あらすじ
第22話は、王也が突然の決闘挑戦に直面する様子を描いています。彼は最初は逃れようとしますが、最終的には勇敢に立ち向かうことを決意し、持ち前の能力を駆使して目の前の脅威を退けます。
その後、彼は諸葛青と出会い、王也の変化と張楚嵐が風后奇門の秘密を探るのに適任かどうかについて話し合います。助けを得るため、張楚嵐はなんと一億もの条件を呑みます。当初はもっと低い金額を提示するつもりでしたが…。
一方、王也は金銭的な緊急事態を解決するため、巧みな方法で父親の援助を取り付けます。
それと同時に、馮宝宝と張楚嵐は黒幕を探し始めます。一連の調査を経て、ついに重要な手がかりを掴み、行動を開始します。しかし、行動の過程で妨害に遭います。誰かが彼らが階上に上がるのを阻止しようとしたり、王也がこっそり襲撃されたりと、事態はますます複雑に、そして緊迫したものになっていきます。
ネタバレ
王也は、目の前に現れた人物を見て、車から飛び出し、今にも決闘を始めそうな構えを見せた。張楚嵐は、王也が戦うつもりだと思ったが、予想に仮して王也は一目散に逃げ出した。護衛がいなくなった張楚嵐たちも慌てて逃げ出し、その後ろを執拗に追手が追いかける。王也も追っ手から逃げるため、全速力で走り、追手を振り切ったと思ったのも束の間、仮面をつけた追っ手が再び現れ、手合わせをしようと持ちかけてきた。
本気になった相手に、王也はもう逃げようとは思わなかった。相手の異能を見て、何かを察知した王也は、その時、諸葛青からの電話を受け、彼の代わりに目の前の三人を懲らしめることにした。問題を解決した後、王也は諸葛青と再会する。諸葛青は、王也の様子が以前の山にいた時とは違うことに気づいた。以前の王也はまるで泥のように覇気がなかったが、今は真剣な表情で、まるで別人のようだった。
二人が戻ると、再び張楚嵐と会い、彼こそ最適な人物だと考えた。皆の意図を察した張楚嵐は、少し慌てた様子を見せる。彼の様子を見た諸葛青は、風后奇門の秘密を探ることを提案した。彼は、張楚嵐がまさにそのために来たことを知っており、友誼を頼りに協力を求めたのだ。それを聞いた張楚嵐は承諾するが、同時に報酬の条件を提示する。すると、馮宝宝は何も考えずに「一億」と叫び、周囲を驚かせた。意外にも、王也はあっさりとそれに同意した。
その後、張楚嵐は馮宝宝を連れ出し、一億という金額について責めた。実は張楚嵐は一万を提示するつもりだったが、馮宝宝がとんでもない金額を言ってしまったのだ。しかし、張楚嵐は前言撤回するつもりはなく、引き続き任務に取り組むことにした。翌日、王也は庭で父親と一緒に山で習得した太極拳を練習していた。父親が休憩に入った時、王也は急な用でお金が必要だと告げた。最初は父親は同意しなかったが、王也は父親の弱点を知っており、山に戻ることを持ち出した。父親は仕方なく、息子の要求を受け入れた。
一方、馮宝宝と張楚嵐は一緒に広場にいるおばさんたちの集団の中で黒幕を探していたが、成果は得られず、車の周りでうろついていた。それから三日後、諸葛青は張楚嵐からの連絡がなく、任務が遂行できるのか疑い始めた。その後まもなく、張楚嵐は重要な手がかりを見つけ、すぐに王也に電話で知らせた。
張楚嵐は王也を呼び寄せ、自分の考えを詳しく説明し、馮宝宝の指示に従うように命じた。夜になり、数人はこっそりと鍵をこじ開けようとしたが、ドアには鍵がかかっていなかった。彼らは中に入り、中にいた全員を縛り上げた。再び夜になり、階段を上っていた時、誰かが異能を使って他の人を上がらせないようにしていることに気づいた。王也が追いかけると、暗闇に隠れている人物を発見した。王也がその人物を捕まえようとすると、相手は王也を突き落とした。
第22話の感想
『異人之下 アウトサイダーズ』第22話は、王也の意外な一面と、張楚嵐たちのコミカルなやり取りが印象的なエピソードでした。冒頭から、王也の戦闘態勢からの逃走劇という、彼の二面性を象徴するようなシーンで始まります。普段の飄々とした雰囲気とは裏腹に、追手から逃げる際の俊敏さや、相手の実力を見極めてからの冷静な判断は、王也の底知れぬ実力を改めて感じさせます。
特に、諸葛青との再会シーンは、王也の変化を明確に示していました。以前の「爛泥」のような状態から、真剣な表情を見せるようになった王也。一体何が彼を変えたのか、今後の展開が気になるところです。
一方、張楚嵐、馮宝宝のコンビは、今回も抜群のコミカルさを発揮しています。馮宝宝の一億発言には思わず笑ってしまいましたが、張楚嵐がそれを受け入れるあたり、二人の信頼関係の深さを感じます。また、広場舞大媽の中で黒幕を探すシーンや、鍵のかかっていないドアに侵入するシーンなど、コミカルな要素が散りばめられており、シリアスな展開の中にも笑いを提供してくれる、良いバランスでした。
つづく
