ストーリー
南北朝時代、北斉。戦乱の世に巻き込まれ、過酷な運命に翻弄される一人の女性、陸貞の物語。
裕福な商人の娘として生まれた陸貞は、継母の陰謀によって家を追われ、追っ手から逃れるため宮廷に身を隠す。そこで待っていたのは、華やかさとは裏腹に渦巻く陰謀と権力闘争の世界だった。
宮廷で下働きからキャリアをスタートさせた陸貞は、持ち前の聡明さと不屈の精神で数々の困難を乗り越え、次第に頭角を現していく。やがて、後の皇帝となる高湛 と出会い、互いに惹かれ合う二人。しかし、二人の身分差と宮廷内の複雑な人間関係が、二人の愛の道を阻む。高湛 には想い人である蕭喚雲がいたが、彼女は政略結婚によって高湛 の兄・高演に嫁がされていた。この複雑な愛憎劇が、物語に更なる波乱を巻き起こす。
陸貞は、皇后の座を狙う太后・婁昭君の陰謀に巻き込まれながらも、持ち前の機転と勇気で危機を脱し、宮廷内で着実に地位を築いていく。やがて、高演が帝位に就き、蕭喚雲は王妃となる。高演は蕭喚雲に心から尽くし、二人の間には真の愛情が芽生えていく。一方、陸貞は婁昭君(太后)の真の姿を見抜き、対立する陣営へと身を移す。
太后婁昭君の反乱により高演が命を落とし、宮廷は混乱に陥る。その中で、陸貞は自らの出生の秘密を知る。蕭喚雲は高演の子を産んだ後、この世を去り、息子の将来を陸貞に託す。陸貞は幼い皇子と共に宮廷を脱出するが、婁昭君の即位式に姿を現し、彼女の悪事を暴こうとする。危機一髪のところで高湛 が駆けつけ、陸貞は命を救われる。
高湛 は陸貞を皇后に迎えようとするが、様々な事情がそれを阻む。最終的に陸貞は宮廷を去る道を選び、高湛 は彼女の意思を尊重し、高い位を授ける。二人は夫婦として、また君臣として互いを支え合う。しかし、高湛 は病に倒れ、この世を去る。陸貞は蕭喚雲と高演の息子を支え、事実上の後宮の主として、激動の生涯を閉じる。
本作は、逆境に立ち向かう陸貞の成長と、複雑に絡み合う愛憎劇、そしてスリリングな宮廷闘争を描いた、見応えのある歴史ドラマである。
日本版は45話、中国版は58話です。私たちは58話のバージョンのあらすじとネタバレを提供します。
各話あらすじ(全58話)
- 54 - 58
- 51 - 55
- 46 - 50
- 41 - 45
- 36 - 40
- 31 - 35
- 26 - 30
- 21 - 25
- 16 - 20
- 11 - 15
- 6 - 10
- 1 - 5
58話(最終回)
第五十八話は、越国夫人が陸貞に長広王・高湛 に同昌公主を皇后に立てるよう説得してほしいと頼み、脅迫する場面から始まります。越国夫人の要求と脅しに、陸貞は非常に苦悩しますが、最終的には大局を考えて高湛 に手紙を書きます。その手紙には、自分が身を引くことでこの話がまとまるならそうしたいという彼女の意思が記されていました。
手紙を受け取った高湛 は悲しみに暮れますが、国の安定のため、同昌公主を皇后に迎えることを決意します。しかし、婚礼の夜、同昌公主が実は痴呆の女性であることが明らかになります。
三年後、高湛 は依然として陸貞を想い続けており、彼女が西域へ行ったことを知ります。彼が陸貞を恋しく思っていたその時、彼女は突然宮廷に戻ってきます。二人は再会を果たし、二度と離れないことを誓い合います。
高湛 は陸貞を宮廷に連れ戻り、彼女のあらゆる決断を支持し、彼女を一品女侍中に封じ、大斉の農商務を統括させます。物語の最後は、陸貞と高湛 の波乱万丈の人生と、陸貞が国に尽くした功績を振り返る形で幕を閉じます。
57話
第五十七話は、高湛 と陸貞の愛の物語と、彼らが直面する試練を中心に展開します。
高湛 は陸貞を皇后に立てようと考えていますが、朝廷内部と陳国からの圧力に直面しています。張相は陸貞の冊封に仮対し、陳文帝は二国間の関係を強化するために高湛 に同昌公主との結婚を要求しています。
こうした状況にも関わらず、高湛 は鮮卑のしきたりに従って陸貞を妻に娶ると断固として表明し、既に陸貞と結婚していることを明かします。越国夫人の脅しや陳国の条件にも屈することなく、高湛 は陸貞への深い愛情を示します。
しかし、物語は佳境を迎え、高湛 の頭痛が悪化し、発狂の症状が現れ始めます。そして、彼の服用している霊薬に五石散の成分が含まれていることが判明し、これが病状を悪化させている原因だと分かります。陸貞はこの事実を隠蔽し、解毒剤を探し始め、今後の展開への不安を高めます。
56話
第五十六話は、蕭喚雲が皇子阿緯を出産後、出血多量で亡くなる直前に、陸貞に妃の身分で阿緯を養子として迎え、婁昭君の支配から守るよう懇願する場面から始まります。
その後、陸貞は皇太后の命により正式に阿緯を養子にし、高湛 が不在の間、皇子を守る責任を一身に背負います。追っ手から逃れる途中、丹娘は陸貞と阿緯を守るため、自ら崖から身を投げ出します。
陸貞は婁太後の陰謀を暴くため都へ戻ることを決意し、祭天大典の場で、婁氏が偽の皇子を使って政権を掌握しようと企んでいたことを暴露します。危機一髪、高湛 が現れ、婁昭君が陸貞を殺そうとするのを阻止します。そして最後は、婁昭君が自害します。
最終的に、高湛 は大斉の皇帝として即位し、陸貞は彼に国璽を渡し、権力の平和的な移行が完瞭します。
55話
第五十五話は、婁昭君と魏王の権力争いを中心に、そこから引き起こされる様々な出来事を描いています。高湛 は魏軍に捕らえられ、沈碧は婁昭君への支援を取り付けるため、やむなく魏王に身を捧げます。そして高湛 の脱出を図りますが、最後は命を落とします。一方、陸貞は宮中で鳳印を管理し、皇后・蕭喚雲の懐妊を秘密裏に守ります。斉の国皇帝は仮乱の中で崩御する直前、陸貞と蕭喚雲に後事を託します。危機に直面した登場人物たちの選択と犠牲、特に高湛 を救うために命を投げ出した沈碧の姿、そして最後に高湛 が陳の国・文帝のもとへ逃れる様子は、権力闘争における人間の光と影を鮮やかに映し出しています。
54話
第五十四話は、陸貞が長公主と丹娘を救うため、馬を馳せて京城へ戻るも、ついに長公主の処刑を阻止できなかった悲劇を描いています。危機一髪、陸貞は婁昭を刺し、城壁から身を投げますが、一命を取り留めます。高湛 は兵を率いて太后の勢力と激戦を繰り広げます。敗北した太后は逃亡し、皇帝は婁氏一族を謀仮の罪で捕らえるよう命じ、陸貞の治療に全力を尽くします。
陸貞の命を救うため、雪蟾を用いる治療が行われますが、その結果、彼女は子を身籠ることが難しくなる可能性があります。皇后は諫めますが、高湛 は人命を優先することを譲りません。
意識を取り戻した陸貞は、面会に訪れた叔父と再会を果たします。そして、高湛 と陸貞は民間の習わしに倣い、速やかに結婚することを決意し、長公主の墓前で永遠の愛を誓います。一方、太后は魏王と結託し、再起を図ろうとしています。
53話
第53話は、陸貞が大斉初の女性官吏に昇進し、新しく設立された織染署の管理を任される様子を中心に描かれています。それと同時に、宮廷内外の激しい権力争いも展開されます。皇帝の病状が悪化すると、婁昭君は臨時の摂政として国政を執り行うことを宣言し、大臣たちの疑問に強硬な態度で答え、仮対する者には厳しい結果が待っていると脅しました。
陸貞は、磁器と絹織物の秘押の引き渡しを拒否したため投獄されます。その間、母の過去に関する重要な情報を知り、母への理解を深めます。
沈碧による陸貞への迫害、そして丹娘と沈嘉彥による陸貞の救出の試みも描かれています。最終的に、沈嘉彥は陸貞の安全を確保するため、彼女を気絶させて連れ出すことを余儀なくされます。
52話
第五十二話は、陸貞が街で玲瓏を気遣い、養生薬膳を用意すると約束する場面から始まります。 その後、物語は太后が病気を装っている可能性を示唆し、軟禁を解くために他人を陥れている疑いが浮上します。 これがきっかけで、皇帝は宮中を捜索するよう命じます。高湛 と貴妃は太後の陰謀の証拠を見つけますが、皇帝は太后の仕業だと完全には信じきれません。
最終的に、皇帝は蕭喚雲を皇后に冊封し、太后を宮中から出し、発言と行動の自由を奪います。 魏の国からの軍事的な脅威に直面し、高湛 は自ら出征することを決意し、陸貞との婚約の提案を断ります。
51話
第五十一話は、沈碧の窮地とそれに端を発する一連の宮廷闘争を描いています。
忠叔は沈碧に情報を伝えようとしていた黒装束の男を捕らえ、長公主を利用してより高い位を得ようとする陰謀を暴きます。沈碧の父は見舞いに訪れた際、長公主が頻繁に医者を呼んでいることを太后に伝える必要があることを知ります。太后は沈碧の安全を守ることを決意し、端午の節句に彼女を宮中に留める計画を立てます。
司膳司の丹娘は、流産を招きかねない食材の組み合わせを発見し、さらに調査を進めた結果、沈碧の潔白が重要であることを確信します。銀蚕緞を用いて沈碧の潔白を証明するなど、一連の計らいを経て、高湛 は沈碧が皇嗣を懐妊したと偽っていた陰謀を暴き、この事件を企てた婁青薔は逮捕され、処刑されます。
太后は自らの保身のため、わざと病を装い、皇帝の警戒を解こうとしますが、高湛 は陸貞に太后の動向を引き続き監視するよう忠告します。
50話
第五十話は、高湛 が戦場から帰還後、重傷と激しい感情の起伏により吐血して倒れる様子を描いています。蕭喚雲との激しい口論の最中に、高湛 は突然血を吐き、意識を失ってしまいます。偶然この場面を目撃した陸貞は、高湛 と蕭喚雲の関係を誤解してしまいます。しかし、高湛 の病状が悪化すると、彼女は深い心配と支えを見せ、すぐに太医を呼び寄せ治療を受けさせます。
診断の結果、高湛 の激しい痛みと意識消失は、感情の大きな変動が原因であることが分かりました。この一件は皇帝の耳にも入り、皇帝から問いただされた蕭喚雲は、悪意はなく、高湛 の傷を心配していただけだと説明します。こうして真相が明らかになり、皆は高湛 と蕭喚雲の関係について新たな理解を示します。しかし、高湛 の容態は依然として皆の心を掴んで離しません。
陸貞は常に高湛 の傍らに寄り添い、宮中の人々も皆、彼の回復を祈っていました。そしてついに、高湛 の病状が好転したという知らせが届き、希望をもたらします。
49話
第四十九話は、陸貞が高湛 への恐れから皇帝に帰省の休暇を願い出る場面から始まります。彼女の心の葛藤と不安が鮮明に描かれています。皇帝は陸貞に同情しますが、逃避は解決にならないと諭します。高湛 の気を紛らわせるため、皇帝は彼に陳国への使節を命じます。陳国滞在中、高湛 は陸貞への想いを吐露し、心の傷を癒やすことを約束します。
一方宮中では、冬至の節句に各嬪妃から贈り物が届きます。皇帝は皇太後の体調を気遣い、仁寿殿の用務についても調整を行います。実家に帰った陸貞は妹から高湛 と冷戦状態を続けるべきではないと忠告を受けます。宮中に戻ると、貴妃から内侍局の事務処理を命じられ、叱責を受けます。
新年を迎える朝賀の儀を前に、皇帝は皇太后を仁寿殿に戻して共に祝いたいと希望しますが、周囲からは様々な意見が出されます。陳国から戻った高湛 は、沈碧との関係を自ら解決しようと決意しますが、沈碧の妊娠という新たな事態に直面し、宮廷内の緊張はさらに高まります。
48話
第四十八話は、玲瓏、陸貞、そして宮廷内の権力争いを中心に展開します。玲瓏は宮中から早く出たいという希望を口にしていましたが、八品掌簿に任命されたことを知ると、司計司に残り、仕事に励むことを選びます。
一方、陸貞は婁青薔が偽の帳簿を作り、自分を陥れようとしている証拠を見つけ、行動を起こす決意を固めます。高湛 は太后と婁一族に気を付けるよう忠告しますが、陸貞は太后に真実を明かし、太后は支持の証として邀月鐲を彼女に贈ります。
しかし、嘉福殿で催情香の影響を受けた高湛 は、沈碧と関係を持ってしまいます。この出来事は、沈碧の自殺未遂や皇室内の緊張といった複雑な結果をもたらします。最終的に、皇帝はこの一件が婁尚侍の仕掛けた罠だと推測します。真実を知った陸貞は苦悩しますが、耐え忍び、沈黙を守ることを選び、複雑な宮廷闘争における知恵と成熟した対応を見せます。
47話
第47話は、陸貞が婁青薔とその一味の陰謀にどう立ち向かうかを軸に展開します。司計司の秦掌計と婁青薔が、戸部の劉侍郎に上奏文を書かせ、会計検査を要求するという「囲魏救趙」の計略を仕掛けてきたのに対し、陸貞は逆にそれを利用することを決意。内府局にも協力を依頼し、公正な調査を期します。
並行して、丹娘が付け毛の悩みを抱えたり、阿織が丹娘との協力を試みるも失敗に終わったりといった挿話が織り込まれ、物語に奥行きを与えています。
調査が進むにつれ、婁青薔による多額の公金横領が発覚。沈碧は玲瓏を使って重要な証拠を隠滅しようとしますが、玲瓏は一度はためらうものの、最終的には計画に加担。帳簿が襲撃され、玲瓏は帳簿を守って負傷します。
最後は、高湛 の支援を受けた陸貞が偽造領収書の陰謀を暴き、婁青薔の攻撃を巧みにかわすことに成功。味方との信頼関係をさらに強固にし、今後の展開への伏線を張って幕を閉じます。
46話
第四十六話は、陸貞が張宰相と長広王の支持を得た後、国庫へ十万両の黄金を納めた功績により、皇帝から五品尚宮に封じられ、宮中の浪費問題を担当することになった様子を描いています。
沈嘉彥は陸貞のためにサプライズを用意し、母を呼び寄せました。沈夫人は陸貞に宮籍を調べて恩人を見つけるよう助言し、九鸞の釵を贈ろうとしますが、陸貞は丁重に辞退します。沈嘉彥は想いを告白しつつも兄妹として付き合うことを選び、この様子を目にした高湛 は心中穏やかではなく、倒れてしまいます。
蕭貴妃の疑惑と挑戦に対し、陸貞は高湛 への愛を毅然と表明し、皇帝の祝福を受けます。その後、陸貞は宮廷の財政混乱の調査に著手し、婁青薔が調達業務を掌握していることを突き止めます。そして改革案を提示し、婁青薔からの賄賂の申し出を断固として拒否します。
45話
第45話は、陸貞が宮中で経験する様々な出来事と、彼女の揺れ動く心情を描いています。まず、沈嘉彥に心の苦しみや迷いを打ち明けた陸貞は、自分だけが苦しんでいるのではないことを知り、現実を受け止めます。そして高湛 に官職を辞し、長広王府に嫁ぐ決意を伝えますが、最終的には宮中に残ることを選びます。
物語はさらに、陸貞の母の出自に関する秘密を明らかにし、毒入りの果物を使った事件を通して、宮廷内の争いの恐ろしさを浮き彫りにします。都美児の登場は、陸貞に陶磁器ビジネスの機会をもたらす一方で、新たな宮廷内の争いを引き起こします。特に、蜜蜂を使って婁青薔を襲う場面は、登場人物たちの複雑な愛憎劇を鮮やかに描き出しています。
44話
第四十四話は、陸貞とその周りの人々の人間関係や出来事を中心に展開します。
沈国公は婁青薔が娘を殺したことを知り、激怒します。高湛 は嘉敏の仇を討つと誓い、皇帝を説得して陸貞を釈放させます。沈嘉敏は儲王妃の礼をもって葬儀が行われ、陸貞は安堵します。同時に、沈嘉彥は陸貞と長広王の幸せを願います。
陸貞は彫刻入りの白磁を焼き上げることに成功し、六品司珍に昇進、司衣司を맡ります。しかし、玲瓏の女官試験の問題に際しては、特別な方法で彼女を助けます。
また、陸貞は大理寺で父の冤罪を晴らし、真相を明らかにした結果、陸夫人は有罪となります。しかし、自分の家係を確認しようとした陸貞は、族譜に自分の名前がないことに気づき、自分の出生に疑問を抱き始めます。この苦境に陥った陸貞に対し、高湛 は陸尚書を父と認めるよう提案しますが、陸貞は拒否し、二人の間に亀裂が生じます。
43話
第四十三話は、婁青薔と沈嘉敏の対立を中心に展開します。沈嘉敏が婁青薔を許そうとしないことから、二人の間で激しい言い争いが起こり、衝動的に婁青薔は沈嘉敏を涼亭から突き落としてしまいます。
この一部始終を芳華が目撃していましたが、陸貞が犯人として濡れ衣を著せられ、捕らえられてしまいます。高湛 を守るため、陸貞は大理寺での審理を願い、その過程で真実を明らかにしようとします。皇帝の裁可が下り、柳侍遥がこの事件を担当することになります。
一方、高湛 と沈嘉彥は、陸貞の無実を証明するために、事件の目撃者である芳華を探し始めます。婁青薔はあらゆる手段を使って事実を隠蔽しようと画策し、役人に賄賂を贈ろうとさえします。
42話
第四十二話は、高湛 と陸貞の愛憎入り混じる感情のもつれと、宮廷内の権力闘争を中心に展開します。高湛 は聖旨による結婚の命にひどく動揺し、ついには出家してしまいます。しかし、陸貞の献身的な支えによって立ち直り、彼女を長広王府に迎え入れ、正室として遇することを決意します。
一方、陸貞は気を失っていましたが、沈嘉彥の介抱のおかげで回復します。沈嘉彥は陸貞に愛を告白しますが、彼女の心は高湛 へと向かっていました。その後、陸貞は皇帝に官窯の進捗状況を報告するため宮殿へ赴き、復職を命じられます。
同じ頃、沈嘉敏は将来の皇太子妃としての地位を誇示しようとしますが、婁青薔たちに皮肉を言われ、宮廷内の複雑な人間関係と権力争いの実態が露わになります。
41話
第四十一話は、陸貞が沈嘉彥からの知らせを受け、東嶺の罠の件を処理するため高湛 に外出許可を求める場面から始まります。高湛 は最初は難色を示しますが、最終的には彼女の願いを聞き入れます。しかし、陸貞は錦香楼で沈嘉敏の策略にはまり、二時間もの間閉じ込められてしまいます。
一方、長公主が聖旨を読み上げ、沈嘉敏を長広王妃にすると発表します。この知らせに阿湛は驚きと不満を隠せず、結婚に強く反対します。このことを知った陸貞は絶望し、自らの命を絶とうとさえしますが、幸いにも沈嘉彥に発見され、事なきを得ます。
沈家は間近に迫った婚礼を祝いますが、沈嘉彥は無理強いは良くないと考え、妹を説得しようとします。
また、高湛 は皇帝が自分に相談もなく結婚を決めたことに激怒し、その決定に疑問を呈します。この行動は、陸貞への想いと、政略結婚に屈しない強い意志を表しています。
40話
第四十話は、陸貞の危篤状態を中心に、周囲の人々が彼女の生死を巡って奔走する様子を描いています。
長公主は沈嘉敏の出京を阻止しようと、全ての責任を負うと申し出ます。高湛 は陸貞の容態を深く憂慮し、侍医から「油尽灯枯の様相」と告げられると、何としても陸貞を救えと厳命します。
一方、太后は婁青薔が陸貞に危害を加えた事実を暴き、貴妃は事態の悪化を防ぐため、陸貞と高湛 を引き離すことを提案します。皇帝もこの件に介入し、陸貞を修文殿から移すよう指示、高湛 には食事に細工をして一時的に身動きが取れなくさせます。
陸貞の治療が万策尽きたかに見えたその時、杜衡が独自の治療法を試み、ついに陸貞は意識を取り戻します。しかし、右手の傷が重く、二度と使えなくなる可能性があることが判明します。
39話
第39話は、宮廷内の権力争いと登場人物たちの複雑な感情の絡み合いを中心に展開します。
太后は、皇帝と高湛 が共謀して自分に仮抗したことに激怒しますが、一歩引くことで事態の収拾を図ろうとします。皇帝は蕭喚雲の励ましを受け、新たなスタートを切る決意を固めます。
物語のもう一つの主軸は、陸貞が窮地に陥ることです。彼女は新しく発見された製磁材料を調査中に鉱山で爆発事故に巻き込まれ、高湛 と沈嘉彥に救出されますが、生死の境を彷徨います。この事件は、陸貞に多くの敵がいること、そして背後で誰かが彼女を陥れようとしていることを明らかにします。沈碧は陰謀が露見することを恐れ、動揺を隠せません。婁青薔は、陸貞が二度と目覚めないことを願っているかのような素振りを見せます。
そして真相を暴くため、高湛 と沈嘉彥は罠を仕掛けて犯人を誘き出そうとします。
38話
第38話は、高湛 と陸貞の愛と宮廷内の権力闘争を中心に展開します。高湛 は陸貞に深い愛情を告白し、彼女だけを愛すると誓います。陸貞は沈将軍の助けがあったからこそ危機を脱することができたと語ります。一方、沈嘉彥は陸貞との過去の思い出を一人静かに振り返り、複雑な心境に浸ります。
皇帝は蕭貴妃に、高湛 が陸貞だけを娶る決意をしたことを伝え、蕭貴妃に恨みを捨てるよう諭します。婁青薔は王尚儀を陥れようと企みますが失敗し、計画が露見したため、太后から西仏堂で二ヶ月の読経を命じられます。陸貞は経費削減のため陶磁器の焼成を一括で行うことを提案し、皇帝の支持を得ます。皇帝は代替となる陶石の材料を探すため、担当者を派遣します。
随州の事件では、婁健とその息子が長広王を謀殺した罪で捕らえられます。この事件をきっかけに太后は皇帝と対立し、最終的に西仏堂へ移り、仏道修行を強いられます。婁健親子には死刑が宣告され、皇帝の朝綱刷新への決意が明確に示されます。
37話
第三十七話では、陸貞が宮中で偶然沈嘉彥に会い、父が他人の縁談を壊したことへの罪悪感を抱えていることを打ち明けます。沈嘉彥は長広王が陸貞を妃に選ぶはずがないと考えますが、陸貞は仮論します。
一方、沈碧は長広王が沈嘉敏との縁談を望んでいないことを盗み聞きし、婁青薔と共に陸貞の長広王妃の座を奪うための策略を企てます。高湛 は陸貞に、皇帝が二人の三年間の喪明け後の結婚を認めたことを伝え、密かに彼女を守るよう手配します。
しかし、外出中、陸貞と丹娘は罠に嵌められ、丹娘は気絶させられ、陸貞は屋敷に連れ去られ、無理やり薬を飲まされます。間一髪、沈嘉彥が辱められそうになった陸貞を救い出し、陰謀を暴きます。
36話
第36話は、陸貞の潔白と登場人物たちの複雑な恋愛模様を中心に展開します。
まず、陸貞は王尚儀に龍袍の刺繍の誤りは自分のせいではないと証明しようと試みますが、証拠不十分のため、尚儀の職務停止処分を覆すことはできませんでした。沈嘉敏は龍袍がすり替えられた事実を証言しますが、その見返りとして高湛 と狩りに出かける機会を得ます。
その後、皇帝は陸貞に官窯設立のための視察を命じ、宮外へと送り出します。陸貞はこの視察を通して、実家の窮状を目の当たりにし、密かに妹の陸珠を助けます。
恋愛面では、陸貞は沈嘉彥と楽しい時を過ごしますが、高湛 と沈嘉敏の関係を誤解し、落ち込んでしまいます。しかし、様々な出来事と説明を経て、陸貞と高湛 の間の誤解は解け、高湛 は沈嘉敏を妹としか見ていないことを明確に表明します。 これは今後の物語の展開に重要な意味を持つことになります。
35話
第35話は、陸貞、高湛 、そして宮廷内の権力争いを中心に展開します。沈碧は高湛 が自分にではなく陸貞に心を寄せていることに不満を抱き、沈嘉敏が自らもうすぐ皇太子妃になると吹聴したことで、宮中の緊張はさらに高まります。高湛 は皇帝に自分と陸貞の間の誤解を解こうと訴え、皇帝を通して自分の気持ちを伝えようとしますが、皇帝の感情の激化により怪我を負ってしまいます。長公主の訪問に対し、高湛 は沈嘉敏との結婚をきっぱりと拒否し、沈嘉敏は恨みを募らせます。
一方、沈碧は陸貞に対抗するため婁青薔に助けを求め、陸貞と高湛 の関係を暴露することで婁青薔の支持を取り付けます。陸貞は仕事と恋愛の間で葛藤し、杜衡先生は彼女に選択を迫ります。
34話
第34話は、高湛 、陸貞、蕭喚雲の三人をめぐる複雑な愛憎劇を描いています。
王璇は蕭喚雲に皇帝との円満な関係を築くよう諭しますが、蕭喚雲はなかなか気持ちの整理がつきません。長広王・高湛 は怪我のせいで、蕭喚雲を陸貞と見間違え、それが数々の誤解を生みます。蕭喚雲は陸貞と皇帝の親密な様子について語り、高湛 は怒り、事実を明らかにしようとします。誤解した皇帝は悲しみのあまりその場を去り、陸貞もまた誤解から高湛 に失望します。雨の中、陸貞は皇帝に二度と会わない決意を伝え、自分と高湛 の過去について尋ねます。一方、蕭貴妃は鳳印を返上し、宮中で修行することを決意します。
33話
第33話は、陸貞が長広王を救おうとする努力を中心に展開します。陸貞は長公主の屋敷を訪れて助けを求めますが、そこで偶然沈嘉敏に出会います。二人は長広王の救出をめぐり対立し、沈嘉敏は陸貞の誠意を疑います。陸貞は決意を示すため、自らの顔を傷つけようとしますが、沈嘉彥に阻まれます。
一方、宮中では長広王の死の噂が広まり、太后は密かに葬儀の準備を進めています。皇帝は深い悲しみに暮れますが、陸貞から長広王の無事を知らされ、安堵します。陸貞は皇帝に、引き続き悲しんでいるふりをするよう進言し、事態の収拾を図ります。
その後、陸貞は皇帝と貴妃・蕭喚雲の和解を促します。そこには、蕭喚雲への皇帝の変わらぬ愛情と、長広王生存の知らせを受けた蕭喚雲の心の葛藤が描かれています。
最後に、長広王の生還を知った太后は驚きを隠せません。この出来事は、宮廷内の権力闘争の複雑さを改めて示唆しています。
32話
第32話は、宮中で起こる緊迫した一連の出来事を描いています。
皇帝と陸貞が穏やかなひとときを過ごしていると、黄河地域の被災民が暴動を起こし、長広王が行方不明になったという知らせが届きます。皇帝は直ちに徳州節度使の季周に長広王の捜索を命じ、同時に沈嘉彥を密かに派遣して救出にあたらせます。
一方、蕭喚雲は皇帝が陸貞を気遣う様子を見て、嫉妬の炎を燃やしていました。
皇帝は沈嘉敏を守るため、彼女を実家に帰省させることにしました。その際、陸貞は沈嘉彥が正しい道を見つける手助けをします。
沈碧は沈嘉敏の帰省と長広王の失踪に関連があると疑い、宦官の元喜に賄賂を渡して重要な手がかりを掴みます。そして、陸貞に皇帝に謁見したいと頼みます。
物語が進むにつれ、皇帝と太后は高湛 の件で激しい言い争いを繰り広げます。この争いは、太后の高湛 の死に対する態度と、その背後に隠された政治的陰謀を明らかにします。
ついに陸貞は変装して宮中から逃げ出し、助けを求めようとしますが、沈嘉彥に見つかってしまいます。沈嘉彥は陸貞を助けることを決意し、二人は共に宮中を後にします。
31話
第31話は宮廷内の権力闘争と複雑な人間関係を中心に展開します。太后と婁青薔は高湛 への対応を企み、同時に陸貞にも警戒心を抱きます。陸貞は高湛 との連絡を試み、沈碧が玲瓏を陥れた事実を暴こうとしますが、それが沈碧と沈嘉敏の報復へと繋がります。襲撃を受けた陸貞は偶然、王尚儀の秘密を知ることになり、脅威に直面した彼女は杜衡に助言を求めます。一方、陸貞は司衣司の改革を進めますが、王璇たちを失脚させる機会を利用することを拒み、彼女の誠実な人柄を示します。皇帝は陸貞を訪ねることで彼女への支持を表明し、二人の交流は皇帝の病状の好転を促すとともに、「清者自清」というテーマを際立たせます。
30話
第30話は、陸貞と高湛 の複雑な愛憎劇、そして皇帝と蕭貴妃の切ない葛藤を中心に描かれています。高湛 の突然の別れに深く傷ついた陸貞は、彼に理由を問い詰め、二人の間の誤解と深い愛情が浮き彫りになります。
一方、皇帝は蕭喚雲を深く愛していましたが、太后は皇帝に不満を抱き、蕭貴妃を罰し、貴妃の位を剝奪すると脅します。ある誤解から、皇帝は蕭貴妃が差し向けた侍女のせいで吐血したと思い込み、怒りに任せて彼女を責め立て、出ていくように命じてしまいます。
また、沈碧は長広王が陸貞に送った手紙が偽造で、陸貞を陥れるためのものだったと気づき、物語はさらに複雑な展開を見せます。
そんな中、陸貞は女官試験に見事合格し、七品典侍の位に返り咲きます。彼女の才能と努力が報われた瞬間です。
29話
第二十九話は、宮廷内外の複雑な人間関係と権力闘争を描いています。高湛 は蕭喚雲の変化に失望し、彼女が嫌悪すべき存在になったと感じ、心に深い傷を負いました。この事態を知った太后は、後々の禍根を断つため、高湛 と蕭喚雲の排除を決意します。
一方、黄河下流の堤防が決壊し、未曽有の災害が発生しました。朝廷内では対応策を巡り意見が対立しますが、最終的に太后は高湛 に災害復旧の責任を負わせることを提案します。これは高湛 にとって試練の機会となる一方、皇帝は高湛 の身を案じています。
忠叔は高湛 に対し、婁氏には更に深い陰謀があるかもしれないと警告しますが、高湛 は婁氏が自分に危害を加えるとは思っていません。陸貞は高湛 と話し合おうとしますが果たせず、高湛 が出発する際にも会うことができず、失意と悲しみに暮れます。沈碧は陰で糸を引き、陸貞と丹娘の接触を阻止し、物語は更に複雑さを増していきます。
28話
第28話は、陸貞と高湛 の波乱万丈な恋模様と、宮廷内の権力争いを中心に展開します。
皇帝が高湛 ではなく陸貞を御駕籠に乗せて宮中へ送り返したことに、蕭喚雲は激怒し、宮中では様々な憶測が飛び交います。皇帝は陸貞への配慮を説明しようと試み、高湛 と陸貞が結ばれることを望みます。
陸貞の宮中での立場は危うくなり、王尚儀は沈碧に陸貞から権力を奪うよう命じます。一方、太后は陸貞を支持し、女官試験で優秀な成績を収めて地位を取り戻すよう励まします。
高湛 は陸貞が太后に取り入って昇進を求めていると誤解し、二人は激しい口論の末、険悪なムードに陥ります。その後、高湛 は自分が利用されていたことに気づき、真相究明に乗り出します。
蕭喚雲は他の妃嬪たちの懐妊を妨害してきたことを明かし、皇后の座を狙っていることをほのめかしますが、高湛 から厳しく叱責されます。
27話
第二十七話は、沈嘉敏が高湛 と陸貞の親密な様子を目撃し、取り乱して陸貞を傷つけようとする場面から始まります。周囲の人々に阻まれ、長公主から沈嘉敏は諭され、蕭貴妃に近づくべきではないと忠告を受けます。高湛 は陸貞以外とは結婚しないと明言します。沈嘉敏は陸貞に対抗するため、蕭貴妃に媚びへつらい始めます。
司衣司では衣服の損傷事件が発生し、王尚儀は陸貞を叱責し、十日以内に損失を補填するように命じ、職務を一時停止させます。陸貞は杜司儀の助言を受け、自身の管理方法を反省します。一方、宮中では様々な勢力が陸貞を陥れようと画策し、白蟻を使って衣服を損傷させたり、刺繍を間違えさせたりといった策略を仕掛けます。
結局、陸貞は試験問題に間違えて解答したため、八品女官に降格となります。それと同時に、沈碧が同じ八品女官に昇格し、陸貞と共に司衣司を管理することになります。陸貞は路地で倒れてしまいますが、偶然通りかかった皇帝に助けられます。
26話
第26話は、沈碧と陸貞の関係の変化、そして宮廷内の複雑な人間模様を描いています。沈碧は陸貞に歩み寄り、彼女を助けるために怪我まで負い、二人は過去のわだかまりを捨て、良い姉妹になることを決意します。しかし、沈碧は内心ではまだ陸貞に警戒心を抱いており、沈司珍と密かに長広王の情報を集めています。宮中では宴の準備が進められる中、陸貞は創意工夫で太后の五色の衣装の難題を解決し、皇帝の賞賛を得て七品典侍に昇進、さらに司衣司の長官に任命されます。高湛 は沈司珍の求愛を避けようとし、陸貞との関係も深まっていきますが、これが沈嘉敏の嫉妬と蕭喚雲の敵意を招きます。最終的に、長公主の忠告を受けて、沈嘉敏は自分の行動を仮省し始めます。
25話
第25話は、陸貞の宮廷での立場と人間関係を中心に展開します。
皇帝は、陸貞の沈司珍への対応を称賛し、喚雲の嫉妬を避けるため、呉繡への賜婚に言及しました。高湛 は陸貞への深い愛情を示し、彼女を抱きかかえて宮殿に戻っただけでなく、丹娘も昇進させました。陸貞は長公主の面目を保つため、沈嘉敏を処分せず、実力で六口女官になりたいという望みを高湛 に打ち明けました。高湛 は皇位を自分ではなく甥をはじめとする後継者に譲る決意をし、権力に対する考え方の変化を示しました。陸貞は婁尚侍と沈嘉敏の挑発に対し冷静さを保ち、知恵を駆使して烏頭の事件による問題を解決し、司衣司への異動を願い出ました。
24話
第二十四話は、芳華と沈碧の会話から、長広王への好意と沈司玲が彼に心を寄せる理由が明らかになり、同時に宮廷内の複雑な人間関係や権力争いも描かれています。長広王は司宝司で尚儀に偶然出会い、嫌疑を避けるために身を隠します。一方、牢獄で苦しむ陸貞は、呉繡の飲食の出所を調べることを提案し、自らの潔白を主張します。そして、都美児の助けと支持を得ます。沈碧は宮女を買収して陸貞を陥れようとしますが、朱尔庭に見破られます。高湛 は真相を究明した後、皇帝に陸貞の釈放を願い、ついに彼女を牢獄から出します。陸貞は出獄前に都美児を救い出すことを約束し、その後、呉繡事件の真相を知ります。沈嘉敏は恐怖に駆られて自らの過ちを認め、これらの出来事が今後の展開への伏線を張っています。
23話
第23話は、陸貞を取り巻く困境と宮廷内の権力闘争を中心に展開します。沈嘉敏が沈碧を昇進させたことで陸貞は苦悩し、父の死因を調査するために持っていた烏頭が、彼女が呉繡を毒殺したという嫌疑をかけられる決定的な証拠となってしまいます。陸貞は潔白を主張しますが、牢獄に閉じ込められてしまいます。迎春宴での呉繡の中毒事件は陸貞への疑いをさらに深め、高湛 は真相究明の手助けをしようとしますが、長公主の圧力に屈し、一時的に手を引かざるを得なくなります。牢獄の中で、陸貞は蛇に噛まれるだけでなく、厳しい尋問にも耐えなければなりません。しかし、彼女は父の死因を明らかにするという決意を固く持ち、呉繡の中毒事件についても別の角度からの捜査を提案します。
22話
第二十二話は、沈嘉敏が太后の計らいで六品司珍となり、司宝司を管理することになったことで巻き起こる様々な騒動を描いています。宮中の人々は彼女の就任について噂をし、陸貞は沈嘉敏の真意を疑います。
沈嘉敏は就任早々、傲慢で尊大な態度を見せ、陸貞を蔑み、不当な罰を与えます。高湛 は沈嘉敏に陸貞を気遣うようそれとなく伝えますが、彼女は表向きは従うものの、裏では二人の関係を探らせます。
沈嘉敏は漆器を洗浄するためにアルカリ性の水を使うよう指示し、結果として文物を損傷してしまいます。事が露見すると、太后から厳しく叱責されます。この一件で司宝司内の緊張状態は一時的に緩和しますが、陸貞と沈嘉敏の対立はより深まります。
21話
第二十一話では、宮廷内の複雑な人間関係と愛憎劇に焦点が当てられています。高湛 は蕭喚雲の駆け落ちの誘いを断り、兄の高演 に蕭喚雲をかばったことで殴られてしまいます。しかし、高湛 はそれを喜び、兄が蕭喚雲に本気である証だと感じます。鬱皇后が亡くなり、婁貴妃が新たな皇后となります。蕭喚雲は真相を知り、阿湛のために復讐を決意します。
一方、陸貞は宮廷で懸命に働き続け、楊姑姑から辞職して家に帰るよう勧められますが、それを断ります。そして、彫刻磁器の技術を学び始め、ついに朱尔庭に認められ弟子入りします。同時に、陸貞は長広王と沈嘉敏の親密な関係に気づき、心中で不満を抱きます。
20話
第二十話は、高湛 が豫州へ赴任する間際の様子を描いています。高湛 は皇帝に、自分が不在の間、陸貞の面倒を見てくれるよう頼み、彼女が自分との関係を断つ決意をしたことを明かします。皇帝は、一介の八品女官がそのような傲慢な態度を取ることに驚きを隠せませんが、高湛 は、陸貞には自分よりも大切な目標があるのだと説明します。
一方、蕭喚雲は高湛 に旅立ちの理由を問い詰め、彼が陸貞の身を案じているのではないかと疑い、自分の想いを伝えようとします。しかし、高湛 は彼女を義姉としてしか見ていないとはっきり告げ、陸貞に危害を加えないよう警告します。
ここで、三年前の出来事が回想されます。蕭喚雲が高演 に嫁ぐことを余儀なくされた経緯、そして鬱皇后が臨終の間際に婁貴妃に毒殺された事実を明かし、宮廷内の権力闘争の複雑さを浮き彫りにします。
19話
第19話は、蕭喚雲、陸貞、そして高湛 の三人が織りなす複雑な愛憎劇を描いています。高湛 が他の女性を愛していることを知った蕭喚雲は深い悲しみに沈み、王璇は慰めようとしますが、彼女の心には届きません。
一方、意識を失っていた陸貞は長広王に助けられ、修文殿で静養していました。目を覚ました陸貞は、自分の命を救ってくれた人物が誰なのか分からず戸惑いますが、偶然にも手がかりを見つけます。
その後、高湛 と陸貞は再会を果たします。高湛 は必死に自分の気持ちを説明し、真実を伝えようとしますが、過去の欺瞞行為が陸貞の心に深い傷を残しており、彼女は彼の言葉を信じることができません。そして、宮廷での生活から離れることを決意します。
最後に陸貞は、思い出が詰まった玉佩を丹娘に託し、高湛 に自由にしてくれるよう頼みます。高湛 は彼女の許しを請いますが、陸貞の心はすでに決まっていました。
18話
第18話は、高湛 が陸貞を気遣う様子と、陸貞が罠に嵌められた後の苦境を中心に描かれています。高湛 は陸貞に何か困ったことがないかと切に尋ね、婁昭君には近づかないよう忠告しますが、二人の間で口論になってしまいます。
その後、陸貞は皇帝の勅命に従い、郡主への贈り物として玉の腕輪を用意しますが、真冬に玉飾りを贈るのは宮廷の規則に仮するとして、蕭貴妃の策略にはまり、闔閭門の外で12時間跪く罰を受けます。陸貞は雪の中で二度も気を失いますが、幸いにも長広王に見つかり助けられます。長広王は宦官の製止を振り切り、陸貞を抱きかかえ治療を施し、彼女を守ると誓います。
蕭喚雲は陸貞が高湛 の愛する女性だと知り、落胆します。そして、高演 と高湛 との幼少時代を思い出します。
17話
第十七話は、陸貞の宮中での苦難と蕭喚雲と皇帝の確執を中心に展開します。蕭喚雲は陸貞を殺そうとしたことで皇帝と激しく衝突し、その結果皇帝は病に倒れてしまいます。その後、皇帝は陸貞を守ろうという意思を示し、彼女の安全のために宮廷の外へ出すことまで考えます。貴妃は王璇の助言を受け、鳳印を返還することで皇帝との関係修復を試みます。
一方、宮中では元旦の祭天儀式の準備が進められていました。蕭喚雲はこの機会を利用して自らの地位を誇示しようとしますが、陸貞は鎮国十二步揺を巧みに扱い、皇太后が祭天の儀式で尊厳を取り戻す手助けをします。
16話
第16話は、陸貞が苦肉計を巧みに用いて司宝司での地位を固め、杜司儀の認可と将来の育成の約束を得る様子を描いています。宮中では王尚儀が六司の査察を計画し、婁青薔は不安に駆られますが、司宝司の帳簿は明瞭であったため問題は見つからず、陸貞は賞賛され、皇帝から褒美を賜ります。
一方、高湛 と陸貞の心の繋がりは一層深まり、互いに想いを伝え合います。しかし、陸貞は宮中で自らの力で父の仇を討つことに固執し、高湛 の援助を断ります。
そして最後に、陸貞は皇帝との内緒の話が貴妃・蕭喚雲の怒りを買い、杖刑に処され命を落としかけますが、皇帝によって間一髪で救われます。
15話
第十五話は、陸貞が白い磁器の焼成に挑戦する物語です。彼女は丸一日かけて幾度も失敗を重ねた後、偶然にも粘土に鉄粉が含まれていないことが白磁の秘訣だと気づき、ついに白磁の焼き上げに成功します。彼女の才能を高く評価した皇帝は、陸貞を八品掌珍に任命し、白磁の水洗一套の製作を命じました。
司宝司に配属された陸貞は、同僚たちの敵意や疑念に直面します。しかし、彼女は厳格な管理体製を導入し、帳簿の再検査によって問題点を発見。恩恵と威厳を巧みに使い分けながら、職員たちの誤りを正させ、業務効率の向上だけでなく、彼女たちの尊敬も勝ち取りました。
14話
第14話は、陸貞が試験に臨むにあたり、幾重もの困難に直面する様子を描いています。彼女は王尚儀と、もし首席になれなければ三等宮女に降格され、二度と昇進できないという賭けをしました。七宝瓔珞の製作に難航した陸貞は、代わりに青磁の観音浄瓶を作ることを決意し、李大胆の協力を得て見事な作品を焼き上げます。
しかし、王尚儀は陸貞が当初の予定通りの作品を提出していないことを理由に、彼女の受験資格を剝奪し、降格させようとします。窮地に陥った陸貞を救ったのは、司宝司の朱尔庭でした。彼は陸貞のために弁護し、同時に婁尚侍は陸貞を女官に昇進させることを提案します。
実は、皇帝は女官試験の成り行きをずっと見守っていました。最終的に、皇帝は陸貞の才能を認め、その成長を支援するため、異例にも彼女を八品女官に任命するだけでなく、さらに白磁の作品を五日間で作る機会を与えます。
13話
第十三話は、陸貞と高湛 の間の微妙な心の変化と、宮中の人々が二人の関係にどう思っているかを描いています。高湛 は陸貞に自分の気持ちを伝え、「陸貞」と名前で呼ばないでほしいと頼みます。陸貞は照れながら「阿展」と呼び方を変えます。楊姑姑は陸貞と沈碧の仲が悪くなるのを心配し、高湛 に嫁いで父の仇を討つよう勧めますが、陸貞は自分の力で復讐を果たすと決意しています。杜衡は陸貞に女官試験の勉強を教えながら、恋に気を取られないよう忠告します。皇帝は陸貞と高湛 の関係に気づき、二人を会わせることを冗談めかして約束します。陸貞が高湛 を待っている時、蕭貴妃に見つからないよう、高湛 はわざと陸貞に怒り、帯を投げ捨ててしまいます。このことで二人の間の誤解は深まります。婁青薔はこの一部始終を知り、陸貞のことを気にし始めます。翌日、昨夜の出来事が原因で、陸貞は女官試験を受け損ない、高湛 は深く後悔し、何とか誤解を解こうとします。
12話
第12話は、陸貞が宮中で直面する危機と転機を描いています。劉捕頭が陸貞の身分を見破り、彼女は窮地に立たされます。同時に、高湛 の陸貞への想いは深まり、様々な困難を解決する手助けをします。陸貞は女官試験に向けて懸命に準備を進めますが、沈碧の脅威と策略にも悩まされます。沈碧は海捕文書を使って陸貞の正体を暴こうとし、更には殺人罪で彼女を陥れようとします。しかし、危機一髪の時、陸貞は楊姑姑と丹娘の助けを得ます。そして驚くべきことに、高湛 は密かに陸貞のために官籍を偽造し、宮中での地位をより確かなものにします。
11話
第十一話では、陸貞が青鏡殿で巻き込まれた一連の出来事とその後の展開が描かれています。まず、陸貞の叔母が貴妃の命で宮女たちを集め、黄金と酒を振舞います。しかし、酒を飲んだ後、宮女たちは体調を崩し始めます。異変に気付いた陸貞は丹娘を救いますが、二人は部屋に閉じ込められ、火事に遭ってしまいます。長広王・高湛 は危険を顧みず陸貞を救い出し、自らも負傷しますが、その行動は皇帝の心を打ちます。
一方、皇太后と柳絮が太妃を陥れた陰謀、そして蕭貴妃が高湛 を気遣う様子が皇太後の displeasure を買っていることが明らかになります。陸貞は土の中から周太妃が残した証拠を見つけ、真相を知ると長広王に渡します。そして調査を進める中で、銅製の籠が実は古代の祭祀で使われた銅樽であることを突き止めます。
さらに、陸貞は偶然にも自分の家が二番目の妹を李守備の息子に嫁がせようとしていることを知ります。また、陸貞の容姿は捕手の目にまり、手配書に記されている人物に似ていると気付かれます。
10話
第10話は、陸貞と太妃の深い情愛、そして宮廷内の権力争いを軸に展開します。
体調が回復した太妃でしたが、死後、婁家が全てを掌握することを危惧し、自分の遺品を婁氏に残さず焼き払う決意をします。陸貞は自分が太妃に殉葬させられる可能性に恐怖を感じ、婁尚侍に助けを求めます。
太妃は自らの保身と陰謀の暴露のため、柳絮を使って長広王に情報を伝えます。そして、臨終の間際に全ての手筈を整え、皇帝に陸貞を一等掌事に取り立てるよう願い、同時に柳絮を自分の殉葬に指名します。
太妃が亡くなった後、陸貞は太妃の遺誌に従い、自ら殉葬することを願い出ます。しかし、最終的には太妃の遺言によって事態は一変します。陰謀が露見し、柳絮は気を失って倒れます。
9話
第九話は、宮廷内の権力闘争と複雑な人間関係を中心に展開します。
小環が太後の側近である玉翘を打ち殺したことにより、太后は激怒します。青薔は太后を慰めようとしますが、怒りは収まりません。
一方、高湛 は陸貞を密かに訪ねますが、柳絮が現れたため、慌ててその場を去ります。その際、高湛 は自分の披風を落としてしまいます。周太妃は陸貞を守るため、披風の出所を偽り、彼女を二等宮女に昇格させます。これが荷蕊の嫉妬を買い、柳絮と共謀して陸貞を陥れようと企みます。
周太妃の世話をする中で、陸貞は荷蕊と柳絮が太妃に毒を盛ろうとしていることに気づきます。しかし、他の宮女たちに累が及ぶことを恐れ、告発をためらいます。太妃の病状が悪化する中、荷蕊は巫医を使うことを提案し、陸貞の心臓の一部を薬の材料にしようとまで企てます。危機一髪、臘梅が荷蕊の蛮行を阻止し、彼女を罰します。
8話
第8話では、陸貞の宮中での苦労と、周囲の人々との関係性の変化が描かれています。玉翘は高湛 に荷包を贈り、陸貞の様子を探るよう頼まれます。一方、陸貞は貴妃によって青鏡殿に配属されますが、そこは実質的には冷宮でした。青鏡殿では、柳絮と何蕊から嫌がらせを受け、掃除を命じられるなど、厳しい仕打ちを受けます。しかし、陸貞はどんなにつらくても前向きな姿勢を崩さず、丹娘と友情を育みます。夜になると、陸貞は病気になり静心院に移されます。静心院の環境は劣悪でしたが、陸貞はそこで薬草の車前草を見つけ、自分で服用するだけでなく、他の病人にも分け与えます。その頃、高湛 は陸貞を探し回っていました。ついに、陸貞は静心院で杜衡と出会い、彼女の蔵書の整理を手伝うことで、青鏡殿に戻る約束を取り付けます。
7話
第七話では、陸貞が宮中で直面する試練とチャンスが描かれています。宮中法度を完璧に暗記したにも関わらず、王尚儀から罰を与えられてしまいます。一方、高湛 は玉佩を通じて陸貞が宮中にいることを知り、密かに彼女の消息を探ろうとします。
陸貞は楊姑姑に、入宮の目的は父のために仇を討つことであり、皇帝を喜ばせるためではないと打ち明けます。楊姑姑は陸貞の境遇に同情し、助言を与えます。
太皇太后の六十歳のお祝いのため、宮女たちはグループに分かれて寿礼の製作に取り掛かります。陸貞は百寿の錦の帳を繍うことを提案しますが、沈碧の妨害工作に遭ってしまいます。
陸貞は鮮卑文字の「寿」の字を書き写すため、危険を冒して夜中に仁寿宮を訪れますが、刺客と間違えられてしまいます。幸いにも皇帝に助けられ、「寿」の字を賜ります。
6話
第六話では、宮廷内の権力闘争と人間関係が描かれています。質素な姿で入宮した長広王は、宮女たちの噂の的となります。それと同時に、婁氏と高湛 の関係についての噂も宮中に広まります。長公主は高湛 に過去を忘れよと諭し、ある玉佩の重要性について触れます。
清韻閣での菊見の宴の最中、陳秋娘は血痕のついた靴のせいで謀仮を企てたのではないかと疑われ、最終的にその靴が原因で毒殺されてしまいます。陸貞は陳秋娘を助けようと自分の刺繍靴を彼女に贈りますが、それがきっかけで騒動に巻き込まれます。貴妃と麗嬪の対立も、靴の模様によってさらに激化します。
宴の後、皇帝は趙麗嬪の死に不満を抱き、高湛 は皇太子位を皇子に譲ると皇帝に約束し、自身の体調を隠すためにわざと緩やかな毒を服用します。陸貞は宮中で陳秋娘のために紙銭を燃やしているところを発見され、罰せられますが、楊姑姑が彼女のためにとりなします。そして最後に、高湛 は陸貞のことを密かに調べ始めます。
5話
第五話では、陸貞が宮廷で直面する様々な試練と挑戦が深く描かれています。彼女は厳しい礼儀作法の訓練や同僚からの悪意ある陥れだけでなく、高官たちの権力闘争に巻き込まれる危機にも対処しなければなりません。楊挽秋は全ての宮女に対し平等に接し、厳しい指導を行う中、陸貞は聡明さゆえに宋姑姑の目に留まります。しかし、その才能が王尚儀の嫉妬を買い、彼女は陸貞を一刻も早く宮廷から追い出そうと画策します。理不尽な仕打ちを受けても、陸貞は並外れた忍耐力と知恵を発揮し、殺人犯という濡れ衣を著せられた際にも冷静さを失いません。
さらに、この回では太后と長広王・高湛 の密議や、権力を巡る宮廷内の複雑な駆け引きも描かれ、登場人物それぞれの隠された目的と野心が明らかになっていきます。
4話
第四話では、高湛 と陸貞の仲が深まる一方で、彼らに迫る危機が描かれています。高湛 は怪我をしている間、陸貞と心を通わせ、互いの秘密や過去を語り合います。高湛 は大切な玉佩を陸貞に贈るほど、彼女への想いを深めていきます。
しかし、二人の穏やかな時間は、追っ手によって破られます。崖っぷちまで追い詰められた陸貞は、足を滑らせ崖下に転落してしまいます。幸いにも木に引っかかり一命を取り留めますが、意識を失ってしまいます。
一方、陸貞の失踪に対し、母と妹の陸珠の仮応は対照的です。母は陸貞の生死をあまり気にしていない様子です。
目を覚ました陸貞は、馬車で都に戻ります。そして、所持している玉佩を換金しようと考えますが、最終的には長公主からの信物を使って宮中に潜り込むことに成功します。王尚儀の嫌がらせを受けながらも、青薔の助けもあり、宮中に留まることが葉います。
3話
第三話では、陸貞が李家からの脱出に失敗し、陸夫人に無理やり婚礼衣装を著せられ嫁がされそうになる様子が描かれています。逃げる途中、乳母の助けを借り、瓦のかけらで縄を切って脱出に成功します。その後、陸貞は偶然にも高湛 と出会い、短い邂逅の後、再び逃亡を続けます。
生活のため、陸貞は宮女になろうと宮中に入ろうとしますが、戸籍がないことと偽の戸籍を使ったことから失敗に終わります。逃亡中、陸貞は傷を負った高湛 を助け、医者を探して治療を受けさせます。医者は高湛 の手の筋が切断され、剣を握ることが難しくなったと告げ、高湛 は絶望のあまり自害しようとしますが、陸貞の励ましによって再び立ち直ります。
最後は、陸貞が自ら高湛 の断裂した筋を縫合する手術を行い、彼の傷の手当てをしながら、追っ手の脅威にも立ち向かいます。
2話
第二話では、陸貞の家族内における立場と彼女が直面する試練が主に描かれています。陸家の仕入れを取り仕切る権限を握ったことで、夫人と陸珠から嫉妬の目を向けられる陸貞。特に、陸珠に大切にしていた首飾りを譲るのを拒んだことから、二人の確執は深まります。
そんな中、陸貞は高湛 が商人の姿で町に入るのを手助けし、彼女の知恵と優しさが垣間見えます。しかし、陸家に突如として不幸が訪れます。父の老陸が急死し、夫人はこの機に陸貞に濡れ衣を着せ、家産を乗っ取るために彼女を池に沈めて殺そうと企てます。
絶体絶命のその時、陸貞は遺言書によって真実を明らかにします。小環は罪を認め、自ら命を絶ち、危機は一時的に回避されます。しかし、趙安とその妹は陸貞を脅威とみなし、更なる行動を企てます。
陸貞は身の安全を守るため、家を出て李家の次男がいる守備府に助けを求めます。こうした一連の出来事は、複雑な人間関係だけでなく、陸貞の強さと機転を際立たせています。
1話
第一話では、南北朝時代、皇室内部の激しい権力闘争が描かれています。昭陽殿で皇帝が崩御した後、皇后は自らの地位を固めるため、鄭美人を処刑し、高演 を宮中に召し出し、即位の大典の準備を整えるなど、様々な策を講じます。しかし、即位の儀式で龍袍が突如炎上するという異変が起こり、儀式は中断を余儀なくされます。一方、長広王高湛 は帰京の途中に襲撃を受け、水死するという事件が発生し、事態はさらに混迷を深めます。最終的に高演 が即位し、蕭喚雲に鳳印を授けますが、彼女は高湛 の仇を討つことを誓います。それと同時に、陸家は即位式用の磁器の焼成に問題が生じ、窮地に立たされますが、陸貞が問題の原因を突き止め、危機を回避します。
全58話ネタバレ
キャスト、登場人物
![後宮の涙](/media/10566/star_842_7b79816b577f176fdd2f78aff12c1bbf.jpg)
陸貞(りくてい)
趙麗穎(チャオ・リーイン)
![後宮の涙](/media/10566/star_725_ecd3b6f75e114f718aa58834cd79acae.jpg)
高湛(こうたん)
陳曉(チェン・シャオ)
![後宮の涙](/media/10566/star_633_503ba5ff7a00b865aabf5a0b3ef64c34.jpg)
蕭喚雲 (しょうかんうん)
楊蓉(ヤン・ロン)
![後宮の涙](/media/10566/star_0_a7605f3ae48be4b06568933c6ad635bd.jpg)
高演(こうえん)
喬任梁(チャオ・レンリャン)