くした宝物を探す途中に混沌の地へ迷い込み、奇妙な出来事に次々と遭遇する様子が描かれています。二人は謎めいた宿屋で花娘と張万才に襲われた後、目を覚まします。そこで、二人が実は九幽十三魔のメンバーであり、紀若塵が三界を救うべく選ばれた人物であることを告げられます。吟風によって紀若塵の本当の身分が明かされ、彼に対する様々な勢力からの圧力が強まります。戦闘で紀若塵は瀕死の重傷を負い、顧清は彼を救うために自らの仙人法相を破壊します。意識を取り戻した紀若塵は顧清に感謝を述べますが、張殷殷との約束を守り、顧清の誘いを断ります。最後は、零の助けを借りて昏睡から目覚めた張殷殷が、紀若塵の身を案じ、西玄へと彼を探しに向かう決意をするところで幕を閉じます。
9話
第九話では、張殷殷と青衣が王府の別殿で茶を酌み交わしている最中、突如妖怪退治の専門家に襲撃される緊迫の場面から始まります。間一髪のところで張殷殷の母が駆けつけ、二人を救出します。その後、母は紀若塵と顧清の結婚を心配し、張殷殷を叱責します。紀若塵は張殷殷を守ると約束しますが、彼女は依然として彼に距離を置いたままです。
物語が進むにつれ、紀若塵は自身の秘密を張殷殷に打ち明け、二人は和解します。しかし、蝗蛇退治の任務中、張殷殷を守るため、紀若塵は蝗蛇に飲み込まれてしまいます。窮地に陥った紀若塵は、凶星入命大法を用いて脱出に成功するだけでなく、大幅に功力を高め、遂に蝗蛇を倒します。
戦いが終わったのも束の間、師門の弟子たちは紀若塵に神州気運図の提出を求め、新たな火種が生まれます。
8話
第八話では、紀若塵、青衣、張殷殷、顧清らの物語が展開されます。紀若塵は青衣の正体が无尽海の姫であることを暴き、彼女の兄が連れ戻そうとしますが、張殷殷は幻術を使って青衣を逃がします。昊方城では妖魔が蔓延し、王は妖怪退治の達人を探しますが、紀若塵は街を脅かす蟥蛇の巣窟を探す策を提案し、顧清は蟥蛇が汝河下流に潜んでいる可能性があると推測します。一方、国師は密かに魔界と結託し、妖怪退治の機会を利用して蟥蛇出現の下準備を進めています。
恋愛模様では、張殷殷は恋敵である顧清の存在に複雑な思いを抱き、酔った勢いで紀若塵に、三界に伝わる運命を受け入れず、ただ彼とずっと一緒にいたいと願う気持ちを吐露します。また、顧清に何度も拒絶されてもなお、吟風は彼女のそばに寄り添い、誠実で一途な想いを示します。物語全体は、謎と複雑に絡み合う感情で満ちています。
7話
第七話では、紀若塵が黒店に遭遇した後の出来事が描かれています。複数の門派から追われる身となった紀若塵は、道中で傷ついた小青蛇の精に出会い、救いの手を差し伸べます。恩義を感じた小青蛇は紀若塵を川辺に案内し、「泉の水」で彼を清めることで感謝の意を表しました。極妙老祖は紀若塵の命を狙いますが、返り討ちに遭い命を落とします。
一方、張殷殷は紀若塵を見つけ出しますが、当初は誤解から彼を責め立てます。しかし、天狐秘術を用いて紀若塵の真心を確認すると、二人は和解し、再び絆を深めます。
それと時を同じくして、昊方を目指す顧清は吟風の助けを得ます。顧清は吟風に警戒心を抱きながらも、重傷を負った彼を見捨てることができず、回復の手助けをします。
そして物語はクライマックスへ。紀若塵は張殷殷と小青蛇を連れ、危険な冥山へと足を踏み入れます。小青蛇は銅の鈴を巧みに操り、妖獣に対抗し、その特別な能力を発揮します。
6話
第六話では、紀若塵と顧清の婚姻が西玄派師匠の許しを得たものの、紀若塵自身が偽物であることを自覚しているため、この縁談に同意できない様子が描かれています。張殷殷は紀若塵を顧清に奪われたくない一心で、九尾天狐に妖術を学ぶ決意を固めます。たとえそれが仙界への道を閉ざすとしても、彼女はためらいません。
一方、紀若塵は密かに下山修行を試みますが、出発直前に張殷殷の母に阻まれ、「娘に近づくな」と警告されます。それでも紀若塵は強引に下山し、荒野で師叔に遭遇します。そこで彼は重要な任務と玉の扳指という法器を授かります。
時を同じくして、国師と王爷は紀若塵を陥れる陰謀を企て、彼の身分を偽って捕縛しようと画策します。旅の途中、紀若塵は追手に襲われ、それが極妙老祖が十二の門派を動員して行っている大規模な捜索であることを知ります。
紀若塵の身を案じた顧清は、単身下山して彼を探しに出ます。そして、吟風は陰ながら顧清を守り続けています。
5話
第五話では、登場人物たちの複雑に絡み合った関係と誤解が描かれています。顧清は紀若塵を吟風と勘違いし、熱烈な歓迎と期待を示しますが、紀若塵の冷淡な仮応に戸惑いと失望を覚えます。張殷殷の紀若塵に対する保護欲求と顧清との対立はさらに激化し、ついに紀若塵のために顧清と決闘しますが敗北し、形勢逆転を狙って妖術を学ぶことを決意します。
一方、昊方城内で発生した謎の失踪事件が王爷の関心を引き、国師の推薦を受けた若曦晨が解決に乗り出します。記憶を取り戻した吟風は紀若塵への復讐を果たすべく姿を現しますが、顧清を見て、彼女こそが探し求めていた人物だと気づきます。紫微仙人は西玄に求婚しようとしますが、紀若塵に拒絶されます。
4話
第四話では、張殷殷と紀若塵が様々な出来事に巻き込まれる様子が描かれています。
張殷殷は雨宿りのため、偶然禁じられた洞窟に入り込んでしまいます。そこで鎖に繋がれた大妖を見つけ、その妖気に魂を奪われ気を失ってしまいます。幸いにも、紀若塵が駆けつけ、彼女を救出。そして、特製の腕輪を使って、張殷殷の体内に侵入した妖気を抑え込みました。
その後、西玄派の武術大会が開催されます。紀若塵は大会で非凡な実力を発揮しますが、対戦相手に卑劣な手段で襲われそうになります。しかし、持ち前の力で危機を脱します。
二回戦では、紀若塵は張殷殷と対戦することに。紀若塵は張殷殷に手加減しながら戦い、結果として自分が怪我を負ってしまいます。さらに、張殷殷の母親から、娘と距離を置くように警告されます。
最後に、西山派の長老が弟子を連れて訪ねてきます。弟子の一人、顧清という女性は驚くべき法術を披露し、張殷殷の注目を集めます。同時に、顧清は紀若塵の胸に下げられた玉のペンダントに気づき、彼が巡守仙人ではないかと疑い始めます。
3話
第三話は、紀若塵と張殷殷の交流、そして紀若塵が直面する危機を中心に展開します。
張殷殷は熱心に紀若塵に各派の奥義を伝え、洞窟内の星光霊火を一緒に眺め、温かくロマンチックな雰囲気を作り出します。しかし、この穏やかな時間は、丹元宮の掌門・玉玄の陰謀によって破られます。彼女は紀若塵を利用し、窮地に陥れようと企みます。紀若塵はこの危機を何とか切り抜けますが、新たな試練がすぐに訪れます。沈博陽という謎の人物が紀若塵を襲撃し、彼は洞窟に逃げ込み、そこで貴重な武林秘伝に触れることになります。
さらに、張殷殷は讒言を信じ込み、紀若塵が玉璇宮の法術を軽んじていると思い込み、彼に試合を申し込みます。しかし、紀若塵はとある事情で遅刻してしまい、それが様々な誤解と緊張を生み出すきっかけとなります。
2話
第二話では、紀若塵の西玄での生活が徐々に幕を開けます。彼はそこで様々な試練とチャンスに遭遇します。ある偶然の出来事から、紀若塵は石獅子に襲われますが、張殷殷に助けられ、西玄は見た目ほど穏やかではないことに気づきます。
紀若塵の到来により、これまで首席を誇っていた張殷殷は自分の地位が脅かされるように感じますが、紀若塵に対する態度は当初の敵意から次第に賞賛へと変わっていきます。紀若塵はたゆまぬ努力を重ね、御剣飛行などの技を習得し、その成長ぶりは周囲の認めるところとなります。そして、ある御剣の稽古では、張殷殷の助けもあって素晴らしい成果を上げます。
一方、崖から突き落とされた謫仙吟風は死んでおらず、青城山で傷を癒しながら復讐を誓います。
西玄での紀若塵の日々は、試練と支えに満ち、日々成長を続け、自らの道を模索していきます。
1話
第一話では、遠い昔、仙界の巡守仙人がある大きな青い石との縁によって物語が始まります。青い石は長い時を経て仙体へと成長しますが、過ちを犯し人間界へと落とされてしまいます。巡守仙人は彼と共に九十九世を過ごしますが、最後には離れ離れになってしまいます。そして現代、天地は動乱の時代を迎え、様々な勢力が三界を平定するために巡守仙人を探し求めています。
砂漠の中にある小さな宿屋では、そこで働く若い男が仙人を目指す夢を抱いていましたが、育ての親である花娘に仮対されていました。ある日、謎めいた客が宿に泊まりますが、不幸にも亡くなってしまいます。男はその客が身につけていた玉のペンダントを手に入れます。
この玉のペンダントがきっかけで、男は谪仙だと勘違いされ、様々な勢力から狙われることになります。西玄派による検証の際、玉が光を放ち、その誤解はさらに深まります。張殷殷は通霊鏡に近づいたことで傷を負い、男が谪仙であるという確信をさらに強めます。
全36話ネタバレ
キャスト、登場人物
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紀小二(ジー・シアオアル)/紀若塵(ジー・ルオチェン)
馬天宇(マー・ティエンユー)
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張殷殷(ジャン・インイン)
楊穎(アンジェラベイビー)
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顧清(グー・チン)
宣璐(シュエン・ルー)
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洛風(ルオ・フォン)/吟風(イン・フォン)
汪卓成 (ワン・ジュオチョン)