あらすじ
第24話は、呂良が呂家の祖先の屋敷にある洞窟に監禁され、八奇技の秘密を暴くために拷問を受けている場面から始まります。両腕を切断されるなど、想像を絶する苦痛を味わされながらも、呂良は小歓を殺害していないと主張し続け、数々の経験を経てきたが、妹のことだけは嘘をついていないと説明します。
一方、徐三は会社の経営難により一時休業を検討し、ある任務を張楚嵐と馮宝宝に任せようとします。張楚嵐は謎の女性から微信で連絡を受け、その後ストーカー被害に遭います。そして、全性が八奇技に関する資料を盗んだことを知り、困惑しながらも調査に乗り出します。陸老を訪ねた張楚嵐は、八奇技や無根生が全性の掌門になった経緯など、より詳しい情報を手に入れます。
最後に、張楚嵐と馮宝宝が呂家の屋敷に戻ると、呂老爺子たちの様子がどこかおかしいことに気づきます。そして、驚くべきことに、呂良こそが全性の新たな掌門であるという事実が明らかになります。
ネタバレ
呂家の屋敷では、呂良が洞窟に監禁され、拷問を受けていた。老人は張錫林と田晋中の死の際に託された八奇技の秘密を吐かせようとする。呂良の命と引き換えに秘密を明かすよう迫るが、呂良は妹の小欢を殺したのではないと改めて主張する。長年連れ添った老人は、呂良の性格を理解しているつもりで、たとえ殺したとしても故意ではないと決めつけている。
老人はなおも秘密を聞き出そうとし、呂家が守ってきた秘密を知っている呂良の両腕を斬り落とす。一方、徐三の会社はトラブルに見舞われ、3日間の休業を決断。眠る張楚嵐に今回の任務を馮宝宝と共に託す。
張楚嵐は謎の女性から微信の連絡を受け喜ぶが、すぐにストーカーまがいのメッセージに困惑する。徐三は全性派の捕虜の脳内に何も情報がないことを伝え、張楚嵐は呂良の異能を思い出す。調査に乗り出そうとする張楚嵐だが、徐三は早々に事件を片付け、休むように促す。
納得いかない張楚嵐は独自で調査を進め、二壮から全性派が八奇技に関する資料を盗んだことを聞き出す。二壮は全性派の目的は不明だが、新たな掌門が現れたことを知る。さらに情報を聞き出そうとする張楚嵐だが、二壮は忽然と姿を消す。八奇技の謎に迫りたい張楚嵐は、陸老に助けを求めることにする。
陸老と陸玲瓏のもとに張楚嵐から電話がかかってくる。張楚嵐の訪問に陸老は苛立ちを見せるが、張楚嵐は持ち前の愛嬌で機嫌を取りつつ、過去の出来事について尋ねる。張楚嵐は八奇技と、全性派の掌門となった無根生について知る。全性派が会社から資料を盗んだと聞き、陸老はかつて姿を消した無根生を思い出し、不審に思う。
話を終えた一行は鍋を囲む。張楚嵐は呂家の明魂術について尋ねるが、陸老は危険なことに首を突っ込むなと忠告する。呂家の屋敷に戻った張楚嵐と馮宝宝は、呂家の異変に気づく。そして、全性派の新掌門が、なんと呂良であることを知る。
第24話の感想
第24話は、衝撃の展開で幕を閉じました。呂良の両腕が斬り落とされる残酷なシーン、そして彼が全性派の新掌門であるという驚愕の事実は、視聴者に大きな衝撃を与えたことでしょう。
これまで、呂良は謎めいた人物として描かれてきました。妹の小欢の死の真相、そして彼自身の目的も不明瞭なままでした。しかし、今回のエピソードで、彼が抱える闇の深さが垣間見えました。拷問に耐えながらも、小欢殺害を否定する姿からは、彼の強い意誌と、どこか歪んだ愛情を感じます。
一方、張楚嵐は、持ち前の好奇心と行動力で、事件の真相に迫ろうとします。徐三の製止を振り切り、独自で調査を進める姿は、彼の成長を感じさせます。しかし、八奇技や全性派といった大きな謎に巻き込まれ、危険な状況に身を置いていることも事実です。今後の彼の動向がますます気になります。
つづく