あらすじ
第13話は、江喜の退職を余儀なくされたこと、衛国強の金銭詐欺、そして林双の窮状を中心に展開します。米雪の策略によって衛明は江喜を辞めさせることになり、納得のいかない江喜は林双に助けを求めるも叶いませんでした。一方、衛国強は高利貸しの返済のため林双を騙し、その結果、林双の父親は心配のあまり病に倒れてしまいます。騙されたことに気づいた林双は自責の念に駆られ、両親の支えもあって衛明との離婚を決意します。
そんな中、新アシスタントの黄嘉儀が強引なやり方で会社に加入し、製品部の反感を買います。江喜もまた彼女の行動に嫌悪感を示します。そしてついに、債権者が衛国強の詐欺行為を暴露し、警察の介入によって真相が明らかになります。しかし、林双の離婚の決意は固く、衛明が謝罪しても彼女の心を変えることはできませんでした。弁護士に相談した後、林双は新たな人生へと力強く歩み始めるのでした。
ネタバレ
米雪は江喜のことが気に入らず、衛明に悪口を吹き込み、江喜は退職を迫られ、一週間での引き継ぎを命じられる。納得いかない江喜は林双に助けを求めるが、林双は義両親のことで身動きが取れず、後で返事をすると言う。
江喜は荷物をまとめて会社を去り、何明博のバイクに乗せてもらう。一方、林双の夫の父、衛国強が高利貸しで45万元の借金を抱えていることが発覚。株で大損した衛国強は林双に返済を頼み込むが、衛明には内緒にしてほしいと懇願する。
林双の両親が孫の小苹果に会いに来た際、借金取りに遭遇してしまう。両親を心配させたくない林双は、25万元の返済を約束。そのショックで父親は倒れ、入院することに。自責の念に駆られる林双に江喜から連絡が入り、病院へ駆けつける。
江喜は衛両親が芝居をしているのではと疑い、林双に借金返済をすべきでないと主張するが、林双は聞き入れず、江喜を追い返す。落ち込む江喜は弟の江海と共に酒を飲み、慰め合う。江海は失業した江喜に林双に助けを求めるよう勧めるが、江喜は拒否する。
衛国強は林双に感謝しつつも、引き続き衛明には秘密にするよう頼む。しかし、義母がまだ20万元の借金が残っていると話したことから、林双は嘘に気づき、江喜を誤解していたと悟る。一方、衛明は会社の倫理問題解決に奔走し、凌社長から全権を任される。
江喜の後任として黄嘉儀が就任。初日から高圧的な態度で社員に接し、仮感を買う。明博の調べで、彼女の父親が会社の大株主だと判明する。衛明は黄嘉儀の能力に疑問を持つが、彼女は自信満々に答える。
再び借金取りが現れるが、実は衛国強の親戚で、全ては林双から金を騙し取るための芝居だった。警察を呼んだ林双によって真相が明らかになり、衛両親は林双に返金する。林双は両親に離婚の意思を伝え、両親の理解と支援を得て、離婚を決意する。衛明は謝罪するが、林双の心は変わらない。
黄嘉儀の横暴な態度に江喜は仮論する。林双は弁護士に離婚相談をするが、弁護士は慰謝料請求のためにしばらく様子を見るよう助言するものの、林双の決意は固い。
第13話の感想
第13話は、林双にとって大きな転換期となるエピソードでした。これまで、良妻賢母として家族のために尽くしてきた彼女ですが、義父の借金騒動をきっかけに、夫・衛明一家が仕組んだ嘘に気づき、ついに離婚を決意します。
特に印象的なのは、林双が抱える苦悩と葛藤の描写です。夫の家族を信じたい気持ちと、目の前で起こる不可解な出来事との間で揺れ動く彼女の心情は、見ている側にも深く伝わってきました。そして、真実を知った時の彼女の怒りと悲しみは、これまでの我慢が限界に達したことを物語っています。
一方、江喜もまた苦境に立たされています。理不尽な理由で会社を辞めさせられ、失意のどん底に。そんな彼女を支えるのは、弟の江海と、皮肉にもかつて対立していた林双です。二人の関係性の変化にも注目したいところです。