あらすじ
第21話は、林双の仕事での成功と、衛明との夫婦関係の悪化を中心に描かれています。林双は持ち前の実力で最初のプロジェクトを成功させ、同僚からの信頼を得て、OP-1チームのリーダーに昇進します。一方、衛明が海外に不動産投資をしている秘密を発見し、真相を探ろうとします。同窓会で、林双は衛明と黄嘉儀の関係を公然と問い詰め、一連の衝突がエスカレートし、ついに衛明は離婚を決意します。小苹果は衛明が誕生日に一緒にいてくれなかったことで悲しみ、転倒して入院。これが二人の関係に決定的な亀裂を生じさせます。衛明の離婚への強い意志と、財産および子供の親権をめぐる争いに対し、林双も徹底的に戦う覚悟を決めます。また、江喜と何明博の仲は進展しますが、二人のデートは思うようにいきません。
ネタバレ
磐石会社での初プロジェクトを大成功に収めた林双。同僚たちは彼女の能力に驚き、江喜も祝福と共に自身の家庭環境や苦労を打ち明けた。意外にも、何明博は怯むことなく、自身の経験から江喜を理解し支えると約束。二人は共にこの街で頑張ろうと決意し、ついに江喜は交際を承諾。何明博は大喜びだ。
一方、林双は優秀な成績でOP-1チームのリーダーに抜擢。朱暁晴からもお祝いの言葉を受けた。林双は顧許のおかげだと考えたが、彼は彼女の努力の結果だと認め、同窓会への参加を勧めた。また、小苹果も努力の末、アイスホッケーチームの正式メンバーとなり、林双は一緒にお祝いをすることに。小苹果の誕生日が近づき、両親と過ごしたいと願うが、衛明は仕事で断ってしまう。
林双は衛明が海外に不動産投資をしていることを知り、自ら仲介会社へ調査に向かう。しかし、会社は分かりにくい場所にあり、子連れで働く若い女性が一人いるだけ。社長は顧客の情報には一切口を閉ざし、林双は仕方なく女性社員の退社を待ち伏せするも、情報は得られなかった。
衛明は同窓会に参加予定で、黄嘉儀は林双と会うことを心配していたが、林双は招待されていないと知り安心する。ところが、顧許が林双を同窓会に連れてきて、呉教授らに紹介。呉教授は林双がかつて首席だったことを覚えており、衛明のせいで成績が下がったことも知っていた。黄嘉儀は林双の存在を知り、慌てて衛明を連れ出す。動揺した黄嘉儀は階段で足を捻挫し、衛明は彼女を病院へ連れて行く。
帰宅後、衛明は黄嘉儀を慰めるが、彼女はすぐに林双と離婚し、指輪を買って関係を公表するよう迫る。一方、小苹果は衛明が誕生日を一緒に過ごせないことを知り、深く悲しむ。衛明は黄嘉儀と指輪を選んでいる最中に仲介会社から入金完瞭の連絡を受け、興奮を隠せない。
小苹果は衛明を探している最中に転倒し、祖父に連れられて病院へ。病院に到著した衛明は状況も聞かず林双を責め、離婚を切り出す。駆けつけた義母も衛明を説得するが、彼の決意は固い。帰宅後、衛明は離婚届を突きつけ、林双は財産、不動産の分割と小苹果の親権を求める。衛明は拒否し、一流の弁護士を雇っていると脅す。
林双は江喜に離婚の話を伝え、江喜も何明博との交際の進展を報告する。何明博と江喜は初めてのデートで人気店へ。江喜はハイヒールで疲れていたが、何明博は並んで待つことに。それぞれが困難に直面する中、互いに支え合う二人の姿が描かれる。このエピソードは、仕事での成功と挑戦だけでなく、登場人物たちの複雑な感情の葛藤も深く掘り下げている。
第21話の感想
第21話は、林双と衛明の関係が決定的に壊れていく様子が描かれ、見ていて辛い展開でした。仕事で成功を収め、自信に満ち溢れている林双とは対照的に、衛明は黄嘉儀との関係に囚われ、身勝手な行動を繰り返します。小苹果の誕生日を仕事で断り、病院に駆けつけた際も林双を責め立てる姿は、父親としての責任を全く感じさせません。
特に印象的だったのは、林双が冷静に離婚条件を提示するシーンです。衛明の心無い言葉にも動じず、毅然とした態度で小苹果の親権と財産分与を求める姿は、これまでの苦悩を乗り越え、真の強さを手に入れたことを感じさせました。
一方、江喜と何明博の初デートは、二人の関係が順調に進展していることを示し、物語に一筋の光を与えています。何明博は江喜の境遇を理解し、支えようとする誠実な姿が好印象です。林双と江喜、対照的な二人の女性の未来がどうなっていくのか、今後の展開が非常に気になります。
衛明の身勝手さは、黄嘉儀の不安定な精神状態をさらに悪化させているようにも見えます。黄嘉儀の足首の怪我は、二人の関係の危うさを象徴しているかのようです。
つづく
