第11話

花霓ホア・ニ百花殺ひゃっかさつのメンバーとついに会うことができたが、李牧陽リー・ムヤンに騙されていたことを知り、怒りと失望を感じる。一方、容玉ロン・ユーは勇気を出して李牧陽リー・ムヤンに告白するが、あっさり振られてしまう。悲しみに暮れる容玉ロン・ユーだったが、更なる危機が迫っていた。突然現れた黒装束の男たちとの乱闘の中、容玉ロン・ユー李牧陽リー・ムヤンを庇おうとして、杜莫謙ドゥー・モチエンを誤って刺してしまう。

容玉ロン・ユーは深く後悔し、翌日杜莫謙ドゥー・モチエンに謝罪に行くが、冷たくあしらわれてしまう。

第12話

(第11話と同じ内容のため省略)

第13話

花霓ホア・ニの調査が終わった後、青見チン・ジェン公子は感謝の印として彼女に美しい玉佩を贈る。しかし、その様子を屏風の後ろから見ていた謎の男は、青見チン・ジェンにその玉佩が花霓ホア・ニに災いをもたらすかもしれないと忠告する。それを偶然知った李牧陽リー・ムヤンは嫉妬し、花霓ホア・ニから玉佩を取り上げて自分で保管することにする。

そんな中、孔雀くじゃく城では子供たちが次々と失踪する事件が発生。城主の容易ロン・イー花霓ホア・ニに事件の調査を命じる。しかし、阮九術ラン・ジウシューは様々な理由をつけて花霓ホア・ニに忠告し、この事件の裏には大きな秘密が隠されていることを示唆する。花霓ホア・ニは真相を突き止める決意をする。

調査の途中、花霓ホア・ニ李牧陽リー・ムヤンは失踪した子供の一人、申桐シェン・トンを偶然助け出す。二人は申桐シェン・トンを囮にして、黒幕をおびき出す計画を立てるが…。

第14話

天香テイエンシアン楼で、一同はわざと派手に行動し、黒幕をおびき出そうとする。計画は成功したかに見えたが、突然現れた莱妹ライ・メイ阿強アー・チアンのせいで、黒幕は逃げてしまう。

李牧陽リー・ムヤンは子供の頃の悪夢に悩まされており、夜になると恐怖に襲われる。花霓ホア・ニは彼の不安に気づき、優しく寄り添う。李牧陽リー・ムヤンは次第に落ち著きを取り戻し、花霓ホア・ニへの信頼を深めていく。

一同は黒幕の正体を暴くため、新たな計画を立てる。花霓ホア・ニ申桐シェン・トンをわざと捕らえさせ、黒幕をおびき出す作戦だ。計画通り、花霓ホア・ニ申桐シェン・トンは敵のアジトに連れて行かれ、そこで驚くべき真実を知る。黒幕はなんと孔雀くじゃく教だったのだ。

第15話

孔雀くじゃく教が生贄の儀式を行おうとするのを、花霓ホア・ニは止めることができない。その時、申桐シェン・トン花霓ホア・ニの代わりに自分が儀式を完瞭させると申し出る。一方、容玉ロン・ユーは城主の容易ロン・イーに真実を伝えるが、容易ロン・イーは意外にも冷淡な仮応を見せる。

百花殺ひゃっかさつ花霓ホア・ニの危機を知り、救出に向かおうとする。しかしその時、花霓ホア・ニは謎の人物によってあっという間に連れ去られてしまう。謎の人物は、孔雀くじゃく教に生贄の儀式を止めるよう脅迫する。しかし、阮九術ラン・ジウシューは動じず、儀式を続行しようとする。

一方、李牧陽リー・ムヤン阿強アー・チアンは、蒼渠花の助けを借りて、花霓ホア・ニが囚われている場所への手がかりを見つける。二人は花霓ホア・ニを救うため、手がかりを追って出発する。

第11-15話の感想

「ふしぎの国の聖使」第11-15話は、怒涛の展開と新たな謎が深まるエピソードでした。李牧陽リー・ムヤンへの信頼を失った花霓ホア・ニの葛藤、報われない恋に苦しむ容玉ロン・ユー、そして子供たちの失踪事件と、物語は多層的に進行します。

特に印象的だったのは、孔雀くじゃく教の登場と、それに立ち向かう花霓ホア・ニたちの姿です。申桐シェン・トンの勇気ある行動や、明かされる真実にハラハラさせられました。また、李牧陽リー・ムヤンの過去のトラウマや、花霓ホア・ニとの関係性の変化も見逃せません。

謎の人物や阮九術ラン・ジウシューの思惑など、未だ多くの謎が残されており、今後の展開から目が離せません。全体的にシリアスな展開が増え、キャラクターたちの成長と絆が試される、見応えのあるエピソードだったと言えるでしょう。

つづく