胥清清は徐引を見つけ、罰を与えようとしたその時、顧盛寒が現れた。胥清清は自分が本物の胥清清だと主張し、顧盛寒が最初から人違いをしていたと告げる。全てを元に戻そうとする胥清清は、徐引の首に縄を巻きつけた。顧盛寒は徐引を守るため胥清清を止めたが、徐引はその真意に気づかず、顧盛寒の言葉に絶望する。
夜、胥清清は顧盛寒の令牌の場所を探ろうと企むが、顧盛寒は一緒に寝ようとしない。胥清清は顧盛寒の弱点が徐引だと気づき、徐引が自分の物を盗んだと偽り、城の法廷へ訴え出ようとする。すると、顧盛寒が現れた。
顧盛寒は徐引を胥清清から守るため、わざと徐引に平手打ちを食らわせ、彼女を連れて行った。二人が去った後、徐引は酒を飲んでいる顧盛寒を見つけ、何が起きても一緒にいると伝える。さらに、虎符を使って顧盛寒を助けると申し出る。しかし、顧盛寒は徐引を巻き込みたくない一心で、冷たく振る舞い、好きになったことなどないと告げる。一方、胥清清は顧盛寒が本当に徐引を大切に思っているのか探ろうとしていた。彼の弱点を掴めれば、令牌の場所も分かるはずだと考えたのだ。
夜、胥清清はわざと顧盛寒に親密な態度を見せる。実は、隠れて見ている徐引に顧盛寒への想いを諦めさせようとしていたのだ。しかし、顧盛寒は徐引が箪笥の中に隠れていることに気づいていた。
第16話の感想
第16話では、顧盛寒の徐引への深い愛情と、胥清清の執念深さが際立つ展開となりました。顧盛寒は、愛する徐引を守るため、冷たく突き放すという辛い選択を迫られます。徐引への仕打ちを見れば見るほど、彼の心中の苦悩が伝わってきて、胸が締め付けられるようでした。特に、平手打ちのシーンは衝撃的でした。愛する女性に手を上げるという行為は、どれほどの葛藤があったのかを物語っています。徐引を巻き込みたくない、守りたいという強い思いが、彼の行動の根底にあることが痛いほど伝わってきました。
つづく