あらすじ
第36話は、雲苗村の発展と村人たちの生活の変化を描いています。謝父は酒の勢いで、村に初めて電灯が灯った頃から今までの大きな変化を感慨深く語り、かつて息子が村に戻って事業を始めることに仮対したことを後悔していました。許紅豆と謝之遥の仲はますます深まり、彼女は民宿の改築にも積極的に取り組み、村人たちの温かい支援を受けています。鳳姨は、出所したばかりの息子・謝強にとって村の噂話が不利になることを心配していましたが、謝之遥は謝強に更生の機会を与えるべきだと考え、彼を歓迎する宴を開くことを提案します。白蔓君と胡有魚の関係も進展しています。年齢差など現実的な問題はあるものの、二人は楽しく過ごしています。謝強が出所した日は、曇り空で肌寒い日でしたが、家族の温かい出迎えに、帰る場所があるという希望を感じました。
ネタバレ
雲苗村はますます発展し、謝家の家族関係にも変化が訪れています。夜、謝父は村の入り口の街灯の下を歩きながら、村に初めて街灯がついた頃のことを思い出していました。謝之遥の祖父が「いつか村も都会のように賑やかになる」と言っていたことを懐かしみ、今の村の発展に喜びを感じると同時に、息子の帰郷創業に仮対したことを少し後悔していました。
翌朝、許紅豆は陳南星と学生時代に戻り、彼女が編んでくれた指輪をしている夢を見て目を覚まします。すると、謝之遥が花束を持って現れ、甘いモーニングキスを贈ります。阿桂嬸が青島の子どもの元へ行ったため、鳳姨が代わりに客棧の掃除をしています。
キッチンでは、大麦と林娜が朝食の準備中。許紅豆が降りてくると、大麦は将来の姑の印象を尋ねます。許紅豆は謝之遥の継母を良い人だと答え、今日は民宿の改築の件も進める予定だと話します。朝食後、大麦と一緒に出かけた許紅豆は、村人たちから温かく迎えられ、坨坨の両親も村に戻ってくると聞きます。
鳳姨はまもなく出所する息子の謝強のことを心配しながらも楽しみにしています。彼女は謝之遥に、謝強を馬場で働かせることはできないかと相談します。謝之遥は快諾し、謝強の社会復帰を祝う歓迎会を開くことを提案します。鳳姨は村人の噂が謝強を傷つけることを心配しますが、謝之遥は今は状況が違うと、謝強にやり直すチャンスを与えると信じています。
一方、白蔓君が植樹の準備をしていると、胡有魚が手伝いを申し出て自分の意見を述べます。しかし、白蔓君があまり気に留めない様子に、胡有魚は不満げに、彼女が真剣に付き合っていないと非難します。白蔓君は笑顔で、年齢差や娘の存在がネックになっていると説明しますが、可能性を完全に閉ざしているわけではないと伝えます。
謝暁春は娘と阿輝と食事に出かけた際に元夫の羅泉と遭遇します。商売のために頭を下げる彼の姿を見て、複雑な気持ちになります。村の観光客が増えるにつれて、民宿開業や様々な事業を始める村人が増え、中には現実的でない計画もあり、村委会は頭を悩ませています。
深夜の会議の後、謝之遥は許紅豆に、工事中は作業員をもっと信頼するべきだと話します。翌日、謝強の出所の日。小雨が降る中、刑務所の前で立ち尽くす謝強は不安と恐怖に満ちています。そこに謝之遥と冠軍が現れ、温かく迎えます。家に帰ると、鳳姨と家族が温かい歓迎会を用意し、許紅豆や大麦も招かれていました。謝強と家族の再会の場面は感動的で、大麦は謝強が意外にも普通の人だと驚きます。
第36話の感想
第36話は、雲苗村の明るい未来と、そこに住む人々の温かい繋がりを感じさせるエピソードでした。特に印象的だったのは、謝強の出所シーン。刑務所の前で立ち尽くす彼の不安げな表情は、これまでの苦悩を物語っていました。しかし、謝之遥と冠軍の温かい出迎え、そして家族の笑顔に包まれた歓迎会は、彼に新たな人生への希望を与えたことでしょう。謝家の温かい絆、そして村人たちの寛容な心に胸が熱くなりました。
許紅豆と謝之遥の穏やかな日常も心温まるものでした。朝のキスシーンや、大麦との会話など、二人の幸せな様子が伝わってきました。また、阿桂嬸の代わりに鳳姨が客棧を手伝うなど、村人同士の助け合いの精神も描かれており、雲苗村の温かいコミュニティを感じることができました。
つづく