あらすじ
第8話は、唯一の王者を決める熾烈なトーナメント戦を中心に展開します。圧倒的な実力を持つ馮宝宝は、対戦相手を瞬く間に製圧。王也、諸葛青、そして張霊玉らも、それぞれの得意技を駆使して勝利を収め、中でも張霊玉が王者の称号を手にしたことは、周囲の尊敬を集めました。
そんな中、主人公の張楚嵐が突如大会に姿を現し、祖父の霊に一族の栄光のために戦うことを誓います。そして、天候を操る能力で対戦相手を威圧。最後は知略を巡らせて勝利を掴みますが、その戦い方は観客の仮感を買ってしまいます。
試合後、張楚嵐は張霊玉から公然と拒絶され、困惑します。事情を知っている小道士から、張霊玉が自分が陽五雷の功法を修めていることを妬んでいるのだと聞かされます。落胆する張楚嵐を、馮宝宝が新たな任務へと導き、新たな冒険の始まりを予感させます。
ネタバレ
第8話、異人たちの熱い戦いが幕を開ける。百名の猛者が集結し、ただ一人の勝者を決める大会が開催された。張天師の合図と共に、熾烈な戦いが始まる。
馮宝宝は先陣を切り、寡黙に、しかし圧倒的な力で複数の男たちを瞬時に倒す。続く試合では、ある男が華麗な御物術で観客を魅瞭する。王也は鮮やかな体術で相手をノックアウトし、その実力は観戦していた諸葛青をも感嘆させた。張楚嵐も王也の実力に驚きを隠せない。そして諸葛青は、まるで相手の心を読むかのような戦術で勝利を収める。張霊玉は圧倒的な強さで次々と敵をなぎ倒し、優勝候補に名乗りを上げる。その姿は、まさに圧巻の一言。
いよいよ張楚嵐の出番。しかし対戦相手たちは、なかなか姿を現さない張楚嵐を臆病者だと決めつけ始める。その時、黒いマントを羽織った張楚嵐が突如現れ、亡き祖父への誓いを胸に、天候を操る驚異的な力を見せつける。相手は恐怖に慄き、疑心暗鬼に陥る。
最終決戦、張楚嵐は策を弄し、黒いマントを相手に被せ、隙をついて勝利をもぎ取る。しかしその行為は観客の仮感を買ってしまう。会場を後にする張楚嵐は非難の嵐に晒され、張霊玉に声をかけようとするも冷たく拒絶される。張霊玉は「小師叔」と呼ばれることを拒否し、周囲の人々は困惑する。
近くの道士たちから、張霊玉が嫉妬している理由を聞かされる張楚嵐。陽五雷を操る自分と、陰五雷を操る張霊玉。その違いが二人の間に溝を作っていた。失意の張楚嵐は酒に溺れる。そんな彼を馮宝宝が連れ出し、拘束された人々がいる場所へと向かう。新たな冒険の始まりを予感させる。
第8話 感想
異人之下 第8話は、まさに怒涛の展開でした。冒頭から繰り広げられる異能バトルは、それぞれの特徴が際立ち見応え抜群。馮宝宝の無表情ながらも圧倒的な強さ、王也の達人級の体術、諸葛青の知略を駆使した戦い、そして張霊玉の圧倒的な力…どの戦いも一瞬たりとも目が離せませんでした。
特に印象的だったのは、張楚嵐の登場シーン。黒いマントを纏い、天候を操る姿はまさに異能バトルの真骨頂。しかし、勝利への執念が強すぎるあまり、観客の仮感を買ってしまうという皮肉な結果に。彼の取った行動は、今後の展開にどう影響していくのか、非常に気になるところです。
つづく