あらすじ
第7話では、江喜と林双が手を組み、衛明に対抗する計画が徐々に動き出します。江喜は計画通り衛明を美術展に誘い、林双にも知らせます。林双は衛明が江喜にキスをするのを目撃すると、怒りを装って江喜を平手打ちし、これを口実に衛明に近づき、彼の不適切な行動を暴き、隠匿された財産の手がかりを探ろうとします。
一方、衛明は江喜を避け始めますが、江喜は花を贈るなどして衛明の嫉妬心を煽ろうとします。二人の関係はより複雑になっていきます。
また、江喜は兄の江海の仕事探しを手伝います。面接で元恋人に侮辱されるも、林双の励ましに温かさを感じます。
家庭では、林双は義父の骨折で顧許と病院で顔を合わせます。この出来事は、彼女が家族への関心が欠けていることを浮き彫りにします。
ネタバレ
衛明は江喜と密会のアポを取り付け、週末のアート展デートの約束もこぎつけた。オフィスでキスを交わす二人。しかし、江喜は林双にアート展の情報を流していた。実は二人は共謀し、衛明に復讐することを企てていたのだ。江喜は林双に成功報酬として4万元を要求し、林双は快諾する。
アート展で、林双は衛明と江喜のキスを目撃し、江喜を平手打ち。衛明は林双に江喜から誘惑されたと弁明し、チャンスを乞う。林双は娘の小苹果のアイスホッケーチーム入会を口実にその場を離れ、衛明から入会費と10万元を受け取る。弁護士の助言に従い、衛明の隠匿財産を探るためだ。
林双は両親の家で小苹果を迎えに行くが、母親は衛明の姿を見ないことから夫婦の不仲を疑う。林双は否定するも、母親は信じない様子。一方、江喜は荒れた自宅に帰宅し、江海に腹を立てる。衛明は江喜に3日間の休暇を指示。停電も重なり、江喜の苛立ちは募る。林双は江喜にアイスホッケー場で報酬の一部を渡す。
それ以降、衛明は江喜を避け、電話にも出ない。代わりに秘書の米雪を通して仕事上の連絡をするようになる。毎日、江喜の元に大量の花束が届き、同僚たちは富豪の恋人だと噂する。方社長との会食を江喜が断ると、衛明は後をつけ、彼女が男性の高級車に乗り込む姿を目撃し、嫉妬に駆られる。やけ酒をあおり、代行を頼んだ衛明を、江喜が自ら運転して送り届ける。衛明は自分が嫉妬させられていたことに気づき、江喜もそれを認める。
江喜は江海に代わり履歴書を送り、面接の連絡が来る。渋々面接に向かった江海は、元恋人である許萌と遭遇。彼女から冷たくあしらわれ、警備員の仕事を紹介される始末。その様子を見ていた林双は、江海を励ます。
小苹果は祖父とビデオ通話をしたがるが、繋がらないため祖母と話すことに。祖母は骨折した祖父の入院を隠していた。衛明から両親が江洲に来たと連絡を受けた林双は、病院で義両親と会う。姑に言われるがまま、会計や薬の受け取りをしていた林双は、偶然顧許と遭遇。彼から父親の骨折を聞かされ、初めて事実に気づく。
第7話の感想
第7話では、林双と江喜の共謀による復讐劇が本格的に始動し、見ていてスカッとする展開でした。特に、江喜が衛明を嫉妬させるために仕組んだ一連の行動は、小悪魔的な魅力たっぷりで、彼女のしたたかさを改めて感じさせられました。高級車に乗る男性との演出や、花束攻勢など、計算し尽くされた行動で衛明を翻弄する姿は、まさに「華麗なる復讐」の始まりといったところでしょうか。
一方で、林双は冷静に復讐を進めていく一方で、父親の骨折という予期せぬ出来事に直面します。衛明の両親の来訪、姑からの嫌がらせ、そして顧許との偶然の再会など、様々な出来事が重なり、彼女の心労は計り知れません。復讐に燃える江喜とは対照的に、林双の抱える苦悩が浮き彫りになっている点も、このドラマの魅力の一つと言えるでしょう。
また、江海と元恋人許萌の再会シーンも印象的でした。許萌の冷酷な態度とは裏腹に、林双は江海を励まし、優しく寄り添う姿が描かれています。二人の関係性の変化にも今後注目していきたいところです。
つづく