あらすじ
第23話は、許紅豆と謝之遥の関係の進展、そして雲苗村が韶華書屋の劉社長の視察を迎える様子を中心に描かれています。
物語は、謝おばあちゃんが謝之遥と許紅豆の関係をからかう場面から始まります。その後、許紅米が娘の鈴鐺を連れて許紅豆を訪ね、賑やかなやり取りが繰り広げられます。田園での収穫体験では、許紅豆と謝之遥の息の合った様子や、許紅米の仕事熱心な姿が描かれています。
続いて、劉社長の視察が近づき、謝之遥はありのままの姿で村を見せる自然体な対応を提案します。視察の間、劉社長の秘書、実は韶華書屋の総設計士である張明宇が、許紅豆と雲苗村について頻繁に質問を投げかけ、探りを入れます。
最終的に、謝之遥と許紅豆は逆に張明宇の協力姿勢を探ることにします。一日が終わる頃には、二人の間の感情はさらに深まり、どこか甘酸っぱい空気が漂っていました。
ネタバレ
紅豆が謝おばあちゃんの家で朝食を食べていると、おばあちゃんは之遥が前夜「諦めよう」と言っていたのに、翌日また想いを巡らせていることをからかう。之遥は照れくさそうに話を遮り、おばあちゃんをキッチンから連れ出す。紅豆は何のことか分からず、二人のやり取りに困惑する。
突然、紅米が妹の様子を見ようと娘の鈴铛を連れてカフェに現れる。紅豆は紅米の後ろ姿を見て、姉にそっくりだと思う。娜は「お金持ちの奥様は価たような雰囲気があるのかも」と返す。鈴铛は紅豆を見つけると、すぐに駆け寄って挨拶をする。
紅米と鈴铛の来訪で娜はグループチャットで盛り上がり、之遥は紅豆と一緒に鈴铛を連れて畑へミントなどのハーブを摘みに行く。都会育ちの鈴铛はそれらの植物を知らず、紅米も認識があいまいだった。
之遥と紅豆、鈴铛は楽しく過ごす一方、紅米は仕事の電話やメール対応に追われ、落ち著かない様子。之遥は紅豆と紅米は全く違うタイプの女性だと感じる。紅豆も姉は成功者の代表格で、自分はわがままで遊び好きだと認める。それでも之遥は紅豆を理想の女性だと褒め、紅豆は少し照れる。
鈴铛が犬と遊びたがるのを紅米が止めようとするが、紅豆は子供と動物の触れ合いを肯定し、写真を撮ってあげる。紅豆の両親は既に彼女の退職を知っており、家で餃子を作りながら姉妹喧嘩を心配し、知らないふりをすることにする。
韶華書屋の劉社長が家族と共に急遽雲苗村を視察することになり、村委会は対応に追われる。之遥は自然体のまま、黃欣欣らと共に村の魅力を伝えることを提案する。
紅豆は鈴铛と街へ行く予定だったが、之遥の電話で予定を変更。紅豆、之遥、黃欣欣は劉社長夫妻と秘書を案内し、村の工芸品や建築物を見せる。秘書は紅豆に様々な質問をし、紅豆は丁寧に答える。食事中も秘書が劉社長の代わりに質問するため、之遥は不思議に思う。黃欣欣が劉社長夫妻に景色を説明している間に、之遥と紅豆はこっそり秘書の名前をネットで検索し、彼が韶華書屋の総設計師、張明宇であることを知る。
之遥は張明宇の質問攻めの理由を理解し、紅豆と相談して逆に情報を聞き出すことにする。劉社長夫妻と張明宇は満足して帰路につき、之遥たちは黃欣欣を送る。帰宅途中の紅豆は石につまずきそうになったところを之遥に助けられ、二人の間に微妙な空気が流れる。
第23話の感想
第23話は、都会の喧騒から離れた雲苗村での穏やかな生活と、そこに訪れるちょっとした波乱を描いた心温まるエピソードでした。紅豆と之遥の関係性の進展、紅米と鈴铛の登場による賑やかさ、そして思わぬ形で現れた韶華書屋の張明宇との出会いと、様々な要素が絡み合い、見ていて飽きない展開でした。
特に印象的だったのは、姉妹である紅豆と紅米の対比です。自由奔放で自然体な紅豆と、仕事熱心で都会的な紅米。正仮対の性格の二人が、同じ場所でどのように過ごすのか、そして紅豆の雲苗村での生活が紅米にどのような影響を与えるのか、今後の展開が楽しみです。
また、之遥と紅豆の仲も少しずつ進展している様子が微笑ましかったです。謝おばあちゃんの茶目っ気のある言動も二人の距離を縮めるスパイスとなり、見ているこちらも温かい気持ちになりました。之遥が紅豆を理想の女性と褒めるシーンは、二人の関係性がより深まっていることを感じさせ、今後の恋愛模様にも期待が高まります。
つづく