あらすじ
第12話は、江海と林双が失踪した江喜を探し回る様子から始まります。二人はついに、小さな居酒屋で酒に溺れる江喜を見つけ出します。衛明にすっかり失望した江喜は、会社に残り、林双と手を組んで衛明に対抗することを決意します。
一方、江海はインターネットを使った起業に挑戦します。林双の支えもあり、初步的な計画は立てますが、求職活動は思うように進みません。
衛明は、鶴拉美粧の売上げ不振で顧客の李社長から激しい叱責を受けますが、新しいアシスタントの何明博の機転によって危機を脱します。
林双は、義理の両親の突然の訪問に慌てますが、江喜の助けを借りて何とか乗り切ります。しかし、林双は家庭内での信頼の問題にも直面します。衛明の母親がホテルの宿泊費の領収書を見つけ、林双に浮気の疑いを抱き、衛明は事実を隠蔽しようとします。
何明博は江喜に好意を伝えますが、拒絶されます。それでも彼は諦めずに江喜への想いを募らせます。
ネタバレ
江海は朝、妹の江喜がいないことに気づき、心配でたまらず、友人の林双に助けを求めた。二人は手分けして江喜を探し、最終的に小さな居酒屋で酔いつぶれている彼女を見つけた。江喜は衛明の本性を見抜いたことを林双に語り、後悔の念を吐露した。復讐を誓う江喜に対し、林双は冷静さを保つよう諭した。二人は互いの境遇に共感し、江喜は会社に残って衛明の失脚をこの目で見届けると決意した。
翌日、出社した江喜は同僚から冷たい視線を浴びせられる。米雪は江喜を裏切り者だと決めつけ、人事部に後任を探すよう指示する。しかし、江喜は毅然とした態度で出社し、米雪と対峙した。一方、江海はインターネットビジネスを始めることを決意し、林双は全面的に彼をサポートする。江海は事業計画書を作成し、林双は自身のノートを彼に託した。しかし、江海の就職活動は難航し、彼は落胆する。
衛明は江喜に退職を迫るが、江喜は彼の卑劣な本性を非難し、仮論する。鶴拉化粧品の売上低迷を受け、李社長は衛明に抗議し、美利堂製品の下架を要求する。米雪が弁明しようとするも、李社長に一蹴される。新入社員の何明博は李社長に水をこぼし、謝罪しながら彼をトイレに誘導する。衛明はこの行動を意図的なものだと見抜き、何明博を称賛する。
林双は授業中に義母から突然のランチの誘いを受ける。急遽、義両親が家に来ることになり、林双は江喜に助けを求める。江喜は衛明の両親にスーパーのギフトカードを渡し、出前を注文することで、林双の窮地を救った。林双は事なきを得、江喜に感謝する。
顧許は大学の同窓会に参加し、旧友たちと楽しい時間を過ごす。一方、衛明の母親はホテルの領収書を見つけ、林双を疑う。林双は家で勉強と義両親の対応に追われ、同窓会に参加できなかった。林双は顧許にメッセージで問題を質問し、顧許は丁寧に回答する。義両親は二人の会話を盗み聞きし、領収書を突きつけるが、衛明は自分が使ったものだと嘘をつく。林双は衛明に50万元の投資資金を要求し、衛明は承諾する。衛明の母親は息子の行動に不満を抱く。
何明博は江喜に好意を抱き、様々な口実で彼女に近づくが、江喜に見破られる。何明博は思い切って告白するが、江喜に拒絶される。米雪は何明博に江喜への想いを諦めるよう忠告するが、何明博は諦めきれず、自分と江喜は価た者同士だと感じていた。
第12話の感想
第12話は、それぞれのキャラクターの苦悩と決意が交錯する、見応えのあるエピソードでした。特に江喜の変わりようには驚かされます。これまで衛明に騙され、苦しい立場に立たされてきた彼女が、ついに仮撃の狼煙を上げたのです。林双との共闘関係はまだ始まったばかりですが、二人の協力が今後どのように衛明に影響を与えるのか、期待が高まります。
江海の新たな挑戦も注目すべき点です。インターネットビジネスという未知の領域に踏み出す彼の勇気と、林双の献身的なサポートは、困難な状況の中でも希望を感じさせます。しかし、就職活動の壁にぶつかり、落胆する江海の様子は、現実の厳しさを改めて突きつけられるようでした。
つづく